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奈良の名物おすすめ14選|郷土料理・スイーツ・ご当地グルメを厳選紹介

奈良観光の楽しみは古寺巡りや鹿との触れ合いだけでなく、長い歴史に育まれてきた郷土料理や名物グルメも欠かせません。柿の葉寿司や茶粥といった奈良時代から続く伝統食から、最新のかき氷スイーツや大仏プリンといった現代のご当地グルメまで、選択肢は驚くほど豊富。

本記事では、奈良の名物を「郷土料理(食事系)」「郷土料理(甘味・スイーツ)」「奈良発祥の食べ物」「食材」「ご当地グルメ」の5カテゴリに分けて14名物を厳選し、代表的な店舗情報とともに紹介します。現地で味わうのも、お土産にして家でゆっくり楽しむのも自由自在。営業時間や料金もまとめているので、奈良観光のグルメプランの参考にしてください。

目次

奈良の名物:郷土料理(食事系)9選

古都奈良で育まれてきた郷土料理は、長い歴史と山深い地形が生み出した独特の食文化を伝えるもの。柿の葉寿司・茶粥・飛鳥鍋・奈良のっぺ・柿なますは、家庭でも食事処でも今に受け継がれる郷土の味です。ここでは、食事系の郷土料理と代表的な名店をまとめて紹介します。

  • 柿の葉寿司(柿の葉で包んだ押し寿司・奈良を代表する郷土料理)
    • 【柿の葉寿司】醍予(だいよ)(吉野山・創業100年超の老舗、参道沿い)
    • 【柿の葉寿司】やっこ(吉野山・店内で焼き魚定食も提供する名店)
    • 【柿の葉寿司】たなか なら本店(近鉄奈良駅徒歩1分・全国区の人気店、柿の葉茶屋併設)
  • 茶粥(ほうじ茶でご飯を炊く奈良独特の郷土料理・東大寺修二会の伝統食)
    • 【茶粥】茶房 暖暖(のんのん)(ならまちの老舗和食処・本格的な茶粥御膳)
  • 飛鳥鍋(鶏肉と野菜を牛乳と鶏ガラ出汁で煮込む明日香村の郷土鍋)
  • 奈良のっぺ(厚揚げ・里芋・椎茸を煮込んだとろみ煮、秋〜冬の郷土料理)
  • 柿なます(紅白なますに干し柿を加えた華やかな酢の物・正月料理の定番)

柿の葉寿司

画像引用元:写真AC

防腐効果のある柿の葉で押し寿司を包んだ、奈良県を代表する郷土料理。山深い奈良では海産物の保存に苦労した歴史があり、塩漬けの鯖を薄切りにして寿司飯にのせ、柿の葉で包んで発酵させる知恵から生まれました。

1日目はサバの塩気と寿司飯のさっぱりした相性、2日目以降は柿の葉の香りが寿司飯に移って旨味が深まる、と時間とともに変化する味わいが特徴です。片手で食べられる手軽さから、行楽弁当やお土産として全国的に人気。秋には紅葉柄の柿の葉を使った特別バージョンも登場します。

近年は新感覚のフレーバーとして、サーモン・エビ・たい・椎茸など具材のバリエーションも増加中。冷蔵で2〜3日保存できるため、観光最終日のお土産にも最適です。柿の葉寿司の名店は近鉄奈良駅・JR奈良駅の構内売店、近鉄百貨店奈良店、奈良空港周辺のお土産コーナーで気軽に購入できます。

ここでは、柿の葉寿司をテイクアウトとイートインができる店舗を3件詳しく解説します。

  • 柿の葉ずし 醍予(だいよ)(吉野郡)
  • 柿の葉寿司 やっこ(吉野郡)
  • 柿の葉すし本舗 たなか(奈良市など)

【柿の葉寿司】醍予(だいよ)

画像引用元:柿の葉ずし 醍予ホームページ

吉野山にある創業100年超の老舗柿の葉寿司店で、桜の名所・吉野山の参道沿いに店舗を構えます。鯖寿司は塩加減が絶妙で、米の甘みと柿の葉の香りが時間の経過とともに調和していく伝統の味。

サバ7個入り1,100円というリーズナブルな価格設定で、吉野山参拝のお弁当として愛されてきました。売り切れ次第終了のため、午前中の早い時間帯に訪れるのがおすすめ。近鉄吉野駅から徒歩約5分の好立地です。

