奈良の古い町並みが残る「ならまち」は、趣ある街並みの散策とグルメの両方を楽しめる人気エリアです。できたてのよもぎ餅やふわふわのかき氷、古民家を改装したカフェなど、歩きながら楽しめるグルメスポットが数多く点在しています。
この記事では、ならまちの食べ歩きにおすすめのスポットを18か所、6つのエリアに分けて紹介します。駐車場情報や季節ごとの楽しみ方も掲載しているので、日帰り観光やデートの計画にぜひ活用してみてください。
ならまちとは?食べ歩きが楽しいエリアの魅力
ならまちは、奈良市の中心部に位置する歴史的な町並みが残るエリアです。近鉄奈良駅やJR奈良駅から徒歩圏内にあり、観光の合間に立ち寄りやすい場所にあります。
正式な地名ではなく、元興寺の旧境内を中心とした一帯の通称で、江戸時代から明治時代にかけて建てられた町家が今も多く残っています。近年は古民家を改装したカフェや雑貨店が次々とオープンし、伝統的な和菓子店と新しいお店が共存する「新旧が入り混じった食の宝庫」として注目を集めています。
食べ歩きの魅力は、エリアがコンパクトにまとまっていること。徒歩で回れる範囲に個性的なお店が集中しているため、半日あれば複数のエリアを巡ることができます。趣のある町家の景観を楽しみながら食べ歩きできるのは、ならまちならではの体験です。
すぐ近くには奈良公園や東大寺もあるので、鹿と触れ合った後にならまちで食べ歩き、というコースも人気があります。
興福寺・猿沢池周辺のおすすめ食べ歩きスポット
興福寺・猿沢池周辺は、近鉄奈良駅から最もアクセスしやすいエリアです。駅を出てすぐの場所に人気店が集まっており、ならまち食べ歩きのスタート地点にぴったりのエリアです。
中谷堂 — 高速餅つきで有名なよもぎ餅の名店
魚万 もちいどの本店 — テレビで話題のさつま揚げ専門店
堀内果実園 — 自社農園フルーツのパフェとサンドイッチ
茶論 奈良町店 — 茶道体験もできる日本茶カフェ
中谷堂|高速餅つきパフォーマンスとできたてよもぎ餅

画像引用元:中谷堂ホームページ
ならまち食べ歩きで外せない定番中の定番が、中谷堂のよもぎ餅です。猿沢池のすぐそばに位置し、店頭で繰り広げられる高速餅つきのパフォーマンスは、国内外の観光客が足を止めて見入る名物光景になっています。
つきたてのよもぎ餅は、手に取るとまず温かさが伝わり、口に入れた瞬間にびっくりするほどの柔らかさが広がります。よもぎの香りが鼻に抜け、中のあんこは甘さ控えめ。餅がとにかく柔らかいので、時間が経つと食感が変わってしまいます。買ったらその場ですぐに食べるのがおすすめです。
1つから購入でき、価格も手頃なので食べ歩きのウォーミングアップにちょうどよい一品です。行列ができていても回転が速いため、数分で購入できることがほとんどです。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 中谷堂 |
| 住所 | 〒630-8217 奈良県奈良市橋本町29 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00頃(売り切れ次第終了) |
| 定休日 | 不定休(ほぼ年中無休、休業日はInstagramで告知) |
| 電話 | 0742-23-0141 |
| 料金目安 | よもぎ餅 180円〜 |
| 公式HP | https://nakatanidou.jp/ |
魚万 もちいどの本店|揚げたてバターポテトが絶品のさつま揚げ専門店

