MENU

【2024】奈良の車での観光モデルコースおすすめ4種類

奈良の車で行ける観光スポット

都会なら電車やバスがたくさんあって、車がなくてもスムーズに効率よく移動ができます。むしろ車だと駐車場が見つからなかったり高くついたりすることもあります。

しかし、奈良はやはり車の方が効率良く移動ができ、駐車場代も比較的安価です。観光地でしっかりと楽しむためにも移動は楽でスムーズな車の利用をおすすめします。

今回は、車だからこそ回れる奈良観光のモデルコースを4つの地域に分けて紹介します。

目次

奈良の車での観光モデルコース:奈良公園周辺

奈良観光の直球ど真ん中、奈良公園・東大寺界隈を紹介します。

まずは東大寺で大仏様や鹿にご挨拶。たっぷり奈良を感じられるプランですがカフェタイムには、意外なイギリス風カフェを紹介します。最後は若草山から奈良の町を一望してください。

~紹介する行程~

  1. 東大寺:大仏様にご対面
  2. 茶寮世世ZEZE:ランチ
  3. 鹿猿狐ビルヂング:おしゃれな奈良みやげを発見
  4. Brihton tea room:おしゃれなイギリス風カフェで休憩
  5. 若草山:ドライブを楽しむ

東大寺

東大寺

画像引用元:東大寺公式ホームページ

奈良といえば、奈良公園の鹿に並んで東大寺の大仏が有名です。ここは奈良観光のハイライトです。こちらのコースはまずは東大寺からスタートします。

多くの方が修学旅行などで一度は訪れたことがあるかもしれませんが、改めて見ていただきたいのが、東大寺南大門の左右に控える金剛力士像です。鎌倉時代初期(1203年)、運慶・快慶を中心とした仏師たちの手によって、69日間という短期間で作られたといわれています。

東大寺に安置されている廬舎那仏(大仏)を邪悪なものから守るように、今にも動き出しそうな迫力で南大門を守っている姿は圧巻。筋骨隆々、鋭い眼光の日本最古の木彫像に会いに行きましょう。

金剛力士像

画像引用元:写真AC

駐車場

東大寺周辺にはたくさんの駐車場があります。

近鉄奈良駅から東大寺方面へ向かい、東大寺の少し手前にある「夢風ひろば」の駐車場は30分500円ですが、施設内の各店舗のレシート2000円以上で2時間無料となります。奈良らしくてセンスの良いお土産物屋さんや、飲食店、和菓子店がそろっており、ショッピングやお食事にもおすすめです。

参考サイト:夢風ひろば

スポットの概要

スポット名東大寺
所在地〒630-8587 奈良市雑司町406-1
連絡先0742-22-5511(東大寺社務所)
拝観時間大仏殿
4月〜10月:7:30~17:30
11月〜3月:8:00~17:00
参考サイトhttps://www.todaiji.or.jp/

茶寮世世ZEZE

茶寮世世ZEZE

画像引用元:茶寮世世ZEZEinstaglam

2023年8月にオープンしたばかりの茶寮ZEZE(さりょうぜぜ)。マリオット・インターナショナルが展開する、紫翠(しすい) ラグジュアリーコレクションホテル 奈良の敷地内にあるお店です。旧興福寺子院である「世尊院」をリノベーションした趣のある建物で、シルクロード伝来のスパイスを活かしたお料理がいただけます。

観光スポットである奈良公園や東大寺界隈はかなりの人で賑わっていますが、こちらの店内はまるで別世界のように静かで落ち着いた雰囲気。店内からは美しく手入れされた日本庭園を眺めることができます。洗練された食事やアフターヌーンティーの評判も上々です。

駐車場

専用駐車場はありません。奈良登大路自動車駐車場(平日2時間無料、以降1,000円/1日)などを利用しましょう。先ほど東大寺でご紹介した夢風ひろばからも徒歩圏です。

スポットの概要

スポット名茶寮世世ZEZE
所在地〒630-8213 奈良県奈良市登大路町63番地
連絡先0742-93-6558
営業時間11:00~17:00
定休日なし
参考サイトhttps://www.mt-restaurant.com/zeze/

