奈良県の真ん中付近にある明日香村は、飛鳥時代(592年〜710年)に都が置かれて栄えました。飛鳥時代に活躍した聖徳太子にゆかりのある橘寺など、歴史と深いつながりのあるスポットが明日香村にはあふれています。
明日香村には謎の奇岩が多いのも特徴で、さまざまな伝説が残っています。なぜそこにあるのか、何の目的で作られたのか考えてみるのも醍醐味です。
観光に疲れたらツヤツヤした大粒の苺を食べ放題したり、古民家カフェに立ち寄ったりしてお腹を満たしましょう。
今回は、古代ロマンあふれる自然豊かな明日香村のおすすめの観光スポット18ヶ所を、次の6つのジャンルに分けて紹介します。
- 国営飛鳥歴史公園
- ミュージアム
- 石造物
- お寺
- いちご狩り
- グルメ
明日香村のおすすめ観光スポット:国営飛鳥歴史公園
明日香村の観光の起点になる広大な国営飛鳥歴史公園は、観光名所によって5つのエリアに分かれています。気候の良い時期にはレンタサイクルやハイキングをして公園内を回る観光客も多くいます。
ここでは、明日香村にある国営飛鳥歴史公園の中から、おすすめの観光スポットを4ヶ所詳しく解説します。
- 石舞台古墳
- 甘樫丘
- キトラ古墳
- 高松塚古墳
石舞台古墳
画像引用元:写真AC
石舞台古墳は、石舞台周辺地区の中央に位置する巨大な石室古墳です。
見どころは、圧倒的なスケールと珍しさです。日本最大級の方墳で、高さ4.7メートル、幅約3.5メートル、奥行き約7.6メートルあります。方墳とは四角形の古墳です。石室内部は見学可能で、大人が両手を広げて手を伸ばしても余裕で届きません。石舞台古墳で最も大きな天井石は77トンあります。
土が盛られて隠れているはずの石室が露出している珍しい形状をしています。石舞台古墳の名前の由来は、この露出した天井石が舞台のように平らになっていることです。古墳が誰のお墓なのかは不明ですが、蘇我馬子の墓であるという説が有力です。
晴れた日に石室内部に入ると、石の隙間から差し込む光が神秘的です。明日香を訪れるなら一度は訪れるべき明日香村の観光を代表するスポットです。
施設名 | 石舞台古墳 |
所在地 | 〒634-0112 奈良県高市郡明日香村大字島庄 |
入場時間 | 年中無休 9:00~17:00(受付16:45まで) |
入場料 | 一般::300円 高校生~小学生:100円 ※団体割引あり |
問い合わせ | 0744-54-3240(飛鳥観光協会) |
アクセス | バス:「石舞台」を降車後、徒歩約3分 |
駐車場 | 【国営飛鳥歴史公園石舞台地区駐車場】 無料(普通14台、身障者用2台) |
公式サイト | https://www.asuka-park.jp/area/ishibutai/ |
甘樫丘(あまかしのおか)
画像引用元:写真AC
甘樫丘周辺地区では、甘樫丘展望台と川原展望台からの景観や、万葉集に登場する植物を観察できる万葉の植物園路を楽しめます。標高148メートルの頂上へは緩やかな傾斜の階段が続いており、所要時間は10分ほどです。
見どころは、甘樫丘展望台です。古代ロマンを感じるスポットがパノラマで一望できます。万葉集にも詠まれている美しい山稜を持つ大和三山や、車で10分ほどの距離にある藤原京などが見えます。水墨画の濃淡の景色のように遠くに霞んで見える山は、生駒山や金剛山系の山並みなどです。
夕方から夜にかけて夜景を見るのもおすすめです。大和三山の稜線が西日の中にくっきりと浮かび上がって美しいです。
甘樫丘展望台は令和7年上旬まで工事のために立ち入り禁止ですが、観桜期のみ立ち入りが許可されます。桜とともに、明日香を代表する景色を見てはいかがでしょうか?
