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奈良のツーリングおすすめスポット20選!寺社・温泉・グルメをバイクで巡る

奈良のツーリングスポット

奈良県は、バイク乗りにとって理想的なツーリングエリアです。山間部を縫うワインディングロード、歴史ある寺社仏閣、走った後に体を温める山間の秘湯、そしてライダーに愛されるグルメスポットまで、一日では回りきれないほどの魅力が詰まっています。

この記事では、奈良のツーリングにおすすめのスポットを「寺社」「温泉」「自然」「グルメ」「ダム」の5つのジャンルから計20か所厳選しました。日帰りツーリングの計画から泊まりがけの遠征まで、ぜひ参考にしてください。

目次

奈良はライダーにとって最高のツーリングエリア

奈良県は県土の約77%を森林が占め、南北に長い地形が多彩なツーリングルートを生み出しています。北部は交通アクセスがよく気軽に走れるルートが多い一方、南部に進むほど険しい山岳地帯となり、本格的なワインディングロードが楽しめます。エリアごとに異なる魅力があるため、何度訪れても飽きることがありません。

北部エリアは、生駒山や信貴山といった標高300〜600m級の山々が連なり、市街地からのアクセスがよいのが特徴です。奈良奥山ドライブウェイ(二輪車380円〜)は原生林の中を走る有料道路で、新若草山コース・奈良奥山コース・高円山コースの3ルートがあります。特に奈良奥山コースは未舗装路(ダート)が含まれる珍しい道で、オフロードバイク乗りにも人気です。

中部エリアは、桜井市や明日香村を中心に、古代遺跡と田園風景が広がるのどかなエリアです。国道169号線を南下するルートは、三輪山や長谷寺など歴史スポットを巡りながら走れるため、寺社巡りとツーリングを同時に楽しめます。

南部エリアは、十津川村や天川村といった紀伊山地の秘境が広がる本格ツーリングエリアです。国道168号線(十津川街道)は紀伊半島を縦断するワインディングロードで、谷瀬の吊り橋や十津川温泉郷など見どころが点在しています。冬季は積雪・凍結の可能性があるため、春〜秋のシーズンがおすすめです。

ここからは、ジャンル別におすすめスポットを詳しく紹介していきます。

山あいの名刹を巡る寺社ツーリングスポット

奈良には、山深い場所にひっそりと佇む寺社が数多くあります。バイクだからこそ気軽にアクセスできる山間の寺社を巡るツーリングは、奈良ならではの楽しみ方です。四季折々に表情を変える境内の風景は、ライダーの心を静かに癒してくれるでしょう。

ここでは、ツーリングルート上に位置する5つの名刹を紹介します。

  • 宝山寺 — 生駒山中腹に鎮座する商売の神様
  • 壷阪寺 — 眼病封じと桜大仏で知られる古刹
  • 信貴山朝護孫子寺 — 巨大な張り子の虎が出迎える寅の寺
  • 室生寺 — 「女人高野」の別名を持つ国宝の宝庫
  • 大峯山龍泉寺 — 修験道の聖地に佇む荘厳な霊場

宝山寺

画像引用元:宝山寺ホームページ

生駒山の中腹に鎮座する宝山寺は、「生駒聖天さん」の名で親しまれる商売繁盛の寺院です。門前町には昭和の風情が残るノスタルジックな街並みが続いており、バイクを停めてゆっくり散策したくなるエリアです。

境内へと続く石段の両側には灯籠が並び、厳かな雰囲気を醸し出しています。本堂の裏手にそびえる般若窟(はんにゃくつ)と呼ばれる岩壁は圧巻で、自然の岩肌と寺院建築が一体となった独特の景観を楽しめます。生駒山を上る道中のワインディングロードも走りごたえがあり、ツーリングと参拝を同時に楽しめるスポットです。

拝観は24時間可能で、早朝や夕方の静かな時間帯に訪れると、山寺ならではの静寂を味わえます。生駒スカイライン方面へ抜けるルートと組み合わせると、充実したツーリングプランが組めるでしょう。

スポット名宝山寺
住所〒630-0266 奈良県生駒市門前町1-1
拝観時間24時間
拝観料無料
電話番号0743-73-2006
アクセス阪奈道路「壱分ランプ」から約15分
駐車場あり(バイク駐輪可)
公式HPhttps://www.hozanji.com/ 