桜のシーズンは行列必至のため、開店直後の8:30〜10:00頃が比較的スムーズに購入できる狙い目。包装は1個ずつ柿の葉で個包装されているため、お土産配布にも便利です。店頭では他にも吉野山の特産品(吉野葛・草餅など)も販売しており、まとめ買いができます。

店舗名柿の葉ずし 醍予
住所奈良県吉野郡吉野町吉野山937-3
営業時間8:30〜17:00(売切次第終了)
料金サバ7個 1,100円
定休日不定休
電話番号0746-32-1177
公式HPhttps://www.daiyo-yoshino.com/

【柿の葉寿司】やっこ

画像引用元:柿の葉寿司 やっこホームページ

同じく吉野山にある柿の葉寿司の名店で、店内で焼き魚・うどんなどの定食メニューも楽しめます。店頭で実演販売されているため、できたてのフレッシュな柿の葉寿司を持ち帰ることができるのが嬉しいポイント。

桜のハイシーズン4月と紅葉の11月は無休で営業しているため、観光ピーク時にも確実に立ち寄れます。古民家風の店舗で、柿の葉寿司を作る職人の手元を見学しながら待つ時間も特別な体験です。

1階が販売・実演スペース、2階が食事処という二段構えで、立ち寄りやすい構造です。桜・紅葉シーズンは混雑するため、訪問は午前11時前か午後3時以降がおすすめです。

店舗名柿の葉寿司 やっこ
住所奈良県吉野郡吉野町吉野山543
営業時間9:00〜17:00
料金サバ7個 1,100円
定休日毎週水曜日(4月・11月は無休)
電話番号0746-32-3117
公式HPhttp://www.yakko-yoshinoyama.com/

【柿の葉寿司】たなか なら本店

画像引用元:柿の葉すし本舗 たなかホームページ

全国で柿の葉寿司といえば「たなか」というほど知名度の高い人気店で、近鉄奈良駅から徒歩1分の本店は観光客にも便利な立地。併設の「柿の葉茶屋」では、柿の葉寿司を中心とした昼食セットを店内で味わえます。

鯖・鮭・鯛・海老の4種詰め合わせが定番人気で、柿の葉寿司初心者にもおすすめ。全国の主要百貨店や駅構内売店でも取り扱いがあり、お土産として確実に喜ばれる一品です。

茶屋では奈良の郷土料理とのセットメニューも提供されており、観光初日のランチに最適です。詰め合わせは家族や友人とシェアしやすく、手土産としても喜ばれます。

店舗名柿の葉すし本舗 たなか なら本店
住所奈良県奈良市東向中町5-2
営業時間販売 9:00〜19:00/柿の葉茶屋 11:00〜16:00
料金柿の葉すし7個入り 1,274円
定休日なし
電話番号0742-81-3651
公式HPhttps://www.kakinohasushi.co.jp/

茶粥

画像引用元:写真AC

水の代わりにほうじ茶でご飯を炊く、奈良独特の郷土料理。東大寺二月堂の修二会(お水取り)の僧侶の食事として古くから伝わってきた歴史があり、現代でも奈良の家庭の朝食として親しまれています。

ほうじ茶のさっぱりした風味と香ばしさがご飯に染み込み、上品で優しい味わい。白米よりも消化が良いため、胃に優しい朝食として重宝されます。梅干しや漬物、奈良漬けと合わせるのが定番の食べ方です。

ほうじ茶の代わりに番茶や玄米茶で炊くアレンジも家庭ごとに伝わっており、奈良市内の郷土料理店では、店ごとの茶粥の個性を食べ比べられる楽しみがあります。冷えやすい冬の朝にも、消化のよい食事として地元の人に愛されてきました。観光客には朝食でいただくのがおすすめのスタイルです。

ここでは、本格的な茶粥御膳を味わえる、ならまちの老舗和食処を紹介します。

【茶粥】茶房 暖暖(のんのん)