施設名 | 甘樫丘展望台 |
所在地 | 〒634-0107 奈良県高市郡明日香村大字豊浦 |
立ち入り禁止期間 | 【甘樫丘展望台及び周辺の園路】令和6年2月上旬~7月上旬を予定 ※桜の開花時期(令和6年3月15日から4月8日)は園路を全て開放し展望台への訪問は可能 |
開園時間 | 終日入園可能 |
入園料 | 無料 |
問い合わせ | 0744-54-2441(国営飛鳥歴史公園飛鳥管理センター) |
アクセス | バス:「甘樫丘」から徒歩約15分 |
駐車場 | 【国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区川原駐車場】 無料(普通29台、身障者用2台) |
公式サイト | https://www.asuka-park.jp/area/amakashinooka/ |
キトラ古墳
画像引用元:国営飛鳥歴史公園ホームページ
キトラ古墳周辺地区には、特別史跡キトラ古墳やキトラ古墳壁画体験館 四神の館など、飛鳥時代の人々の歴史や文化を学べる施設が集まっています。体験工房では古代ガラスのアクセサリー作りなど、時期によってさまざまな体験ができます。
天井に天文図が映し出される本館など、見ていて飽きないさまざまな工夫がされています。施設自体が新しく、洗練されたミュージアムです。雨の日も比較的混雑しない穴場スポットです。
見どころは、キトラ古墳壁画体験館 四神の館です。こちらではキトラ古墳壁画の実物を実際に見られます。人数制限をして期間限定で公開され、事前登録制です。大変貴重なものなので、時期が合えばぜひ見学してみてください。
見るだけでは物足りない方は、週末体験プログラムの勾玉づくりや銅鏡づくりなどを楽しめます。プログラムは毎月変わります。キトラ古墳壁画の公開時期と体験プログラムは、訪れる前に公式ホームページで確認してみましょう。
施設名 | キトラ古墳壁画体験館 四神の館 |
所在地 | 〒634-0134 奈良県高市郡明日香村大字阿部山67 |
開館時間 | 9:30~17:00(12月~2月は9:30~16:30) |
休館日 | 12月29日~1月3日または4、7、11、2月の第2月曜日(祝日の場合は翌日) |
入館料 | 無料 |
問い合わせ | 0744-54-5105(キトラ古墳壁画体験館 四神の館) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩22分 |
駐車場 | 【第一駐車場】〒634-0134 奈良県高市郡明日香村大字阿部山 無料(普通18台、身障者用2台、大型6台) 【第ニ駐車場】〒634-0135 奈良県高市郡明日香村大字檜前 無料(普通40台、身障者用2台) |
公式サイト | https://www.asuka-park.jp/area/kitora/ |
高松塚古墳
画像引用元:国営飛鳥歴史公園ホームページ
高松塚周辺地区は近鉄飛鳥駅から最も近く、公園内のさまざまな案内を受けられる国営飛鳥歴史公園館は徒歩約10分ほどの距離にあります。高松塚古墳は日本で初めて発見された極彩色の壁画が発見されたことで有名です。
見どころは、高松塚壁画館です。実物は公開されていませんが、日本画の巨匠・平山郁夫氏監修の元で精密に模写された壁画が公開されています。他に美しい模様が施された海獣葡萄鏡のレプリカなどが展示された高松塚壁画館には、高松塚古墳の魅力がつまっています。
所要時間は平均20分ほどなので、他のスポットと組み合わせて回りやすいです。
施設名 | 高松塚壁画館 |
所在地 | 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村大字平田439 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 12月29日~1月3日または4、7、11、2月の第2月曜日(祝日の場合は翌日) |
入館料 | 一般 :300円 大学・高校生:130円 中学・小学生:70円 |
問い合わせ | 0744-54-3340(高松塚壁画館) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約12分 |
駐車場 | 【国営飛鳥歴史公園高松塚周辺地区駐車場】 無料(普通33台、身障者用2台、大型7台) |
公式サイト | https://www.asuka-park.jp/area/takamatsuzuka/ |
明日香村のおすすめ観光スポット:ミュージアム