壷阪寺

画像引用元:壷阪寺ホームページ

高取町の山あいに位置する壷阪寺(南法華寺)は、眼病封じのご利益で知られる古刹です。境内に立つ高さ約20mの大観音石像は、春に満開の桜に包まれる「桜大仏」として有名で、桜の季節は多くの参拝者で賑わいます。

インドとの交流が深い壷阪寺には、インドから贈られた巨大な石像が複数安置されており、日本の寺院としては珍しい異国情緒あふれる雰囲気が特徴です。高取城跡へ続くハイキングコースの起点にもなっているため、バイクを停めて少し足を延ばすのもおすすめです。

壷阪寺へ向かう県道は適度なカーブが連続するワインディングロードで、走りを楽しみたいライダーにも満足できるルートです。明日香村方面と組み合わせたルート設計が可能で、中部エリアのツーリングプランに組み込みやすい立地です。

スポット名壷阪寺(南法華寺)
住所〒635-0102 奈良県高市郡高取町壷阪3
拝観時間8:30〜17:00
拝観料大人 800円 / 小人 200円
定休日年中無休
電話番号0744-52-2016
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約30分
駐車場あり(バイク駐輪可)
公式HPhttps://www.tsubosaka1300.or.jp/ 

信貴山朝護孫子寺

画像引用元:信貴山朝護尊孫子寺ホームページ

生駒郡平群町の信貴山に建つ朝護孫子寺は、毘沙門天を祀る寺院で、「寅の寺」として知られています。山門をくぐると出迎えてくれる巨大な張り子の虎は全長約6メートルもあり、記念撮影スポットとして人気があります。聖徳太子が寅の年・寅の日・寅の刻に毘沙門天を感得したという伝説が、「寅」にちなんだユニークな寺院の由来です。

境内から望む大和平野の眺望は素晴らしく、特に秋の紅葉シーズンは見事な彩りに包まれます。境内にはバンジージャンプ施設もあり、スリルを求めるライダーには一味違った体験もできます。

信貴山へ至る道は、生駒方面からも王寺方面からもアクセス可能で、山道のカーブを楽しみながら登れます。宝山寺と合わせて北部エリアの寺社ツーリングコースを組むと、半日で2つの名刹を巡れます。

スポット名信貴山朝護孫子寺
住所〒636-0923 奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
拝観時間9:00〜16:30
拝観料境内無料(一部有料エリアあり)
電話番号0745-72-2277
アクセス西名阪自動車道「法隆寺IC」から約20分
駐車場あり(バイク駐輪可)
公式HPhttps://www.sigisan.or.jp/ 

室生寺

画像引用元:室生寺ホームページ

宇陀市の山間に佇む室生寺は、かつて女人禁制だった高野山に対し女性の参拝を許可したことから「女人高野」の別名で知られる名刹です。国宝の五重塔は屋外に建つ五重塔としては日本最小で、杉木立の中に凛と立つ姿は神秘的な美しさを湛えています。

境内には国宝・重要文化財に指定された仏像や建造物が多数あり、仏教美術の宝庫ともいえる存在です。金堂に安置された釈迦如来立像は平安初期の傑作として名高く、穏やかな表情に心が洗われます。奥の院まで登る石段はやや険しいものの、到達した先からの眺望は格別です。

室生寺へ向かう国道369号線から県道28号線に入るルートは、室生の渓谷沿いを走る気持ちのよい道です。近くには室生山上公園芸術の森もあり、アートと自然を同時に楽しめるスポットとして立ち寄る価値があります。

スポット名室生寺
住所〒633-0421 奈良県宇陀市室生78
拝観時間8:30〜17:00(12月〜3月は9:00〜16:00)
拝観料大人 600円 / 小人 400円
電話番号0745-93-2003
アクセス名阪国道「針IC」から約30分
駐車場周辺有料駐車場あり(バイク駐輪可)
公式HPhttps://www.murouji.or.jp/ 

大峯山龍泉寺

画像引用元:天川村観光協会ホームページ

天川村洞川に位置する龍泉寺は、大峯山の修行場として知られる真言宗醍醐派の寺院です。修験道の開祖・役行者が開いたとされ、大峯山への入山前に身を清める「水行」の場として、現在も多くの行者が訪れます。