画像引用元:魚万 もちいどの本店ホームページ
1901年創業のかまぼこ・さつま揚げ専門店で、テレビ番組「月曜から夜ふかし」で取り上げられたことでも知られています。店頭では揚げたてのさつま揚げが常時20種類ほど並び、食べ歩き向けに片手で食べやすいサイズで提供されています。
一番人気は「バターポテト」。さつま揚げの中にじゃがいもがゴロッと入り、バターの香ばしさと魚のすり身の旨味が絡み合います。外はカリッ、中はホクホクの食感のコントラストが楽しく、一口食べると止まらなくなるおいしさです。揚げたてを受け取った瞬間、手に感じる温かさと立ち上る湯気がたまりません。
もちいどのセンター街の入り口近くにあるため、商店街散策の起点としても便利な立地です。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 魚万 もちいどの本店 |
| 住所 | 〒630-8222 奈良県奈良市餅飯殿町16 |
| 営業時間 | 9:00〜19:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| 電話 | 0742-22-3709 |
| 料金目安 | バターポテト 301円 |
| 公式HP | https://www.uoman.jp/ |
堀内果実園|自社農園のフルーツをまるごと味わうカフェ

画像引用元:堀内果実園 ホームページ
三条通り沿いに店を構える「堀内果実園」は、明治時代から6代にわたって続く奈良・吉野の老舗果樹園が手がけるフルーツカフェです。自社農園と提携農園で育てた旬のフルーツを、最も新鮮な状態で楽しめるのが最大の魅力です。
注文を受けてから作るフルーツサンドは、断面から色鮮やかな果物があふれ出すビジュアルが目を引きます。果物そのものの甘さが際立ち、クリームは控えめでフルーツの味を邪魔しません。季節ごとに使われるフルーツが変わるため、訪れる時期によって異なる味わいに出会えます。フルーツパフェやスムージーもテイクアウト可能で、食べ歩きのお供にもぴったりです。
店頭ではドライフルーツやジャムなども販売されており、お土産選びにも便利な立ち寄りスポットです。色鮮やかなフルーツサンドの断面はフォトジェニックで、SNSでも話題を集めています。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 堀内果実園 |
| 住所 | 奈良県奈良市角振町23 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00(L.O. 18:30) |
| 定休日 | 不定休 |
| 電話 | 0742-93-8393 |
| 料金目安 | フルーツサンド 800円〜 |
| 公式HP | https://horiuchi-fruit.jp/ |
茶論 奈良町店|鹿猿狐ビルヂングで味わう本格日本茶

画像引用元:茶論 奈良町店 ホームページ
中川政七商店が手がける日本茶カフェ「茶論(さろん)」は、鹿猿狐ビルヂング内にあります。茶道の堅苦しいイメージを払拭し、日本茶を気軽に楽しめる空間として人気を集めています。
喫茶では濃茶アフォガードや季節の主菓子と飲物のセットが楽しめるほか、テイクアウトで抹茶や日本茶を購入することもできます。季節ごとに変わる主菓子は、見た目の美しさと繊細な味わいが魅力です。店内は洗練された和モダンの空間で、町歩きの休憩にぴったりの落ち着いた雰囲気があります。
茶道体験のプログラムも用意されているので、お茶を「飲む」だけでなく「点てる」体験をしてみたい方にもおすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 茶論 奈良町店 |
| 住所 | 〒630-8221 奈良県奈良市元林院町31-1(鹿猿狐ビルヂング) |
| 営業時間 | 10:00〜19:00(喫茶L.O. 18:30) |
| 定休日 | 基本無休 |
| 電話 | 0742-93-8833 |
| 料金目安 | 季節の主菓子と飲物セット(飲食代+550円) |
| 公式HP | https://salon-tea.jp/ |
もちいどのセンター街のおすすめ食べ歩きスポット
もちいどのセンター街は、現存する最古の商店街の一つといわれる歴史ある通りです。三条通りから南へ約250m続く商店街には新旧100店以上が軒を連ね、食べ歩きグルメの宝庫となっています。
ほうせき箱 — エスプーマかき氷発祥の行列必至店
麺闘庵 — 「逆きつねうどん」で話題のうどん店
萬々堂通則 — 江戸後期創業の老舗和菓子店
ほうせき箱|エスプーマかき氷発祥の予約必須店