鹿猿狐ビルヂング

鹿猿狐ビルヂング

画像引用元:鹿猿狐ビルヂング公式ホームページ

古いならまちの街並みの雰囲気を壊さず、しかしモダンな趣も融合して突如現れる鹿猿狐ビルヂング。店舗ロゴに「鹿」がデザインされ、生活雑貨を展開する中川政七商店と「猿田彦コーヒー」、スキヤキレストラン「㐂つね」の3つの店舗を象徴する3種の動物がビル名になった複合商業施設です。

一番広く面積を占めているのは旗艦店である「中川政七商店なら本店」。ビルのフロア2階が奈良の工芸品と現代のモダンなデザインが融合した生活雑貨で埋め尽くされ、多くの観光客が品定めをしています。旅先でのちょっとしたおみやげにもぴったりの品が目白押し。どれにしようか迷ってしまいます。

また、東京発のコーヒーブランド「猿田彦コーヒー」のカフェスペースが1階の一角にあり、おいしいコーヒーでほっと一息つけます。そして、ミシュランガイド1つ星の銀座の名店sioが手掛けるすき焼き専門店「㐂つね」。すき焼きをコースでいただけるほか、すき焼き重やきつねうどんも楽しめます。すき焼き重はご飯の上に乗ったすき焼き肉の上に大きな三角のお揚げが乗って、目にも楽しい一品です。

駐車場

専用駐車場はありませんので近隣のパーキングをご利用ください。先述の東大寺から歩くと少し距離があるため車での移動がおすすめです。

猿沢池近くの「ならまち若草モータープール」「タイムズならまち駐車場」が大きな駐車場です。小さなコインパーキングも細い路地を入るといくつかありますので、満車の場合は探してみましょう。

<駐車場アクセス>

ならまち若草モータープール(〒630-8361 奈良県奈良市池之町17)

タイムズならまち駐車場(〒630-8301 奈良県奈良市高畑町1112)

鹿猿狐ビルヂングの駐車場

画像引用元:中川政七商店公式ホームページ

スポットの概要

スポット名鹿猿狐ビルヂング
所在地〒630-8221 奈良県奈良市元林院町22番
営業時間中川政七商店:10:00~19:00
猿田彦珈琲:9:00~19:00(LO18:30)
きつね:
11:00~15:00(LO 14:00)
17:00~21:00(単品ご注文の場合:LO 20:00/コースご注文の場合:19:00)
定休日なし
参考サイトhttps://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/pages/shikasarukitsune.aspx

Brihton tea room

Brihton tea room

画像引用元:Brihton tea room

鹿猿狐ビルヂングでゆっくり奈良のお土産を選んだら、次は少し趣を変えてみましょう。5分ほどならまちを歩いて、イングリッシュカフェBerihton tea roomでアフターヌーンティーを楽しむのはいかがでしょうか?

イギリスのブライトンに22年住んでいる店主が本場イギリスの紅茶とデザートを提供しているお店です。定番のスコーンに添えたクロテッドクリームは重くなくあっさりとして絶品。小さなパフェのトライフルも軽い口当たりの生クリームがいくらでも食べられるおいしさ。

アフターヌーンティーは予約が必要です。公式サイトから3日前までに予約メールを送っておきましょう。

駐車場

専用駐車場はありません。近隣にある「河合モータープール」をご利用の場合は2,000円以上の御飲食で1時間無料サービスが受けられます。

河合モータープール(〒630-8345 奈良県奈良市 西城戸町2)

スポットの概要

スポット名Brihton tea room
所在地奈良県奈良市東城戸町35番地2F
連絡先0742-87-1358
営業時間11:00~18:30(LO:18:00)
定休日月・火曜日(祝日は営業します)
参考サイトhttps://www.brightontearoom.com/

若草山

若草山

画像引用元:奈良県公式ホームページ

若草山は、奈良公園や東大寺の東に位置する芝生に覆われたなだらかな山です。毎年1月に行われる山焼きが有名です。

若草山の山頂からは奈良市街を一望でき、夜には遠く大阪平野を見渡す美しい夜景が見られます。この夜景は新日本3大夜景に選ばれているほど。ドライブデートなら最後にぜひ立ち寄って奈良の町を一望してみましょう。