画像引用元:有限会社クレエケイズインクホームページ

ならまちにある老舗の和食処で、本格的な茶粥御膳が楽しめます。地元の漬物・小鉢・煮物など季節の小皿と組み合わせた御膳は、奈良の食文化をしっかり堪能できる構成。

店内は古民家を改装した落ち着いた雰囲気で、観光途中の昼食にぴったり。近鉄奈良駅から徒歩約12分。ならまち散策と組み合わせて訪ねるのがおすすめのコースです。

店内は10席ほどの小ぢんまりとした空間で、観光客で混雑する前に席を確保できる午前11時の開店直後がベストタイミング。茶粥御膳の他に、季節の和菓子や葛きりなどの甘味も用意されており、観光途中の小休止スポットとしても重宝されます。

店舗名茶房 暖暖(のんのん)
住所奈良県奈良市西新屋町43
営業時間平日 11:30〜14:00/土日祝 11:00〜14:30
料金茶粥御膳1,650円
定休日月曜日(祝日は営業)
電話番号0742-24-9081
公式HPhttp://www.creerks.com/

飛鳥鍋

画像引用元:写真AC

鶏肉と季節野菜を、牛乳と鶏ガラ出汁で煮込む奈良の郷土鍋料理。1300年以上前、唐から伝わった「酥(そ)」という乳製品を使った料理が起源と言われ、明日香村を中心に親しまれてきました。

牛乳のコクと出汁の旨味が調和した優しい味わいで、牛乳が苦手な人でも美味しく食べられるのが特徴。鶏肉のだしと野菜の甘みが牛乳に溶け込んだ、滋味深い郷土の味です。

明日香村内の郷土料理店「はり新」「めんどや」などで味わうことができ、観光と組み合わせやすいエリアにあります。鍋は2人前から注文可能な店が多く、カップルや夫婦の旅行にもぴったり。最後にうどんやご飯を入れて雑炊にすると、牛乳のコクと出汁の旨味が完全に溶け込んだ絶品の締めくくりになります。

名物名飛鳥鍋(あすかなべ)
分類郷土料理(鍋料理)
主な具材鶏肉・白菜・人参・ねぎなど
特徴牛乳と出汁で煮込む
発祥地奈良県明日香村
食事処明日香村・橿原市の和食店
主な提供店はり新:https://harishin.foodre.jp/#menu  めんどや:https://asukamura.com/gourmet/588/

奈良のっぺ

画像引用元:農林水産省Webサイト

厚揚げ、里芋、干し椎茸、人参などを甘辛く煮込み、片栗粉でとろみをつけた奈良の郷土煮物。「のっぺい汁」という名でも知られ、秋〜冬の食卓に欠かせない料理として古くから親しまれてきました。

出汁を含んだ食材一つひとつの優しい味わいと、片栗粉のとろみが体を温めてくれる、シンプルながら奥深い一品。白米とよく合い、たっぷりの野菜を一度に摂れる栄養バランスの良さも魅力です。農林水産省の郷土料理百選にも選定されています。

奈良市内の郷土料理店や、家庭料理レストランで提供されることがあり、観光途中のランチでも味わえます。レシピ本やレシピサイトに掲載されている家庭版もシンプルな材料で再現可能なので、観光から帰って家庭で奈良の味を楽しむ食文化体験としてもおすすめです。

名物名奈良のっぺ
分類郷土料理(煮物)
主な具材厚揚げ・里芋・干し椎茸・人参
特徴煮汁にとろみあり
シーズン秋〜冬の家庭料理
公式HPhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/

柿なます

画像引用元:農林水産省Webサイト

大根と人参の紅白なますに、奈良の名産・干し柿を加えた華やかな酢の物。干し柿の自然な甘みが酢のさっぱりとした酸味と絶妙に調和し、家庭の正月料理として奈良で長く親しまれてきました。

ビタミン豊富で食物繊維もたっぷり摂れる健康的な一品で、油っこい料理の箸休めとしても重宝されます。奈良県は柿の生産量が全国2位で、干し柿は秋〜冬の代表的な家庭の味として今も親しまれています。

奈良県内の和食店や、おばんざい料理店で旬の時期(10〜2月)に提供されることが多い一品。家庭でも干し柿・大根・人参・酢があれば簡単に作れるため、奈良観光のお土産に干し柿を購入して帰り、自宅で柿なますを再現するのも楽しみ方の一つです。

名物名柿なます
分類郷土料理(酢の物)
主な具材大根・人参・干し柿
特徴甘みと酸味の調和
シーズン正月料理・秋
レシピサイト白ごはん.com:
https://www.sirogohan.com/recipe/kakinamasu/