画像引用元:ほうせき箱X
ならまちで「かき氷」といえば、まず名前が挙がるのがほうせき箱です。エスプーマ(泡状のクリーム)をかき氷に乗せるスタイルを生み出したお店として知られ、かき氷ブームの火付け役的な存在です。
看板メニューの「ベリーベリーヨーグルト」は、きめ細かく削られた氷の上にベリーソースとエスプーマがたっぷり。スプーンを入れると、ふわふわのエスプーマとシャリシャリの氷が一体となり、口の中で溶けるような食感が広がります。果実の酸味とクリームの甘さのバランスが絶妙で、一杯食べ終わるころには「もう一杯」と思ってしまうほどです。
予約は前日21:00からエアリザーブで受け付けており、人気のため予約開始と同時に埋まることもあります。確実に訪れたい場合は、前日の夜にスマートフォンで予約を取っておきましょう。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | ほうせき箱 |
| 住所 | 〒630-8222 奈良県奈良市餅飯殿町47 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00(土日は〜17:30、12:50〜14:00に休憩の場合あり) |
| 定休日 | 木曜日 |
| 電話 | 0742-93-4260 |
| 料金目安 | ベリーベリーヨーグルト 1,500円 |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/housekibaco/ |
麺闘庵|お揚げの中にうどんが入った「逆きつねうどん」

画像引用元:HOT PEPPERグルメホームページ
うどんの上にお揚げを乗せるのではなく、大きなお揚げの中にうどんを詰め込んだ「巾着きつね」が名物の麺闘庵。一般的なきつねうどんの概念をひっくり返した見た目のインパクトは抜群で、SNSでも話題を集め続けています。
運ばれてきた瞬間、丼を覆い尽くすほど大きなお揚げに驚きます。箸でお揚げを開くと、中からうどんがあふれ出してくるのがなんとも楽しい体験です。お揚げはしっかりと出汁を吸っていて甘みがあり、つるっとしたうどんとの組み合わせが食べていて飽きません。
売り切れ次第閉店となるため、確実に食べたい場合は早めの来店がおすすめです。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 麺闘庵 |
| 住所 | 〒630-8217 奈良県奈良市橋本町30-1 |
| 営業時間 | 11:00〜15:00頃(売り切れ次第閉店) |
| 定休日 | 火曜・水曜・木曜 |
| 電話 | 0742-25-3581 |
| 料金目安 | 巾着きつね 700円 |
| 食べログ | https://tabelog.com/nara/A2901/A290101/29001343/ ※公式HP・SNSなし |
萬々堂通則|江戸後期から続く老舗の「ぶと饅頭」

画像引用元:萬々堂通則ホームページ
「萬々堂通則(まんまんどうみちのり)」は、江戸時代後期に創業した歴史ある和菓子店です。もちいどのセンター街に面した店舗には、長い歴史を感じさせる落ち着いたたたずまいがあります。
看板商品の「ぶと饅頭」は、春日大社の神事に由来する伝統的なお菓子です。外側は揚げた生地がサクッとしていて、中にはこしあんがぎっしり。揚げ饅頭ならではの香ばしさと、上品なあんこの甘さが絶妙にマッチしています。一口サイズで食べやすく、食べ歩きにもちょうどよいサイズ感です。
春の時期には、東大寺二月堂のお水取りにちなんだ限定商品「糊こぼし」が販売されます。椿の花をかたどった美しい和菓子で、この時期にしか手に入らない特別な逸品です。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 萬々堂通則 |
| 住所 | 〒630-8217 奈良県奈良市橋本町34 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 電話 | 0742-22-2044 |
| 料金目安 | ぶと饅頭 230円 |
| 公式HP | https://www.manmando.co.jp/ |
元興寺周辺のおすすめ食べ歩きスポット
元興寺周辺は、ならまちの中でも特に歴史的な雰囲気が色濃く残るエリアです。世界遺産・元興寺を中心に、古民家を活用したカフェや名門和菓子店が点在しており、落ち着いた散策を楽しみたい方に向いています。
カナカナ — 行列必至の古民家カフェ
樫舎 — 丁寧な餡子が自慢の名門和菓子店
cervo bianco — 古民家で味わう本格ピザ(不定期営業)
吉野葛 佐久良 — 築160年の町家で味わう本葛スイーツ
カナカナ|予約不可・行列必至の古民家カフェ