奈良奥山ドライブウェイ(有料)からくねくねとカーブの多い山道をひたすら上っていくと、やがてT字路に突き当たります。このT字路は必ず右へ入ってください。右へ入ったところにある山頂駐車場に車を停め、5分ほど歩くとすばらしい眺望が目の前に広がります。

山頂には鹿が遊びに来ていることも。運が良ければ山頂からの眺めをバックに鹿が映り込んだ奈良らしい写真が撮影できるでしょう。

夜は冷えて風の強い日もあります。秋から春にかけては一枚上に羽織るものがあると良いでしょう。

駐車場

若草山の山頂に専用駐車場(無料)があります。

スポットの概要

スポット名若草山
所在地〒630-8211 奈良県奈良市雑司町
連絡先0742-22-0375(奈良公園事務所)
参考サイトhttps://www3.pref.nara.jp/park/item/2585.htm

奈良の車での観光モデルコース:天川村~洞川

続いては、天川村から洞川周辺の車での観光モデルコースを紹介します。

奈良県南部の天川村は、山の自然が豊かに残る神秘的ともいえる場所です。今回は長い時をかけて作られた自然の造形物、鍾乳洞を訪ねます。近くには岩肌を流れる大小の滝で名高いみたらい渓谷がある場所です。

そして、山の中に静かにたたずむ龍泉寺を訪れた後は、洞川の温泉へ。車で行けば入浴後もリラックスして帰途につけますね。

~紹介する行程~

  1. 面不動鍾乳洞:自然の造形美を堪能
  2. 味処きらく九兵衛:ボリュームのランチ
  3. 龍泉寺:秋は特に紅葉が美しい
  4. 洞川温泉センター:露天風呂でリラックス
  5. 葛の元祖 八十吉:少し足を延ばして本物の葛(くず)を味わう

面不動鍾乳洞

面不動鍾乳洞

画像引用元:天川村公式ホームページ

面不動鍾乳洞は、奈良県の特別天然記念物の指定を受けている全長280メートルを誇る関西最大規模の鍾乳洞です。天井から何本もの鍾乳石が下がり、地面からは石筍がつきでている様子は見ごたえがあります。

「鍾乳石」は100年かけて1センチ、「石筍」は200年かけてようやく1センチしか成長できないそうです。洞窟内の造形物から悠久の時間に思いを馳せてみましょう。

鍾乳洞までは山間を走る小さな「どろっこ」と呼ばれる丸太の形を模したトロッコで行くことができ、子どもたちにも人気です。面不動鍾乳洞のすぐ近くに「五代松鍾乳洞」もありますので、続けて訪ねても良いでしょう。

鍾乳洞の中の温度は年間を通して8度程度に保たれており、夏場はひんやりと涼しく、冬場は暖かく感じる環境です。

駐車場

みたらい渓谷、面不動鍾乳洞、洞川温泉の界隈はすべて歩いて移動できる距離にあります。

洞川地区には駐車場が点在していますので、そのうちの一つに車を停めたら歩いてこのスポットを楽しんでください。

洞川地区の駐車場情報:天川村公式ホームページ参照

スポットの概要

スポット名面不動鍾乳洞
所在地〒638-0431 洞川673-89
連絡先0747-64-0352
営業時間夏期:8:00~18:00
冬期:9:00~17:00
※入場は終業30分前まで
参考サイトhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5163/

味処きらく九兵衛

味処きらく九兵衛

画像引用元:天川ブランドホームページ(天川村商工会)

面不動鍾乳洞を楽しんでお腹がすいたら、徒歩圏内にあるのが味処きらく久兵衛です。落ち着いた平屋の和風の建物に大きな暖簾が目印で、洞川地区で100年以上続く老舗の食事処です。

アユやアマゴといった川魚の塩焼きや煮つけのほか、この土地ならではの食材を使った定食がおすすめ。天川村の清流の水で作った大きな豆腐や具だくさんの卵焼きなどボリュームも満点。かつおだしベースの優しいお味のにゅう麺に柿の葉寿司や目はりずしなど、奈良らしいお料理をいただけるお店です。

窓際の席につけば、食事をしながら山の木々や清流を眺められます。紅葉時期などは特に贅沢な眺めを楽しめるでしょう。

駐車場

店舗前に数台駐車スペースがあります。この辺りを観光するのであれば、長時間駐車できる駐車場に止めて歩いていくことをおすすめします。お食事だけのご利用の場合は、こちらの駐車場も利用できます。