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奈良の名物:郷土料理(甘味・スイーツ)4選

奈良時代から続く氷室文化に由来するかき氷や、田植えの終わりを祝う半夏生餅など、奈良の甘味文化は歴史と季節の風物詩が織り交ざった独特の魅力があります。ここでは、伝統と進化を感じられる名物甘味スポットを4つご紹介します。

  • かき氷(氷室神社の献氷文化が背景・奈良市内にエスプーマ仕立ての進化型店が多数)
  • 【かき氷】ほうせき箱(近鉄奈良駅徒歩5分・もちいどのセンター街、奈良かき氷ブームの火付け役)
  • 【かき氷】みやけ 旧鴻池邸表屋(明治期豪商邸宅を移築した和カフェ・季節のかき氷とパフェ)
  • 総本家 さなぶりや(半夏生餅・さなぶり餅)(奈良伝統の小麦餅専門店・田植え終わりの風習)

かき氷

画像引用元:写真AC

奈良は氷の聖地として知られ、夏に氷室神社で行われる「かき氷献氷」では純氷のかき氷をお供えする独特の風習があります。近年は奈良市内に進化型のかき氷専門店が次々と生まれ、エスプーマ仕立てや季節フルーツを大胆に乗せたアートのような一杯が話題に。

ふんわり削った氷に天然シロップを合わせる本格派から、SNS映えするカラフルなトッピング系まで、店ごとの個性が楽しめます。夏の奈良観光では、寺社巡りの途中にかき氷店を訪ねる「かき氷部」というスタイルも定着しています。

奈良市内には20軒以上のかき氷専門店があり、夏には毎年「奈良かき氷ガイド」が発行されるほど。氷室神社の「献氷会」は7月〜9月の毎週末に開催され、全国の人気店が日替わりで参加します。

ここでは、奈良のかき氷文化を代表する人気店を2件詳しく紹介します。

  • ほうせき箱(奈良市・もちいどのセンター街)
  • みやけ 旧鴻池邸表屋(奈良市・学園前)

【かき氷】ほうせき箱

画像引用元:ほうせき箱

近鉄奈良駅から徒歩約5分、もちいどのセンター街にある奈良かき氷ブームの火付け役。ふわふわの氷に自家製シロップ、季節のフルーツ、エスプーマをふんだんにあしらった芸術的な一杯が連日話題で、SNSで予約待ちが発生するほどの人気店。

メニューは季節ごとに変わり、いちご・桃・ぶどう・栗など旬のフルーツを使ったオリジナル作品が楽しめます。予約優先制なので、訪問前に公式SNSでの確認がおすすめ。

Instagramでの予約システムを採用しており、訪問希望日の前日21時から予約受付が始まります。人気店のため予約は数分で埋まることも。当日券もわずかにありますが、確実に味わいたいなら予約推奨。注文後にすぐ提供されるエスプーマかき氷は写真撮影もスムーズです。

店舗名ほうせき箱
住所奈良県奈良市餅飯殿町47
営業時間10:00〜17:00(13:00〜14:00クローズ)
料金1,200円〜(季節限定メニューあり)
定休日木曜日
電話番号なし(予約はSNS経由)
公式HPhttps://www.instagram.com/housekibaco/

【かき氷】みやけ 旧鴻池邸表屋

画像引用元:みやけ 旧鴻池邸表屋ホームページ

明治時代の豪商・鴻池家の邸宅を移築した歴史的建造物を活用した和カフェで、季節のかき氷とパフェが名物。奈良産のいちごやぶどうなど、地元の旬果実を惜しげもなく使ったフレッシュな一品が味わえます。

古民家を活かした風情ある空間で、写真映えする盛り付けも見事。近鉄学園前駅から徒歩約10分の閑静なエリアにあり、観光客で混雑する駅前を離れてゆっくり過ごしたい方におすすめです。

歴史的建造物のなかでかき氷を味わうという、他では体験できない贅沢な時間が過ごせます。テラス席もあり、暖かい季節は屋外での食事もおすすめです。

店舗名みやけ 旧鴻池邸表屋(こうのいけていおもてや)
住所奈良県奈良市鳥見町1-5-1
営業時間10:00〜17:30
料金いちごパフェ 1,100円ほか
定休日日曜日
電話番号0742-51-3008
公式HPhttp://miyake-flagship.com/