境内の「なで石」は、持ち上げた時に軽く感じれば願いが叶うという言い伝えがあり、参拝者に人気のスポットです。龍の口から清水が湧き出る手水舎や、荘厳な雰囲気の本堂など、山寺らしい静謐な空間が広がります。

龍泉寺がある洞川温泉エリアへのアクセスは、国道309号線から県道21号線を経由するルートが一般的です。山深い道をバイクで走る爽快感は格別で、特に新緑や紅葉の季節は最高のツーリングロードとなります。洞川温泉と組み合わせて訪れるのがおすすめです。

スポット名大峯山龍泉寺
住所〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川494
拝観時間24時間
拝観料無料
電話番号0747-64-0001
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約1時間30分
駐車場周辺有料駐車場あり
公式HPhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/4869/ 

ツーリングの疲れを癒す温泉スポット

長距離ツーリングの後に浸かる温泉は格別です。奈良県には山間部を中心に個性的な温泉が点在しており、源泉かけ流しの秘湯から眺望抜群の展望風呂まで、バイク乗りの疲れを芯から癒してくれる名湯が揃っています。ツーリングの目的地として温泉を設定すれば、走る楽しみと入浴の楽しみを一度に味わえます。

  • 洞川温泉 — 行灯が灯るレトロな温泉街
  • 上湯温泉 川原の湯 — 十津川村の大自然に囲まれた秘湯
  • 入之波温泉 山鳩湯 — 毎分500L自噴の圧倒的な湯量
  • 梅の郷 月ヶ瀬温泉 — 展望露天風呂から梅林を望む

洞川温泉

画像引用元:天川村観光ページ

天川村に位置する洞川温泉は、大峯山の登山口に開けた歴史ある温泉街です。旅館や土産物店が軒を連ねるメインストリートは、夜になると行灯の灯りに照らされ、昭和レトロな風情を色濃く残しています。バイクを停めて温泉街をそぞろ歩きするだけでも、心が和む時間を過ごせるでしょう。

日帰り入浴は「洞川温泉センター」で楽しめます。泉質は弱アルカリ性単純温泉で肌あたりがやわらかく、ツーリングで疲れた体をじんわりとほぐしてくれます。温泉街では名水百選に選ばれた「ごろごろ水」を無料で汲むことができ、名物の洞川豆腐や陀羅尼助丸(だらにすけがん)などのご当地グルメも味わえます。

洞川温泉への道中は、みたらい渓谷沿いの県道21号線を走るルートが特におすすめです。エメラルドグリーンの清流と深い渓谷を眺めながら走れる、関西屈指のツーリングロードといえます。

スポット名洞川温泉センター
住所〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川
営業時間11:00〜20:00(受付19:30まで)
入浴料大人 800円 / 子供 200円
定休日水曜日(祝日の場合は翌日)
電話番号0747-64-0800
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約1時間30分
駐車場村営駐車場あり(有料)
公式HPhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5171/ 

上湯温泉 川原の湯

画像引用元:十津川観光協会

十津川村の山奥にひっそりと佇む上湯温泉は、知る人ぞ知る秘湯中の秘湯です。川原の湯は、渓流のすぐそばに設けられた開放的な露天風呂で、大自然に包まれながら源泉かけ流しの湯を楽しめます。泉質は無色透明の硫黄泉で、肌がすべすべになると評判です。

2011年の台風12号で被災した後、2017年にリニューアルオープンした経緯があり、現在は整備された設備で快適に入浴できます。入浴料は大人500円とリーズナブルで、この価格で本格的な秘湯体験ができるのは大きな魅力です。

十津川村へのアクセスは国道168号線(十津川街道)を南下するルートが一般的です。紀伊半島を縦断するこのルートは、長距離ツーリングを楽しみたいライダーにとって外せない道のひとつでしょう。谷瀬の吊り橋や十津川村の集落を経由しながら、秘湯を目指すツーリングプランがおすすめです。