スポットの概要

スポット名味処きらく九兵衛
所在地吉野郡天川村洞川47
連絡先0747-64-0600
営業時間11:00~3:00
ラストオーダー:3:00
定休日不定休
参考サイトhttps://www.tenkawabrand.com/dorogawa-8.html(天川村商工会)

龍泉寺

龍泉寺

画像引用元:天川村公式ホームページ

腹ごしらえが済んだら、少し歩いて龍泉寺を訪ねてみましょう。

龍泉寺は、1,300年前に修験道の開祖といわれる役業者(えんのぎょうじゃ)が開いたとされる名刹です。今でも修験道の修行に訪れる修験者や登山者が、必ず龍泉寺に詣でるといわれる霊場です。境内には龍の口からの湧水をたたえた水行場があり、多くの修験者がここで水行をします。

龍泉寺の境内は四季折々、美しい表情を見せてくれる庭園となっていますのでどの季節に訪れるのもおすすめです。本堂の前にある不思議な石「なで石」が有名で、かわいいといってなでると軽く感じ、憎いといって叩くと重く感じられるといわれています。ぜひためしてみてください。

駐車場

無料の駐車場があります。

スポットの概要

スポット名龍泉寺
所在地〒638-0431 洞川494
連絡先0747-64-0001
参考サイトhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/4869/

洞川温泉センター

洞川温泉センター

画像引用元:天川村公式ホームページ

洞川温泉地区の最後は、温泉を楽しみましょう。

洞川温泉センターは洞川温泉街の入り口にあり、宿泊なしで温泉を楽しめる村営の施設です。設備は内湯と露天風呂、休憩スペース。泉質は弱アルカリ性、無味無臭の単純温泉で肌がすべすべになると評判です。古くから多くの修験者の修業の疲れをいやしてきた名湯でもあります。

この施設を皮切りに続くのが洞川温泉街。夜には提灯が灯され、ジブリの世界に迷い込んだようなノスタルジックな街並みとなります。趣のある温泉旅館で一泊するのも良いでしょう。

日帰りの方は車なら、バスの時間を気にせずゆっくりと夜の温泉街も楽しめます。温泉で旅の疲れが取れたら、安全運転で帰りましょう。

駐車場

温泉を利用すると駐車料金が1時間半無料となります。

スポット名洞川温泉センター
所在地〒638-0431 洞川13-1
連絡先0747-64-0800
営業時間11:00~20:00(19:30受付終了)
参考サイトhttps://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5145/

葛の元祖 八十吉

葛の元祖 八十吉

画像引用元:葛の元祖 八十吉公式ホームページ

最後にもう一か所、もし時間に余裕があればおすすめしたいのが葛の元祖 八十吉です。

洞川地区から吉野地区までは約45分のドライブですが、せっかく洞川まで来たら、もう少し足を延ばして吉野までまわってみてください。吉野は良質な葛の産地として名高く、こちらでは、吉野葛を利用したさまざまなお菓子を楽しめます。

駐車場

最寄りの駐車場は「下千本駐車場」です。お店の専用駐車場はありません。

スポットの概要

スポット名葛の元祖 八十吉
所在地〒639-3115 奈良県吉野町吉野山561-1
連絡先0746-32-8739
営業時間9:00~18:00
定休日金曜日
参考サイトhttps://www.yoshinokuzu.co.jp/

奈良の車での観光モデルコース:奈良~西ノ京

続いては、奈良市から西ノ京周辺の車での観光モデルコースを紹介します。

約1,300年前の平城京の跡である平城宮跡。その広大な土地からは数千の遺跡が発掘され、古の人々の暮らしを探る貴重な場所として保護されています。平城宮跡で聖徳太子の時代に思いを馳せたら、ランチはその当時の宮廷料理を再現した「古代ランチ」を体験。次に薬師寺を巡り、最後は生駒山から大阪の街を一望するドライブコースでロマンチックな夜景を楽しみましょう。

~紹介する行程~

  1. 平城宮跡:資料館で古代文化をお勉強
  2. 古代ランチ:奈良時代にタイムスリップ
  3. 薬師寺:写経を体験
  4. 西ノ京コーヒー:おいしいコーヒーで一服
  5. 信貴生駒スカイライン:鐘の鳴る展望台から夜景を一望