画像引用元:カナカナホームページ
築100年以上の町家を改装した古民家カフェ「カナカナ」は、ならまちを代表する人気店の一つです。予約を受け付けていないため、ランチタイムには行列ができることも珍しくありません。
看板メニューの「カナカナごはん」は、和食を中心とした日替わりのワンプレートランチです。季節の食材をふんだんに使った小鉢が並び、一品一品に丁寧な仕事が感じられます。町家特有の落ち着いた空間で、格子越しに差し込む柔らかな光の中で食事をする時間は、それだけで特別な体験です。
窓際の席からはならまちの通りを眺めることができ、食事をしながら行き交う人々や町の表情を楽しめます。並ぶ価値のあるお店ですが、開店直後の11時台に訪れると比較的スムーズに入店できます。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | カナカナ |
| 住所 | 奈良県奈良市公納堂町13番地 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(L.O. 18:30) |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌火曜休み) |
| 電話 | 0742-22-3214 |
| 料金目安 | カナカナごはん 1,683円 |
| 公式HP | https://kanakana.info/ |
樫舎|丸一日かけて炊き上げる餡子の和菓子

画像引用元:樫舎ホームページ
奈良を代表する和菓子店「樫舎(かしや)」は、素材と製法にとことんこだわる名門です。この店の餡子は、丸1日かけてじっくりと炊き上げるという手間のかけよう。その繊細な味わいは、一口食べれば他との違いがはっきりと分かります。
販売コーナーでは季節の生菓子や干菓子を購入でき、喫茶スペースでは抹茶と季節の生菓子のセットや名物のおぜんざいをいただけます。おぜんざいは、とろりとした餡の中に柔らかな餅が沈み、小豆の風味が口いっぱいに広がる逸品です。甘さは上品で後味がすっきりしているため、食べ歩きの合間のひと休みにぴったりです。
和菓子コースは完全予約制(1日1回、11:00〜)で、和菓子の奥深い世界を体験できる特別なプログラムです。予約が取れたらぜひ参加してみてください。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 樫舎 |
| 住所 | 奈良県奈良市中院町22-3 |
| 営業時間 | 販売 9:00〜18:00、喫茶 11:00〜16:30 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 電話 | 0742-22-8899 |
| 料金目安 | 抹茶と季節の生菓子 1,100円、おぜんざい 1,430円 |
| 公式HP | https://www.kasiya.jp/ |
cervo bianco|古民家で味わう奈良漬ピザ(不定期営業・要確認)

画像引用元:cervo biancoホームページ
「cervo bianco(チェルボ ビアンコ)」は、古民家をリノベーションしたカフェ兼レストランです。町家の趣を残しつつモダンに仕上げた空間で、本格的なピザやイタリアン料理を楽しめます。
注目メニューは、奈良の名産品「奈良漬」をトッピングしたピザ。意外な組み合わせに思えますが、奈良漬の塩気と旨味がチーズと見事に調和し、ここでしか食べられないオリジナリティのある一皿に仕上がっています。石窯で焼き上げるマルゲリータも本格的で、生地のもっちり感と香ばしさが楽しめます。
なお、こちらのお店は常時営業ではなく、月4回程度(主に土日祝)の不定期営業です。訪問前にInstagram(@cervo_bianco)で営業日を必ず確認してください。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | cervo bianco |
| 住所 | 〒630-8336 奈良県奈良市高御門町7 |
| 営業時間 | 11:00〜17:00(16:00以降は要予約) |
| 定休日 | 不定休(月4回程度の営業、主に土日祝) |
| 電話 | 0742-31-1042 |
| 料金目安 | マルゲリータ 1,200円 |
| 公式HP | https://www.cervobianco.net/ |
吉野葛 佐久良|築160年の町家で味わう作りたての葛きり