スポット名上湯温泉 川原の湯
住所〒637-1558 奈良県吉野郡十津川村出谷350
営業時間9:00〜17:00
入浴料大人 500円 / 小人 300円
定休日木曜日
電話番号090-5009-9041
アクセス十津川温泉バスセンターから車で約15分
駐車場あり
参考サイトhttp://totsukawa.info/joho/totsukawa_onsen_gou/3kamiyu_
onsen.html

入之波温泉 山鳩湯

画像引用元:入之波温泉 山鳩湯ホームページ

川上村の山深い渓谷に位置する山鳩湯は、毎分500リットルもの温泉が自噴する圧倒的な湯量を誇る温泉施設です。総杉丸太造りの大浴場と、巨大なケヤキをくり抜いた丸太風呂が名物で、窓の外にはダム湖と山々の絶景が広がります。

泉質は含炭酸重曹泉で、湧き出した時は無色透明ですが、時間が経つにつれて淡黄褐色に変化するのが特徴です。加水なしの源泉100%かけ流しで、湯船の縁には温泉成分の析出物が堆積し、長い年月を感じさせる独特の風情があります。入浴後は併設の食事処で、猪や鹿のジビエ料理や山菜料理を味わえるのも魅力です。

山鳩湯へは国道169号線から県道に入り、大迫ダムの湖畔を走るルートでアクセスします。湖畔沿いの道は絶景ツーリングロードとして知られ、特に秋の紅葉シーズンは目を見張る美しさです。

スポット名入之波温泉 山鳩湯
住所〒639-3611 奈良県吉野郡川上村入之波
営業時間10:00〜16:00受付(17:00閉店)
入浴料大人 900円 / 小人 500円
定休日4月〜10月:水曜日 / 11月〜3月:火・水曜日(祝日・連休は営業)
電話番号0746-54-0262
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約1時間30分
駐車場あり(無料)
公式HPhttps://yamabatoyu.co.jp/ 

梅の郷 月ヶ瀬温泉

画像引用元:梅の郷月ヶ瀬温泉ホームページ

奈良市東部の月ヶ瀬エリアにある日帰り温泉施設です。展望露天風呂からは月ヶ瀬の山々を一望でき、特に2月〜3月の梅のシーズンには梅林の眺望を楽しみながら入浴できる贅沢な体験が待っています。

泉質は弱アルカリ性単純泉で、肌にやさしくリラックス効果が高い湯です。施設は比較的新しく清潔感があり、休憩室や食堂も併設されているため、ツーリングの中間地点での休憩にも最適です。入浴料は大人700円(65歳以上600円)で、梅まつり期間中は特別料金となります。

月ヶ瀬は奈良市内から名阪国道経由で約40分とアクセスがよく、日帰りツーリングの目的地としてちょうどよい距離感です。月ヶ瀬梅林の散策と温泉を組み合わせたプランは、春先のツーリングに最適でしょう。

スポット名梅の郷 月ヶ瀬温泉
住所〒630-2302 奈良市月ヶ瀬尾山2681
営業時間10:30〜20:30(受付20:00まで)
入浴料大人 800円 / 小学生 400円
定休日火曜日(2月・3月は無休)/ 12月30日〜1月1日
電話番号0743-92-0388
アクセス名阪国道「五月橋IC」から約10分
駐車場あり(無料)
公式HPhttp://tsukigaseonsen.com/?page_id=7

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バイクで走りたい絶景の自然スポット

奈良県の自然は、北部の里山風景から南部の原生林まで多彩な表情を見せてくれます。季節によってまったく異なる景色を楽しめるため、同じルートでも訪れる時期を変えれば新たな発見があるでしょう。バイクでしかアクセスしにくい絶景ポイントも多く、ライダーだからこそ味わえる特別な景色が待っています。

  • 月ヶ瀬梅林 — 約1万本の梅が渓谷を彩る名勝
  • 若草山 — 奈良市街を一望する展望スポット
  • 大台ケ原 — 本州屈指の原生林が広がる秘境
  • 吉野山 — 桜の名所として名高い修験道の聖地
  • みたらい渓谷 — エメラルドグリーンの清流が美しい渓谷

月ヶ瀬梅林

画像引用元:月ヶ瀬観光協会

奈良市東部に位置する月ヶ瀬梅林は、約1万本の梅が咲き誇る日本有数の梅の名所です。1922年に日本で初めて名勝地に指定された歴史ある景勝地で、五月川渓谷沿いに広がる梅林は春先のツーリングの目的地として最適です。