平城宮跡

平城宮跡

画像引用元:写真AC

平城宮跡の正式名称は国営平城宮跡歴史公園です。平城宮跡は西暦710年藤原京から遷都された平城京の跡地です。1998年には世界遺産に登録されました。

この広大な土地からは多数の遺跡が発掘され、今も残る多くの貴重な埋蔵物を保護するための施設でもあります。平城宮跡資料館、第一次大極殿、復原事業情報館、東院庭園、遺構展示館など多くの施設があり、朱雀門ひろばには朱雀門・体験型学習施設の「平城宮いざない館」・飲食・交流施設の「天平うまし館」・物販施設の「天平みつき館」もあります。

朱雀門や大極殿など各所にボランティアガイドさんがおり、楽しい解説を無料で聞くことができます。時間によりますが、ガイドさんがいればぜひ解説をお願いしてみましょう。

駐車場

広い駐車場があるのでご利用ください。

平城宮跡駐車場

画像引用元:平城宮跡歴史公園公式ホームページ

スポットの概要

スポット名平城宮跡歴史公園
所在地〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号
連絡先0742-36-8780
参考サイトhttps://www.heijo-park.jp/

宮廷料理 天平の宴(奈良パークホテル)

宮廷料理 天平の宴

画像引用元:奈良パークホテル公式ホームページ

平城宮跡で奈良時代の文化を学んだ後は、その時代の貴族が食べていたお料理に挑戦してみましょう。奈良パークホテルでは、奈良時代の宮廷料理をリアルに再現。こだわりぬいたメニューを体験してみてください。

宮廷料理「天平の宴」は当時の宮中の食事処を再現した大広間で提供されます。給仕してくれるスタッフも、当時の衣装に身を包むという徹底ぶり。

供されるお料理は現代では口にしたことがないものがほとんどで、語り部が当時の暮らしの様子とともに一品一品解説してくれます。日本のチーズの元祖といわれる蘇(そ)、当時の人々が食べていた赤米や黒米、古代のクッキーである唐菓子などに舌鼓。

当時の食事そのままでは、現代の味に慣れた私たちには味が薄く感じられるため、お料理の味付けはうまく現代風にアレンジされています。ここでしか味わえないお料理を、再現された宮中の雰囲気とともにお楽しみください。

駐車場

奈良パークホテルの駐車場が利用できます。

スポットの概要

スポット名宮廷料理 天平の宴(奈良パークホテル)
所在地〒631-0845 奈良県奈良市宝来4丁目18番1号
連絡先0742-44-5255
定休日なし
参考サイトhttps://www.narapark.jp/cuisine/

薬師寺

薬師寺

画像引用元:写真AC

食事の後は車で15分ほど走り、西ノ京にある薬師寺へお参りしてみましょう。薬師寺は世界遺産「古都奈良の文化財」の8資産群のうちの一つに数えられています。

2020年末に12年間にわたり行われていた東塔の修復が終わり、今は美しい姿を拝めるようになりました。薬師寺の門をくぐると手前から食堂、大講堂、金堂と続き、次に右側に西塔・左に東塔が現れます。

金堂には国宝「薬師三尊像」が、大講堂には重要文化財の「弥勒三尊像」が祀られているほか、それぞれの建築物も見どころがいっぱい。

また、薬師寺では拝観だけでなく写経を体験することもできます。事前予約は必要ありません。写経のための道場があり、道具などはすべてそろっているため、ふらりと立ち寄ることもできます。何も考えず「書く」ことに集中する時間は日常を忘れ心休まる時間となるでしょう。

また、薬師寺から徒歩10分のところに唐招提寺もあるため、続けて参拝するのもおすすめです。

薬師寺境内図

画像引用元:薬師寺ホームページ(薬師寺境内マップ)

駐車場

上記掲載の薬師寺境内マップ、休ヶ岡八幡宮の南側に駐車場があります。

スポットの概要

スポット名薬師寺
所在地〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457
連絡先0742-33-6001
拝観時間8:30~17:00(受付は16:30まで)
参考サイトhttps://yakushiji.or.jp/