画像引用元:吉野葛 佐久良 公式ホームページ
「吉野葛 佐久良(さくら)」は、明治初期創業の呉服店が営む甘味処です。築約160年の町家をそのまま活かした店内は、欄間や格子戸など往時の意匠が残り、ならまちの歴史を肌で感じられる空間です。
この店で使われるのは、葛根から1割しか取れないという希少な吉野本葛100%の素材。注文を受けてから作る葛きりは、透明感のある見た目が美しく、箸で持ち上げるとつるんと滑らかな弾力が感じられます。口に入れるとすっと溶けるように消え、ほのかな甘さと葛本来の風味が広がります。葛もちも人気で、きな粉と黒蜜をかけていただくと素朴ながら奥深い味わいが楽しめます。
葛は体を温める効果があるとされ、冬場にもおすすめの和スイーツです。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 吉野葛 佐久良 |
| 住所 | 〒630-8336 奈良県奈良市高御門町2番地 |
| 営業時間 | 10:00〜17:00 |
| 定休日 | 水曜・木曜(祝日は営業) |
| 電話 | 0742-26-3888 |
| 料金目安 | 葛きり 900円〜 |
| 公式HP | http://www.nizuka.com/ |
ならまち格子の家周辺のおすすめ食べ歩きスポット
ならまち格子の家周辺は、ならまちの南側に位置する静かなエリアです。観光客で賑わう北側と比べると落ち着いた雰囲気で、じっくりと食事を楽しみたいときにおすすめのエリアです。
鹿の舟 — かまどご飯が名物の複合施設
よつばカフェ — バス停型看板が目印のレトロ古民家カフェ
粟 ならまち店 — 大和伝統野菜のコース料理(完全予約制)
鹿の舟|かまどで炊いたご飯を味わう複合施設

画像引用元:鹿の舟ホームページ
「鹿の舟(しかのふね)」は、人気雑貨店「くるみの木」がプロデュースする複合施設です。観光案内所の「繭(まゆ)」、食堂の「竈(かまど)」、カフェの「囀(さえずり)」の3つの施設で構成されています。
食堂「竈」の最大の魅力は、本物のかまどで炊いたご飯です。ガスや電気とは異なるかまど特有の火力で炊き上げたご飯は、一粒一粒がふっくらと立ち、噛むほどに甘みが広がります。おかずは奈良の食材を使った素朴な家庭料理が中心で、ご飯のおいしさを引き立てるやさしい味付けです。
カフェ「囀」では、自家製のケーキやドリンクを楽しめます。窓の外に広がる庭の緑を眺めながらのティータイムは、慌ただしい旅の合間にほっと一息つける贅沢な時間です。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 鹿の舟 |
| 住所 | 奈良県奈良市井上町11番地 |
| 営業時間 | 繭 9:00〜17:00/竈 11:00〜16:00/囀 11:00〜17:00 |
| 定休日 | 竈・囀は水曜日(繭は年中無休) |
| 電話 | 繭 0742-94-3500/竈 0742-94-5520/囀 0742-94-9700 |
| 料金目安 | 定食(内容は不定期で変更) |
| 公式HP | https://www.kuruminoki.co.jp/shikanofune/ |
よつばカフェ|バス停型看板が目印のレトロかわいい古民家カフェ

画像引用元:よつばカフェX
ならまちの路地を歩いていると、ふと目に入るレトロなバス停型の看板。それが、築90年の古民家を改装した「よつばカフェ」の目印です。
店内に足を踏み入れると、古い建具や調度品がそのまま活かされたノスタルジックな空間が広がります。日替わりで用意されるマフィンやスコーンは、素朴な味わいながら一つひとつ丁寧に焼き上げられていて、手作りのぬくもりが感じられます。さつまいものマフィンは、さつまいもの自然な甘さが生きていて、コーヒーとの相性も抜群です。
窓際の席に座ると、ならまちの静かな通りを眺めながらゆっくりと過ごせます。平日は17時まで、土日祝は18時まで営業しているので、午後の散策の途中に立ち寄るのにちょうどよいお店です。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | よつばカフェ |
| 住所 | 奈良県奈良市紀寺町954 |
| 営業時間 | 平日 11:00〜17:00(L.O. 16:00)、土日祝 11:00〜18:00(L.O. 17:00) |
| 定休日 | 水曜日(祝日の場合は営業) |
| 電話 | 0742-26-8834 |
| 料金目安 | マフィン 180円〜(日によって変動) |
| 公式ブログ | https://yotubanote.exblog.jp/ ※公式HPなし |
粟 ならまち店|築140年の町家で味わう大和伝統野菜コース