2月中旬から3月下旬にかけての梅の見頃には「梅まつり」が開催され、梅林を散策しながら梅干しや梅酒などの特産品を楽しめます。梅のシーズン以外にも、新緑、紅葉と四季折々の渓谷美を楽しめるため、一年を通じてツーリングの立ち寄りスポットとして魅力があります。

月ヶ瀬は大和茶の産地としても知られ、周辺には茶畑が広がっています。温泉(月ヶ瀬温泉)も近くにあるため、梅林散策→温泉→大和茶のカフェという充実したツーリングプランを組めるでしょう。

スポット名月ヶ瀬梅林
住所〒630-2302 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山
見頃2月中旬〜3月下旬
入園料無料
アクセス名阪国道「五月橋IC」から約10分
駐車場梅まつり期間中は臨時駐車場あり(有料)
公式HPhttps://tsukigase-kanko.or.jp/

若草山

画像引用元:奈良奥山ドライブウェイホームページ

奈良市東部に位置する標高342mの若草山は、三つの笠を重ねたような形から「三笠山」とも呼ばれています。山頂からは奈良市街地を一望でき、東大寺の大仏殿や興福寺の五重塔を眼下に収める絶景が広がります。

奈良奥山ドライブウェイの新若草山コース(二輪車380円)を利用すれば、バイクで山頂付近までアクセス可能です。夜23時まで通行できるため(12月〜3月は22時まで)、夕暮れ時や夜景の時間帯に訪れるのもおすすめです。山頂から見下ろす奈良の夜景は、街の灯りがきらめく美しいパノラマです。

毎年1月の第4土曜日に行われる「若草山焼き」は、山肌が炎に包まれる奈良の冬の風物詩として有名です。バイクで訪れる場合は、奈良奥山ドライブウェイ経由が便利ですが、通行料金が必要な点に留意してください。

スポット名若草山
住所奈良県奈良市雑司町469
開山期間3月第3土曜日〜12月第2日曜日(徒歩の場合)
入山料大人 150円(徒歩の場合)/ 奈良奥山ドライブウェイ 二輪車380円
アクセス奈良奥山ドライブウェイ「新若草山コース」利用
駐車場山頂付近に駐車スペースあり
参考サイトhttps://www.pref.nara.lg.jp/site/park/2585.html

大台ケ原

画像引用元:写真AC

上北山村に位置する大台ケ原は、標高約1,695mの台地に広がる原生林で、日本百名山のひとつにも数えられています。年間降水量が4,000mmを超える本州で最も雨が多い地域で、この豊富な雨量が育んだ苔むす原生林の景観は、まさに秘境と呼ぶにふさわしい神秘的な雰囲気です。

大台ケ原ドライブウェイ(国道169号線から分岐する県道40号線)は、約20kmにわたるワインディングロードで、標高を上げるにつれて変化する植生を楽しみながら走れます。山頂付近のビジターセンターに駐車場があり、そこから徒歩で展望台「大蛇嵓(だいじゃぐら)」まで約1時間のハイキングが楽しめます。断崖絶壁から見下ろす大峰山脈の大パノラマは、圧倒的なスケールです。

冬季(11月下旬〜4月下旬頃)は大台ケ原ドライブウェイが通行止めになるため、訪問は5月〜11月に限られます。霧が発生しやすい場所なので、防水装備は必須です。

スポット名大台ケ原
住所〒639-3702 奈良県吉野郡上北山村小橡
通行可能期間4月下旬〜11月下旬頃(冬季通行止め)
入山料無料
アクセス国道169号線から大台ケ原ドライブウェイ(県道40号線)約20km
駐車場山頂駐車場あり(約200台・無料)
参考サイトhttps://www.pref.nara.lg.jp/n094/2977.html 

吉野山

画像引用元:吉野山観光協会

吉野町にある吉野山は、「一目千本」と称されるほどの桜の名所として全国的に知られています。下千本・中千本・上千本・奥千本と標高に応じて約3万本の桜が順番に咲き、長い期間にわたって花見を楽しめるのが特徴です。世界遺産にも登録された修験道の聖地であり、金峯山寺蔵王堂をはじめとする歴史的建造物も数多く残されています。