総本家 さなぶりや(半夏生餅・さなぶり餅)

画像引用元:さなぶりやホームページ

全粒粉の小麦粉ともち米を混ぜて作る、奈良の伝統的な小麦餅「半夏生餅(はんげしょうもち)」「さなぶり餅」の専門店。田植えの終わりを祝うために食べる風習があり、奈良では夏至から数えて11日目の半夏生(はんげしょう)の日に食卓に並びました。

細いコシのある食感ときな粉の香ばしさが絶妙で、180円というお手頃価格も魅力。小ぶりなので何個でも食べられそうで、観光土産にもぴったり。近鉄橿原線・橿原神宮前駅から徒歩圏内です。

店頭では出来立てのさなぶり餅を1個から購入でき、観光途中の食べ歩きにもぴったり。お土産として箱入りも用意されており、5個入り・10個入りなどパッケージも豊富です。橿原神宮や今井町の観光と組み合わせて訪ねれば、奈良の伝統食文化を堪能できる充実コースになります。

店舗名総本家 さなぶりや
住所奈良県橿原市縄手町243
営業時間9:00〜17:00
料金さなぶり餅1個入 180円
定休日火曜日
電話番号0744-22-2243
公式HPhttp://sanaburi.com/

奈良の名物:奈良発祥の食べ物2選

饅頭や三輪そうめんなど、現代でも全国で愛される食品の発祥地が実は奈良であることをご存知でしょうか。ここでは、日本食文化の原点ともいえる「奈良発祥の食べ物」2点をご紹介します。

  • 饅頭(まんじゅう)(室町時代に林浄因が奈良で日本初の饅頭を作った起源)
  • 三輪そうめん(桜井市三輪発祥・約1,200年の歴史を持つ日本最古の素麺)

饅頭(まんじゅう)

画像引用元:写真AC

奈良は日本の饅頭文化発祥の地として知られています。室町時代に中国から来日した僧・林浄因(りんじょういん)が、奈良で日本初の饅頭を作って広めたことが起源。

林浄因を祀る林神社(漢国神社境内)では、毎年4月19日に「饅頭祭」が開催され、全国から和菓子業界の関係者が集う一大イベント。奈良市内には饅頭文化を受け継ぐ和菓子店が点在しており、観光途中に立ち寄って饅頭の歴史を体感できます。

饅頭祭では一般参拝者も先着順で饅頭の振る舞いを受けられるため、和菓子文化に興味のある方は4月の奈良観光の予定に組み込むのもおすすめです。神社境内では年間を通じて和菓子に関する展示もあります。

名物名饅頭(まんじゅう)
分類奈良発祥の食べ物
発祥室町時代・林浄因が伝来
発祥地奈良市林神社
行事毎年4月に「饅頭祭」
関連店舗塩瀬総本家・林神社
主な提供店塩瀬総本家:https://www.shiose.co.jp/
萬々堂通則:https://www.manmando.co.jp/

三輪そうめん

画像引用元:写真AC

桜井市三輪地方を発祥とする日本最古の素麺で、奈良時代に約1,200年の歴史を持つ伝統食品。強いコシとつるりとしたのどごしが特徴で、夏は冷やしそうめん、冬はにゅうめんと、年中楽しめる万能食材です。

天然塩と吉野葛を使った手延べ製法で、職人が一本一本丁寧に伸ばしていく工程は今も変わりません。細さの違いで「神杉」「白瀧」など銘柄があり、こだわり派のお土産にも最適です。

三輪山の麓には製麺所が15軒以上あり、それぞれが独自の製法と銘柄を守っています。工場直売所では市販価格より安く購入でき、見学コースも併設している施設があります。手延べそうめんを実際に伸ばしている工房を見学するのも貴重な体験。冬季は「にゅうめん」専門店も多くオープンします。

名物名三輪そうめん
分類食材・郷土料理
発祥地奈良県桜井市三輪
特徴細いのにコシが強い
製法手延べ製法
食べ方夏は冷やし/冬はにゅうめん
主な提供店池利:https://www.ikeri.co.jp/
三輪山本:https://www.miwayama.co.jp/

奈良の名物:食材2選

ブランド黒毛和牛の大和牛、白いダイヤと呼ばれる吉野葛など、奈良には全国の料理人から信頼される高級食材が産出されます。ここでは、奈良ならではの2つの名物食材と、それを味わえる名店をご紹介します。