画像引用元:粟 ならまち店ホームページ
「粟(あわ)ならまち店」は、奈良の大和伝統野菜を主役にしたコース料理を提供するレストランです。築約140年の町家を改装した店内は、歴史の重みを感じる梁や柱がそのまま残され、特別な食事にふさわしい空間になっています。
ランチの「大和牛と野菜」コースでは、大和伝統野菜を中心に、季節ごとに異なる食材が次々と登場します。普段スーパーでは見かけない珍しい野菜の数々は、それぞれに個性的な味わいがあり、野菜の持つ力強さに驚かされます。大和牛との組み合わせも絶妙で、奈良の食文化の奥深さを一皿ごとに実感できるコースです。
完全予約制のため、訪問の際は事前に電話またはネット予約が必要です。ランチは最終入店が13:00〜13:30頃なので、余裕を持って予約しましょう。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 粟 ならまち店 |
| 住所 | 奈良県奈良市勝南院町1番地 |
| 営業時間 | 昼 11:30〜15:00(L.O. 14:00)、夜 17:30〜21:00(L.O. 20:30) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 電話 | 0742-24-5699(完全予約制) |
| 料金目安 | 昼の部「大和牛と野菜」コース 4,600円 |
| 公式HP | https://www.kiyosumi.jp/naramachiten |
高畑エリアのおすすめ食べ歩きスポット
高畑エリアは、ならまちの東側に位置する閑静な住宅街です。観光の中心地からは少し離れますが、わざわざ足を延ばす価値のある個性的なお店があります。自然豊かな環境の中で、のんびりとした時間を過ごせるエリアです。
空気ケーキ。 — ふわふわ食感が人気の看板スイーツ
MIA’S BREAD — 季節野菜たっぷりのサンドイッチが自慢のベーカリーカフェ
空気ケーキ。|ふわっと溶ける奈良生まれの新感覚スイーツ

画像引用元:空気ケーキ。ホームページ
「空気ケーキ。」は、その名の通り空気のように軽い食感のケーキが看板商品のお店です。高畑の静かな住宅街の中にあり、隠れ家的な雰囲気が魅力です。
看板商品の「空気ケーキ」は、スポンジとムースの中間のような不思議な食感。口に入れた瞬間にふわっと溶けていき、まるで空気を食べているかのような軽やかさです。プレーンのほか、抹茶やチョコレートなど日替わりのフレーバーが用意されており、訪れるたびに新しい味に出会えます。1個200円という手頃な価格も嬉しいポイントです。
喫茶スペースでは、空気ケーキとドリンクのセットをゆったりと楽しめます。テイクアウトも可能なので、散策のお供に持ち歩くのもおすすめです。ただし人気店のため、喫茶スペースは満席になることが多い点はご注意ください。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | 空気ケーキ。 |
| 住所 | 〒630-8301 奈良県奈良市高畑町738-2 |
| 営業時間 | テイクアウト 9:00〜18:00、喫茶 10:00〜17:30(L.O. 17:00) |
| 定休日 | 火曜・水曜(祝日の場合は営業) |
| 電話 | 0742-27-2828 |
| 料金目安 | 空気ケーキ(プレーン)200円 |
| 公式HP | http://www.kuukicake.com/ |
MIA’S BREAD|季節野菜たっぷりのサンドイッチが自慢のベーカリー