桜の季節はもちろん、秋の紅葉も見事で、特に上千本から奥千本にかけての紅葉は息をのむ美しさです。吉野山を走る道路は適度なアップダウンとカーブがあり、ツーリングとしても楽しめるルートです。ただし、桜のシーズンは交通規制が敷かれるため、バイクでのアクセスが制限される場合があります。

吉野山の麓には吉野葛を使った和菓子や柿の葉寿司など、吉野ならではのグルメも充実しています。金峯山寺への参拝と合わせて、歴史と食を楽しむツーリングプランがおすすめです。

スポット名吉野山
住所奈良県吉野郡吉野町吉野山
桜の見頃4月上旬〜下旬(標高により異なる)
入山料無料
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約1時間
駐車場下千本駐車場ほか複数あり(桜シーズンは有料)
公式HPhttps://yoshinoyama-kankou.com/ 

みたらい渓谷

画像引用元:天川村公式ページ

天川村を流れるみたらい渓谷は、エメラルドグリーンの清流と巨岩・奇岩が織りなす美しい渓谷です。約8kmにわたる遊歩道が整備されており、滝や吊り橋を渡りながら渓谷美を堪能できます。新緑と紅葉の季節は特に美しく、渓谷沿いの道路を走るだけでも十分に絶景を楽しめます。

県道21号線(みたらい渓谷沿い)は、洞川温泉方面へ向かうツーリングルートの定番です。渓谷の真横を走る区間があり、清流のせせらぎを聞きながらのライディングは格別な爽快感があります。途中にいくつかの展望ポイントや駐車スペースがあるため、バイクを停めて渓谷を間近に眺めることもできます。

洞川温泉や龍泉寺と組み合わせて、天川村を一日で巡るツーリングプランが人気です。みたらい渓谷の散策(約1.5時間)→洞川温泉で入浴→龍泉寺参拝という流れで、奈良南部の魅力を満喫できます。

スポット名みたらい渓谷
住所〒638-0303 奈良県吉野郡天川村北角
散策時間約1.5〜2時間(遊歩道)
入場料無料
アクセス南阪奈道路「葛城IC」から約1時間
駐車場天川村役場前駐車場ほか複数あり
参考サイトhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5159/ 

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ツーリング途中に立ち寄りたいグルメスポット

長距離ツーリングの楽しみのひとつが、道中のグルメです。奈良にはライダーが集うカフェから、300年以上の歴史を持つ老舗まで、個性豊かなグルメスポットが点在しています。走りの合間に立ち寄って、奈良ならではの味を堪能しましょう。

  • Moto DINER — ライダーが集まるツーリングカフェ
  • 三輪山本 — 享保2年創業の三輪そうめんの老舗
  • 彩華ラーメン — 天理ラーメンの元祖として愛される名店

Moto DINER(モトダイナー)

画像引用元:Moto DINER facebook

五條市西吉野町にあるMoto DINERは、国道168号線沿いに位置するライダーズカフェです。店の前にはバイク用の広い駐車スペースが確保されており、週末には多くのライダーが集う人気店です。オーナー自身もバイク乗りで、ライダー目線のホスピタリティが感じられる居心地のよい空間です。

メニューは、ボリューム満点のから揚げ定食やステーキ丼、手作りのスイーツなど、走り疲れた体にうれしいラインナップが揃っています。Wi-Fiも完備されているため、ツーリングの休憩がてら次の目的地を調べるのにも便利です。

十津川方面や天川村方面へのツーリングルートの途中に位置しているため、南部ツーリングの中間休憩地点として組み込みやすい立地です。

スポット名Moto DINER(モトダイナー)
住所〒637-0102 奈良県五條市西吉野町黒渕646-1
営業時間9:00〜17:00
定休日火曜日・金曜日
電話番号090-3848-0646
アクセス国道168号線沿い
駐車場あり(バイク多数駐輪可)
公式HPhttps://www.facebook.com/motodiner/?locale=ja_JP 

三輪山本

画像引用元:三輪山本ホームページ

桜井市箸中にある三輪山本は、享保2年(1717年)創業の三輪そうめんの老舗です。そうめん発祥の地とされる三輪エリアで300年以上にわたって手延べそうめんを作り続けており、併設のお食事処では、できたての三輪そうめんを味わえます。