西ノ京珈琲

西ノ京コーヒー

画像引用元:西ノ京珈琲公式ホームページ

西ノ京珈琲は、近鉄西ノ京駅から薬師寺までの道の途中にある古民家カフェです。薬師寺の境内は意外に広くほっと一息つくのには最高の立地です。

ハンドドリップの西ノ京珈琲とスイーツのほか、焼きカレーやサンドイッチなどのお食事メニューもあります。コレステロールや脂質が約20%カットされ、カルシウム分が10%アップした美人卵を使ったプリンやフレンチトーストもおすすめです。

駐車場

専用駐車場はありません。

スポットの概要

スポット名西ノ京珈琲
所在地〒630-8042 奈良県奈良市西ノ京町372-2
連絡先0742-32-2951
営業時間10:00~日による(L.O 18:00)
定休日なし(不定休あり)
参考サイトhttps://www.amima-labo.com/

信貴生駒スカイライン「鐘の鳴る展望台」

信貴生駒スカイライン「鐘の鳴る展望台」

画像引用元:近畿日本鉄道公式ホームページ

半日の奈良観光の締めくくりに、夜景観賞はいかがでしょうか。

奈良と大阪を結ぶ阪奈道路の途中、生駒山の山上口インターから信貴生駒スカイラインへ。生駒山を登って、生駒山上料金所をこえてさらに山中を走るとパノラマ展望台の次に「鐘の鳴る展望台」があります。

ここは特にカップルに人気があるビュースポットです。展望台の頂上の手前に、紐を引いて鳴らす鐘が設置されています。紐を二人でそっと引くと、美しい鐘の音が鳴る仕組みです。

さらに、「誓いのリング」という二人の愛の願掛けスポットもあります。持参した南京錠に二人のメッセージを書いて、誓いのリングにかけることで二人のきずながいっそう深まると信じられています。

また、カップルでなくともここから見える大阪平野の夜景は息を飲む美しさですので、大阪方面へ帰られる方はとくに、ちょっと寄り道されるのはいかがでしょうか?

駐車場

「鐘の鳴る展望台」には24台の駐車スペースがあります。

スポットの概要

スポット名信貴生駒スカイライン「鐘の鳴る展望台」
所在地奈良県生駒郡平群町櫟原1199
参考サイトhttps://www.kintetsu.co.jp/leisure/skyline/romanticview/

奈良の車での観光モデルコース:橿原~桜井~天理

続いては、橿原から桜井、天理周辺の観光モデルコースを紹介します。

ここは奈良市と吉野・洞川の中間に位置する地域です。各拠点はそれぞれ距離がありますのでまさに車でなければ1日では回れないコース。

特に最後の天理市福住のカフェは自然に囲まれた、車でわざわざ訪ねる価値があるカフェです。秋や春のお天気の良い日にぜひ訪ねてみてください。

~紹介する行程~

  1. 橿原神宮前 今井町:江戸時代の面影が残る街並みを散策
  2. 農家のオーベルジュ こもれび:町屋でやさしい自然派ランチ
  3. 大神神社:三輪山をご神体とする日本最古の神社を参拝
  4. やさい菓子工房cocoai:山の自然に囲まれた古民家カフェ

橿原神宮前 今井町

橿原神宮前 今井町

画像引用元:橿原市観光情報サイト

近鉄八木西口駅からすぐの橿原市今井町は江戸時代の町家を大切に今に残している地域です。端から端まで歩いても約15分という小さな区画ですが、まるでタイムスリップしたような感覚になる不思議な街です。奈良の観光地としてはあまり知られていないのですが、おしゃれなカフェや食事処のほか、醤油の醸造所や酒蔵などもあり散策するにはぴったりです。

今井町の散策をするならまずは今井まちなみ交流センター華甍(はないらか)に立ち寄りましょう。ここは明治時代には教育博物館として使われていた建物。重厚な瓦屋根の建物に入ると今井町のジオラマや各種パンフレットが用意されています。ここで、今井町についての勉強をしたらいざ散策へ。