  • 大和牛(やまとうし)(鎌倉時代からの銘牛・オレイン酸豊富で口溶けの良い黒毛和牛ブランド)
  • 吉野葛(吉野山自生の葛根から精製・「白いダイヤ」と呼ばれる最高級和食材)
  • 【吉野葛】吉野本葛 天極堂 奈良本店(吉野本葛老舗の本店・「賞味期限10分」の作りたて葛もちが看板)

大和牛(やまとうし)

画像引用元:奈良県大和牛流通推進協議会ホームページ

奈良県内で飼養される黒毛和牛のブランド名で、鎌倉時代からの歴史を持つ「銘牛」として知られています。オレイン酸が豊富で脂肪の口溶けが良く、霜降りの上品な甘みと深いコクが特徴。

県内の焼肉店・ステーキ店・割烹で味わえるほか、贈答用の牛肉ギフトとしても人気。奈良の自然豊かな環境で愛情を込めて育てられる大和牛は、量産が難しいため希少性が高く、特別な一日のごちそうにぴったりの一品です。

近鉄奈良駅周辺やJR奈良駅周辺には大和牛専門の焼肉店・ステーキ店・しゃぶしゃぶ店が点在しており、ランチ4,000円〜の本格コースから手軽な丼物まで幅広く楽しめます。贈答用には認定肉店でのギフト購入も可能で、奈良の食材を遠方の友人へ贈る選択肢としても人気です。

名物名大和牛(やまとうし)
分類食材・ブランド和牛
特徴オレイン酸豊富で口溶けがよい
認定黒毛和牛
認定団体奈良県大和牛流通推進協議会
食事処奈良市内・橿原市内の焼肉店・ステーキ店
主な提供店大和牛流通推進協議会(提供店一覧):http://yamatoushi.com/select-restraunt/

吉野葛

画像引用元:写真AC

吉野山に自生する葛の根から精製される最高級の和食材で、白いダイヤと呼ばれるほど貴重な存在。粒子が細かく口溶けがなめらかで、わずかな粘りと透き通る美しさが特徴です。

葛もち・葛切り・葛湯など甘味の素材として幅広く使われるほか、葛根湯の主成分として体を温める効能も持ちます。吉野山には伝統製法を守り続ける老舗が点在し、生菓子からおみやげ用の乾燥品まで購入可能です。

葛の精製は冬の寒い時期にしか行えない伝統製法のため、現代でも生産量が限られた希少食材。奈良市内の和菓子店や百貨店で乾燥葛・葛粉・生菓子と幅広いラインナップが入手できます。家庭で葛湯を作るのも簡単で、冷え対策の飲み物としても重宝されます。

ここでは、吉野本葛の作りたてを味わえる老舗の専門店を紹介します。

【吉野葛】吉野本葛 天極堂 奈良本店

画像引用元:吉野本葛 天極堂ホームページ

吉野本葛の老舗が運営する奈良市内の本店で、葛料理と葛スイーツが味わえる。看板メニューは「賞味期限10分」と称される作りたての葛もちで、注文後に練り上げる透き通った葛もちにきな粉と黒蜜を絡めた極上の一品。

葛うどん・葛切り・葛湯など、吉野葛の魅力を多角的に楽しめるメニューが揃い、お土産用の生菓子・乾燥葛も豊富。近鉄奈良駅から徒歩約7分、奈良国立博物館や東大寺へのアクセスも良好です。

本店併設のカフェスペースは18席ほどの小ぢんまりとした空間で、観光ピーク時には1時間以上の待ち時間が発生することも。葛もちは賞味期限10分のため店内でいただくスタイルが基本です。葛うどんや葛料理など食事メニューも豊富で、観光途中のランチにもおすすめです。

店舗名吉野本葛 天極堂 奈良本店
住所奈良県奈良市押上町1-6
営業時間10:00〜18:30(カフェL.O.18:00)
料金葛もち 660円ほか
定休日火曜日(祝日は翌日)
電話番号0742-27-5011
公式HPhttps://www.kudzu.co.jp/

奈良の名物:ご当地グルメ3選

観光客から地元住民まで愛される、奈良ならではのご当地グルメも見逃せません。高速餅つきの和菓子店、可愛らしい大仏プリン、ニンニクが効いたスタミナラーメンなど、ここでは奈良観光と組み合わせて楽しみたいご当地グルメ3軒をご紹介します。