実際に古墳や歴史的建造物を見学するのも良いですが、じっくり万葉文化を学ぶとさらに理解が深まって観光が楽しくなります。
ここでは、明日香村にあるミュージアムの中から、おすすめの観光スポットを1ヶ所詳しく解説します。
- 奈良県立万葉文化館
奈良県立万葉文化館
画像引用元:写真AC
奈良県立万葉文化館は「万葉集」を中心とした古代文化に関することを、総合文化拠点として楽しく学ぶことができる施設です。地下の展示室の入り口付近にある光と映像と音楽が流れる万華鏡のような空間を抜けると、古代人の生活を表したレプリカや万葉劇場があります。
見どころは、朱塗りの宮殿の入り口が美しい万葉劇場で開催される人形劇です。人形、映像、光などを用いて迫力ある劇が展開されて人気があります。人形の歌劇は「額田王」と「柿本人麻呂」です。他に「万葉のふるさと」というアニメーションが見られます。
1階の「カリオン」という飲食店では、カラフルで写真映えするカレーやパフェなどが食べられます。地元の食材を多く使っており、見た目だけでなく味も絶品です。
所在地 | 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 |
開館時間 | 10:00~17:30(入館は17:00まで) |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の平日)、年末年始、展示替日 |
入館料 | 入館料: 無料(一般展示室・特別展示室は観覧無料) 展覧会観覧料: 有料(企画により異なる) |
問い合わせ | 0744-54-1850 |
アクセス | バス:「万葉文化館西口」下車後すぐ |
駐車場 | 無料(普通自動車110台、バス7台) 万葉文化館の開館日の9:00~18:00(入場は17:00まで) |
公式サイト | https://www.manyo.jp/ |
明日香村のおすすめ観光スポット:石造物
明日香村といえば、謎の石造物が多くあることで有名です。そのユニークな形は人々を引きつけます。背景にある歴史や伝説を知ると、見学がもっと楽しくなります。
ここでは、明日香村にある石造物の中から、おすすめの観光スポットを4ヶ所詳しく解説します。
- 亀石
- 鬼の俎・鬼の雪隠
- 酒船石
- 猿石(吉備姫王の墓)
亀石
画像引用元:写真AC
亀石は、明日香村を代表する謎の石造物の一つです。笑っている亀のような巨大な石は、花崗岩でできています。
おすすめポイントは、亀石に伝わる怖い伝説です。昔、亀石がある川原と当麻が喧嘩をした際に、当麻の蛇の仕業で湖に住んでいた多くの亀が死んでしまいました。村人たちは亀を弔い、亀の形に石を刻んで供養しました。
現在南西を向いて微笑んでいる石が西を向いて当麻をにらみつけたとき、奈良盆地一帯が泥の海に沈むといわれています。あくまでも伝説で、実際のところ何の目的で作られたかはわかっていません。
所在地 | 〒634-0141 奈良県高市郡明日香村川原 |
問い合わせ | 0744-54-3240(一般社団法人 飛鳥観光協会) |
アクセス | バス:「野口(明日香)」下車後、徒歩約5分 |
公式サイト | 【奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット】 https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/04stone/03east_area/kameishi/ |
鬼の俎(まないた)・鬼の雪隠(せっちん)
画像引用元:写真AC
鬼の俎は、その名のとおり料理をするためのまな板で、雪隠とはトイレのことです。欽明天皇陵の東の小丘の斜面の高いところに鬼の俎、道を挟んで麓に鬼の雪隠があります。本来は石棺式石室の一組の石材でしたが、盛り土がなくなって現在の姿になったとされています。
おすすめポイントは、鬼の伝説です。鬼の俎と雪隠があるあたりは霧が多く発生する地域で、鬼は霧に紛れて旅人を捕まえていました。まな板で調理して満腹になったあとは雪隠で用を足したそうです。4メートルもの巨大なまな板を使う鬼はかなり大きかったことでしょう。
現在、鬼の俎と雪隠の正体は欽明天皇陵の石室の底石と蓋とされています。底石がまな板で、石室が蓋です。
所在地 | 〒634-0145 奈良県高市郡明日香村野口 |
問い合わせ | 0744-54-3240(一般社団法人 飛鳥観光協会) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約10分 |