今西家住宅や今井まちや館などは、江戸時代から残る建物の内部を見学することもできます。土間やかまどが残る家屋から、当時の暮らしぶりが想像できます。

一方で、今井町にはおしゃれなカフェやレストランも多数あり、どこに入るか迷ってしまうほどです。酒蔵や醤油醸造所で地元のお土産を購入しても良いでしょう。

駐車場

今井町の公共駐車場は2つあります。

今井町駐車場

画像引用元:橿原市役所Facebook

または八木西口駅近くにGSパーク橿原今井町駐車場があります(GSパーク橿原今井町駐車場)。

スポットの概要

スポット名橿原神宮前 今井町
所在地奈良県橿原市今井町
参考サイトhttps://kashihara-kanko.or.jp/feature/detail.php?fid=7

農家のオーベルジュこもれび

こもれび

画像引用元:農家のオーベルジュこもれび公式ホームページ

今井町内にある古民家をそのまま利用したレストラン「農家のオーベルジュこもれび」。さまざまな小鉢が花かごに盛られたランチやジビエのカレーなど、自然素材にこだわった創作料理が人気です。

料理のみならず、江戸時代の町屋の雰囲気をそのままに残した店内が心地良いと評判を呼んでいます。離れの「蔵」では宿泊も可能。2人だと1泊2食付きでお一人1万円とリーズナブルです。

駐車場

ありません。近隣駐車場を利用しましょう。

スポットの概要

スポット名農家のオーベルジュこもれび
所在地奈良県橿原市今井町4-10-6
連絡先0744-48-0458
営業時間11:00~14:30
18:00~21:00
ディナーは金・土・日で要予約
定休日月曜日(祝日の場合は営業し火曜日が休み)
参考サイトhttps://komorebi.asuka-minpaku.com/

大神神社

大神神社

画像引用元:写真AC

今井町を散策したら、次は30分ほどドライブして桜井市の大神神社を訪れてみましょう。

大神神社は、日本最古の神社の一つといわれています。大神神社には本殿がありません。それは大神神社の後ろにある三輪山をこの神社の御神体と考えているから。拝殿の奥にある三ツ鳥居から山を拝む古代の形式を残す神社です。

大神神社の祭神は、いなばの白兎を助けた神様としても有名。この故事にちなんだ兎の像があり「なでうさぎ」として人々に親しまれています。病気平癒の御利益があるとされ、痛いところや悪いところをなでると治るといわれています。人々が願いを込めてなでるので、なでうさぎはいつもピカピカなのです。

駐車場

参拝者無料駐車場があります。

大神神社駐車場

画像引用元:大神神社公式ホームページ

スポットの概要

スポット名大神神社
所在地〒633-8538 奈良県桜井市三輪1422
連絡先0744-42-6633
拝観時間9:00~17:00
参考サイトhttps://oomiwa.or.jp/

やさい菓子工房cocoai大和高原店

やさい菓子工房cocoai大和高原店

画像引用元:やさい菓子工房cocoai公式ホームページ

後は、さらにドライブして自然に囲まれた古民家自然カフェへ。大神神社から約30分のドライブで天理市福住に向かいます。

やさい菓子工房cocoaiは八木店もありますが、あえて大和高原店へ。山深い場所にある大和高田店へは車でなければ行けません。

提供されるのはてんさい糖やデーツなどの優しい甘みで、奈良県産小麦粉や米粉で作ったこだわりのスイーツ。小さな2人の娘がいるママでもあるパティシエが、子どもたちに食べさせても安心なお菓子を丹精込めて作っています。

イートインは店内、テラス席、ガーデン席、ツリーハウスと好きな場所を選べます。ガーデン席なら犬連れもOK。山からの景色を楽しみながら、ほっと一息つける素敵なスイーツカフェです。

駐車場

店舗のそばに約20台の駐車スペースがあります。

スポットの概要

スポット名やさい菓子工房cocoai大和高原店
所在地奈良県天理市福住町8558
連絡先0743-25-8280
営業時間10:00〜16:00 (夏場のかき氷提供は11:00~16:00)
定休日水曜日
参考サイトhttps://www.cocoai-nara.com/2021/07/06/tenri_open/

まとめ

奈良観光の王道コースから、ちょっとマイナーな奈良の隠れた魅力が感じられるコースまでご紹介しました。本当はもっとご紹介したい場所があるのですが、それはまた次の機会に。

とくに奈良県南部はドライブするだけでも目に楽しい自然が多く残ります。それだけにバスや電車だとアクセスが少々面倒。 車の運転が好きな方は、ぜひドライブで奈良観光をお楽しみください。

目次