画像引用元:MIA’S BREADホームページ
MIA’S BREADは、もともとならまちの勝南院町にあったベーカリーカフェですが、2024年8月に高畑町へ移転しました。移転後もその人気は変わらず、季節の食材を使ったサンドイッチやパンを求めて多くのお客さんが訪れています。
一番人気の月替わりサンドは、その時期に最もおいしい旬の野菜をたっぷりと使った一品です。パンは外側がパリッと香ばしく、中はもっちり。新鮮な野菜のシャキシャキ感との食感の対比が楽しく、一口ごとに素材の味がしっかりと感じられます。
売り切れ次第閉店のため、確実に購入したい場合は午前中の来店がおすすめです。カフェスペースも併設されているので、焼きたてのパンとコーヒーでゆっくり過ごすこともできます。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | MIA’S BREAD |
| 住所 | 奈良県奈良市高畑町(2024年8月に勝南院町から移転) |
| 営業時間 | 8:00〜16:00頃(売り切れ次第閉店、カフェL.O. 14:00) |
| 定休日 | 月曜・火曜・水曜 |
| 電話 | 0742-27-0038 |
| 料金目安 | 月替わりサンド 1,350円 |
| 公式HP | https://www.miasbread.com/ |
きたまちエリアのおすすめ食べ歩きスポット
きたまちエリアは、近鉄奈良駅の北側、転害門(てがいもん)周辺に広がるエリアです。ならまちの南側に比べると観光客が少なく、地元の人々に愛されるお店が多いのが特徴。穴場的な雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
きたまち豆腐 — 豆腐屋さんの手作りドーナツとソフトクリーム
さくらバーガー — 食べログハンバーガー百名店のご当地バーガー
きたまち豆腐|豆腐屋さんが作る豆乳ドーナツとソフトクリーム

画像引用元:きたまち豆腐ホームページ
転害門のすぐ近くにある「きたまち豆腐」は、豆腐屋さんが営む一風変わったスイーツスポットです。自家製の豆腐や豆乳を使ったスイーツが人気で、食べ歩きにぴったりのメニューが揃っています。
一番のおすすめは「豆乳おからドーナツ」。おからを使っているためヘルシーでありながら、しっとりとした食感が楽しめます。豆乳の風味がほんのりと感じられ、素朴な味わいが魅力です。1個120円という価格も、食べ歩きの気軽なおやつとしてちょうどよい設定です。
豆乳ソフトクリームも人気メニューの一つ。通常のソフトクリームよりもあっさりとした口当たりで、豆乳特有のまろやかな甘さが広がります。豆腐屋さんだからこそ作れる、素材の良さが光るスイーツです。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | きたまち豆腐 |
| 住所 | 奈良県奈良市東包永町75 |
| 営業時間 | 10:00〜18:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 電話 | 0742-27-2711 |
| 料金目安 | 豆乳おからドーナツ 120円 |
| 公式HP | http://www.kitamachitofu.com/ |
さくらバーガー|桜チップくんせいベーコンの奈良ご当地バーガー