夏は冷やしそうめん、冬はあたたかいにゅうめんと、季節に応じた食べ方で楽しめるのが三輪そうめんの魅力です。極細の麺はコシが強く、のど越しのよさは格別です。糖質約30%オフの低糖質麺もあり、健康志向のライダーにも対応しています。

三輪山本は国道169号線沿いに位置しており、中部エリアのツーリングルートに組み込みやすい場所です。すぐ近くには大神神社や箸墓古墳など、古代のロマンを感じる名所も点在しているため、歴史散策と合わせて楽しめます。

スポット名三輪山本 お食事処
住所〒633-0072 奈良県桜井市箸中880
営業時間11:00〜15:00(ラストオーダー)
定休日不定休
電話番号0744-43-6662
アクセス西名阪自動車道「天理IC」から約20分
駐車場あり(無料)
公式HPhttps://www.miwayama.co.jp/company 

彩華ラーメン

画像引用元:彩華ラーメンホームページ

天理市にある彩華ラーメンは、昭和43年(1968年)創業の「天理ラーメン」発祥の店です。白菜やニラなどの野菜がたっぷり入ったピリ辛スープが特徴で、こってりとした味わいがツーリング後の空腹を満たしてくれます。一度食べるとクセになる味で、リピーターのライダーも少なくありません。

本店は国道25号線沿いに位置しており、名阪国道方面からのアクセスが便利です。24時まで営業しているため、夕方以降のツーリング帰りにも立ち寄れるのがうれしいポイントです。年中無休で営業しており、いつ訪れても熱々の天理ラーメンを味わえます。

本店に隣接する屋台も名物で、野外で食べるラーメンはまた格別の味わいがあります。天理市内には天理教の本部施設や石上神宮など独特の観光スポットもあるため、周辺散策と合わせて楽しむのもおすすめです。

スポット名彩華ラーメン 本店
住所奈良県天理市岩室町91
営業時間11:00〜24:00
定休日木曜日
電話番号0743-63-3165
予算800円〜1,200円
アクセス西名阪自動車道「天理IC」から約5分
駐車場あり(バイク駐輪可)
公式HPhttps://www.saikaramen.com/ 

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ダム好きにはたまらないスポット

奈良県南部には、スケールの大きなダムが複数存在します。雄大なダムの姿とダム湖の静かな水面は、山間のツーリングルートに彩りを添えてくれます。近年はダムカードの収集を目的に訪れるライダーも増えており、ダム巡りツーリングという新たな楽しみ方も広がっています。

  • 池原ダム — 黒部ダムに次ぐ規模のアーチ式ダム
  • 大滝ダム — 防災学習もできる重力式ダム
  • 初瀬ダム — 長谷寺のすぐそばにあるダム

池原ダム

画像引用元:池原ダム|なら旅ネット

下北山村にある池原ダムは、高さ111メートルのアーチ式ダムで、黒部ダムに次ぐ規模を誇ります。ダム湖の「池原貯水池」は関西最大級の貯水量を持ち、バス釣りのメッカとしても全国的に有名です。ダムの堤体を間近で見上げると、そのスケールに圧倒されるでしょう。

池原ダムへのアクセスは国道169号線を南下するルートが一般的で、道中の下北山村一帯は深い渓谷と原生林に囲まれた秘境感あふれるエリアです。長距離ツーリングを楽しみたいライダーにとって、走りごたえのある道が続きます。

スポット名池原ダム
住所〒639-3806 奈良県吉野郡下北山村下池原
見学自由(24時間)
入場料無料
アクセス国道169号線沿い
駐車場あり
参考サイトhttps://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/03lake-dam/04south_area/ikeharadamu/ 

大滝ダム

画像引用元:大滝ダム|なら旅ネット

川上村にある大滝ダムは、高さ100メートルの重力式コンクリートダムです。2012年に完成した比較的新しいダムで、併設の「学べる防災ステーション」ではダムの仕組みや治水の歴史について学べます。ダムカードも配布されており、ダムカード収集ライダーには外せないスポットです。