  • よもぎ餅(中谷堂)(高速餅つきパフォーマンスで全国的に有名な和菓子店)
  • 大仏プリン(まほろば大仏プリン本舗)(大仏イラストの可愛い瓶入りプリン・奈良スイーツの定番)
  • スタミナラーメン(天理スタミナラーメン)(天理市発祥・ニンニク効いた野菜たっぷりの濃厚醤油ラーメン)

よもぎ餅(中谷堂)

画像引用元:中谷堂ホームページ

奈良の食べ歩き定番として全国的に有名な和菓子店で、店頭で行われる高速餅つきパフォーマンスを目当てに連日多くの観光客が集まります。つきたてのお餅にたっぷりのよもぎを練り込み、粒の大きなあんこを包んだ「よもぎ蓬餅」は、なめらかさと弾力の絶妙なバランスが見事。

1個180円とリーズナブルで、近鉄奈良駅から徒歩約3分の好立地。東向商店街の入口にあり、奈良観光の食べ歩きとして最初に訪れたい一店です。

高速餅つきは1日数回、不定期に行われており、見られたらラッキーなパフォーマンス。店頭では実演を見ながらの販売もあり、観光客でいつもにぎわっています。よもぎ餅は購入後すぐに食べるのがおすすめで、店頭で食べ歩き用としても利用できる手軽さも魅力です。

店舗名中谷堂
住所奈良県奈良市橋本町29
営業時間10:00〜19:00
料金よもぎ餅 1個180円
定休日不定休
電話番号0742-23-0141
公式HPhttp://www.nakatanidou.jp/

大仏プリン(まほろば大仏プリン本舗)

画像引用元:プリンの森ホームページ

蓋に大仏や鹿のイラストが描かれた可愛らしいプリンで、奈良らしさ満点のスイーツとして大人気。なめらかな舌触りとカラメルのほろ苦さが絶妙で、リピーターが多いのも納得の味わいです。

プレーン以外にも大和茶・古代米・抹茶・チョコレートなど奈良の特産品とコラボしたフレーバーも豊富。近鉄奈良駅・JR奈良駅構内のショップ「プリンの森・カフェ」「夢風ひろば」など複数の店舗で購入できる手軽さも魅力です。

ガラス瓶入りなので持ち運びには注意が必要ですが、保冷バッグで対応すれば遠方への持ち帰りも可能です。サイズは特大プリン(500ml)から小サイズ(90ml)まで揃い、用途に応じて選べます。

店舗名まほろば大仏プリン本舗 本店
住所奈良県奈良市奈良阪町1073
営業時間11:30〜17:30
料金プレーン 410円〜
定休日不定休
電話番号0742-23-7515
公式HPhttps://daibutsu-purin.com/

スタミナラーメン(天理スタミナラーメン)

画像引用元:天理スタミナラーメンホームページ

天理市発祥のスタミナラーメンは、白菜・ニラ・豚肉などの具材を炒めた野菜たっぷりのラーメン。ニンニクをガツンと効かせた濃厚な醤油ベースのスープが特徴で、奈良のソウルフードとして長年愛されています。

小サイズでも具材たっぷりでボリューム満点で、最後まで飽きずに食べ進められます。

本店は天理市内ですが、奈良市内には「天理スタミナラーメン 西大寺店」「奈良駅前店」など支店があり、観光途中にも気軽に立ち寄れます。深夜まで営業しているため、夜のシメの一杯としても定着。辛さの調整も可能で、ニンニクの量も「少なめ」「多め」で注文できる柔軟さも魅力です。

店舗名天理スタミナラーメン 本店
住所奈良県天理市櫟本町3120
営業時間平日 11:30〜翌1:00/土日祝 11:00〜翌1:00
料金スタミナラーメン 小800円・大1,020円
定休日水曜日
電話番号0743-65-4925
公式HPhttps://www.tensuta.jp/

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まとめ

奈良の名物は、千年以上の歴史を持つ郷土料理から最新のスイーツトレンドまで、驚くほど幅広いラインナップが揃っています。古都の食文化を体感しながら、お土産として持ち帰る楽しみも倍増。今回ご紹介した14名物を参考に、定番から穴場までの奈良グルメを観光と組み合わせて満喫してください。

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