画像引用元:さくらバーガーX
「さくらバーガー」は、食べログ「ハンバーガー百名店2024」に選出された実力派のハンバーガー店です。近鉄奈良駅のすぐ近くにあり、アクセスの良さも魅力です。
店名にもなっている「さくらバーガー」は、桜チップでくんせいにしたベーコンが特徴。くんせいの香りが食欲をそそり、ジューシーなパティとの相性が抜群です。バンズはふんわりと柔らかく、具材一つひとつの味がしっかりと感じられる丁寧な作りです。トッピングはカスタマイズ可能で、自分好みのバーガーに仕上げることができます。
朝9時から営業しているため、観光の前に腹ごしらえとして利用するのもよいでしょう。ボリューム満点のバーガーで一日の活力をチャージできます。
| 項目 | 詳細 |
| 名称 | さくらバーガー |
| 住所 | 奈良県奈良市東向北町6 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(L.O. 17:30) |
| 定休日 | 水曜・木曜 |
| 電話 | 0742-31-3813 |
| 料金目安 | さくらバーガー 1,280円 |
| 公式HP | https://sakuraburger.com/ |
ならまち食べ歩きを楽しむためのコツ
ならまちの食べ歩きをより満喫するために、事前に知っておくと役立つポイントをまとめました。
季節ごとの楽しみ方
ならまちの食べ歩きは一年中楽しめますが、季節によって街の雰囲気や過ごしやすさが変わります。
・ 春(3〜5月) — 気候が穏やかで散策にもっとも適した季節。桜並木と町家のコントラストが美しく、屋外での食べ歩きが気持ちよい時期です
・ 夏(6〜9月) — 奈良は盆地のため暑さが厳しくなります。こまめにカフェで休憩を挟みながら回るのがおすすめです。かき氷の名店が多いならまちは、夏こそ本領発揮のエリアでもあります
・ 秋(10〜11月) — 紅葉シーズンは元興寺周辺がとくに趣深い散策エリアに。春と並んで食べ歩きに最適な気候です
・ 冬(12〜2月) — 観光客が比較的少なく、人気店にも入りやすい時期。温かい和スイーツやうどんが体に沁みる季節です
予算別おすすめ店舗ガイド
気軽に食べ歩きを楽しみたい方から、特別なランチを味わいたい方まで、予算に合わせてお店を選べるのもならまちの魅力です。
| 予算帯 | おすすめ店舗 |
| 〜300円 | 中谷堂(180円〜)、きたまち豆腐(120円〜)、萬々堂通則(230円)、よつばカフェ(180円〜)、空気ケーキ(200円) |
| 300〜1,000円 | 魚万(301円)、麺闘庵(700円)、堀内果実園(800円〜)、吉野葛 佐久良(900円〜) |
| 1,000円〜 | ほうせき箱(1,500円)、さくらバーガー(1,280円)、MIA’S BREAD(1,350円)、カナカナ(1,683円)、粟 ならまち店(4,600円) |
食べ歩きの注意点
・ 定休日の確認は必須。水曜定休のお店が多いため、水曜日のならまち訪問はおすすめしません。火曜・木曜もそれぞれ定休の店舗があるため、お目当ての店が決まっている場合は事前に確認しましょう。
・ 売り切れ閉店のお店が多い。中谷堂、麺闘庵、MIA’S BREADなどは売り切れ次第閉店します。確実に食べたいメニューがある場合は、午前中の来店がおすすめです。
・ 予約が必要なお店もある。ほうせき箱(前日21:00〜)や粟 ならまち店(完全予約制)は事前予約が必要です。
・ ゴミ箱が少ない。ならまちエリアには公共のゴミ箱がほとんどありません。食べ歩きで出たゴミは購入した店舗で処分するか、持ち歩き用の袋を用意しましょう。
・ 歩きやすい靴で。石畳や細い路地が多いため、ヒールよりもスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
ならまちへのアクセス・駐車場情報
ならまちへの行き方と、車で訪れる場合の駐車場情報をまとめました。
電車でのアクセス
・ 近鉄奈良駅 — ならまち中心部まで徒歩約5〜10分。もっとも便利な最寄り駅です
・ JR奈良駅 — ならまち中心部まで徒歩約15〜20分。三条通りを東へ進みます
周辺の駐車場
車でならまちを訪れる場合は、周辺の有料駐車場を利用しましょう。主な駐車場は以下の通りです。
| 駐車場名 | 住所 | 料金目安 | 台数 |
| ならまちセンター駐車場 | 奈良市東寺林町38 | 30分200円 | 24台 |
| タイムズ奈良もちいどの | 奈良市餅飯殿町 | 30分200円 | 約15台 |
| 奈良市営高畑駐車場 | 奈良市高畑町 | 1回1,000円 | 166台 |
※料金・台数は変更の場合があります。訪問前に各駐車場の公式情報をご確認ください。
散策マップは奈良町情報館(ならまちセンター1階)や鹿の舟「繭」でもらえるので、最初に立ち寄ってみるのがおすすめです。
まとめ
ならまちは、歴史ある町並みの中にバラエティ豊かなグルメスポットが集まる、奈良ならではの食べ歩きエリアです。できたてのよもぎ餅やふわふわのかき氷から、古民家カフェのランチ、大和伝統野菜のコース料理まで、さまざまなジャンルのおいしさに出会えます。
今回紹介した18店舗は、興福寺・猿沢池周辺からきたまちエリアまで6つのエリアに分散しているので、行きたいお店に合わせてルートを組み立ててみてください。半日でも十分楽しめますし、1日かければほぼすべてのエリアを回ることも可能です。
営業時間や定休日は変更されることがあるので、訪問前に各店舗のSNSや公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。新旧の魅力があふれるならまちで、自分だけのお気に入りの一軒を見つけてみてください。