大滝ダムの周辺は吉野杉の美林が広がり、ダム湖と緑のコントラストが美しい場所です。入之波温泉(山鳩湯)も近くにあるため、ダム見学と温泉入浴を組み合わせたツーリングプランが組めます。

スポット名大滝ダム
住所〒639-3543 奈良県吉野郡川上村大滝1051
見学時間学べる防災ステーション:9:30~15:30 ※入館は15:00まで
入場料無料
電話番号0746-52-0300
アクセス国道169号線沿い
駐車場あり(無料)
公式HPhttps://www.kkr.mlit.go.jp/kinokawa/dam/otaki/manaberu/index.htm 

初瀬ダム

画像引用元:奈良県ホームページ

桜井市にある初瀬ダムは、高さ55メートルの重力式ダムです。ダム湖は「まほろば湖」の愛称で親しまれ、湖面に映る周囲の山々の景色が美しいスポットです。春は桜、秋は紅葉がダム湖を彩り、季節ごとの風景を楽しめます。

初瀬ダムの魅力は、長谷寺のすぐそばに位置しているという立地です。ダム見学の後に長谷寺を参拝し、門前町で名物の草餅を味わうという、歴史・自然・グルメを一度に楽しめるルートが組めます。中部エリアのツーリングに組み込みやすいスポットです。

スポット名初瀬ダム(まほろば湖)
住所〒633-0112 奈良県桜井市初瀬363
見学自由(24時間)
入場料無料
アクセス国道165号線から県道経由
駐車場あり
公式HPhttps://www.pref.nara.lg.jp/n144/12718.html 

奈良ツーリングを満喫するためのコツ

奈良県は広く、ルート選びや季節によって体験が大きく変わります。ここでは、奈良ツーリングをより快適に楽しむためのポイントをまとめました。

季節ごとのベストルートを押さえることが重要です。春は吉野山の桜と月ヶ瀬の梅、夏は涼を求めて大台ケ原やみたらい渓谷、秋は曽爾高原のススキと渓谷の紅葉、冬は洞川温泉で温まるツーリングと、四季に合わせたルート設計で満足度がぐっと上がります。

南部ツーリングはガソリン残量に注意してください。十津川村や天川村方面はガソリンスタンドが少なく、営業時間も限られています。南部に向かう際は、出発前に満タンにしておくのが鉄則です。

冬季の通行止め情報を事前にチェックすることも欠かせません。大台ケ原ドライブウェイは11月下旬〜4月下旬頃まで通行止めとなるほか、十津川村方面の山間部も積雪・凍結の可能性があります。奈良県道路情報のサイトで最新情報を確認してから出発しましょう。

駐車場事情を把握しておくと安心です。奈良市内の寺社周辺はバイク用の駐車スペースが限られることがありますが、多くの寺社では自転車・バイク用の駐輪スペースが設けられています。事前に公式サイトで駐車場情報を確認しておくとスムーズです。

おすすめのモデルコースを参考にルートを組むのも効率的です。北部日帰りコースなら「生駒山(宝山寺)→信貴山(朝護孫子寺)→天理(彩華ラーメン)」で約半日、南部1日コースなら「桜井(三輪山本でランチ)→吉野山→天川村(みたらい渓谷+洞川温泉)」で充実したツーリングが楽しめます。複数のスポットを組み合わせることで、走り・歴史・グルメ・温泉をバランスよく楽しめるプランになります。

まとめ

奈良県は、寺社・温泉・自然・グルメ・ダムと、ツーリングの楽しみ方が多彩なエリアです。北部の気軽な日帰りコースから南部の本格的な山岳ツーリングまで、ライダーの経験やスタイルに合わせたルートを選べるのが大きな魅力です。

今回紹介した20か所のスポットは、それぞれ異なる個性を持っています。歴史に触れたい方は室生寺や吉野山へ、秘湯を求める方は入之波温泉や上湯温泉へ、走りを楽しみたい方は大台ケ原やみたらい渓谷へ向かってみてください。ツーリングの途中にMoto DINERや彩華ラーメンに立ち寄れば、お腹も心も満たされるでしょう。

季節ごとに異なる表情を見せる奈良は、何度訪れても新しい発見がある場所です。次の休日に、バイクで奈良の魅力を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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