公式サイト | 【奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット】 https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/04stone/03east_area/oninomanaita-oninosetchin/ |
酒船石
画像引用元:写真AC
酒船石は、長さ5メートルを超える巨大な石です。
おすすめポイントは、石の表面に彫られた不思議な模様です。くぼみとくぼみが溝で結ばれています。この溝は酒の醸造に使用されたとか、砂金の精選に用いられたとか諸説あります。どれが正解なのか考えて楽しむこともできます。
所在地 | 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡 |
問い合わせ | 0744-54-3240(一般社団法人 飛鳥観光協会) |
アクセス | バス:「岡天理教前」下車後、徒歩約3分 |
公式サイト | 【奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット】 https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/04stone/03east_area/sakafuneishi/ |
猿石(吉備姫王の墓)
画像引用元:写真AC
猿石は、吉備姫王の檜隅墓の柵の内側にある4つの石です。近鉄飛鳥駅から徒歩で行くことができます。
おすすめポイントは、4体ともユニークな猿の形をしていることです。4体は姿形が異なり、それぞれが女・山王権現・僧・男と呼ばれています。僧以外は背にも顔があります。名前は姿形からきているので、それぞれの名前を当ててみましょう。
所在地 | 〒634-0144 奈良県高市郡明日香村平田 |
問い合わせ | 0744-54-3240(一般社団法人 飛鳥観光協会) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩5分 |
公式サイト | 【奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット】 https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/04stone/03east_area/saruishi/ |
明日香村のおすすめ観光スポット:お寺
飛鳥時代に都があった明日香村には、歴史あるお寺や神社が多くあります。それぞれ個性的で、知れば知るほど訪れてみたくなります。
ここでは、明日香村にあるお寺から、おすすめの観光スポットを4ヶ所詳しく解説します。
- 岡寺
- 飛鳥寺
- 飛鳥坐神社
- 橘寺
岡寺
画像引用元:写真AC
岡寺は、日本最初の厄除け霊場として知られるお寺です。約1,300年前に義淵僧正によって建立され、創建時は龍蓋寺という別名がありました。本尊・如意輪観音座像は4.6メートルあり、日本最大の塑像(土でできた仏像)です。
見どころは、春の境内を彩る3,000株のシャクナゲです。大ぶりで華やかな花を咲かせるシャクナゲはピンク色が中心で、本堂周辺など歴史的建造物を背景にするとさらに見応えがあります。例年、シャクナゲまつりが実施されます。
四季折々の花やビー玉を浮かべた季節手水が非常に美しいので、岡寺を訪れたら一度のぞいてみてください。シャクナゲの時期にも例年美しい華手水が見られます。
所在地 | 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡806 |
入山時間 | 8:30~17:00(3月~11月) 8:30~16:30(12月~2月) |
入場料 | 大学生以上:400円 高校生:300円 中学生:200円 |
見頃 | シャクナゲ:4月中旬 ~ 5月上旬 |
問い合わせ | 0744-54-2007(8:30〜17:00) |
アクセス | 奈良交通:「橿原神宮前駅 東口」甘樫丘・石舞台方面行き「岡寺前」下車徒歩10分 ※近鉄「岡寺駅」には、バス・タクシーがありません。徒歩約1時間です。 |
駐車場 | 無料 ※道が非常に狭いです。「岡寺門前駐車場」は民営です。 |
公式サイト | https://www.okadera3307.com/ |
飛鳥寺
画像引用元:写真AC
飛鳥寺は、596年に蘇我馬子の発願によって建てられた日本初の本格的伽藍を持つ寺院です。平城遷都に伴い奈良市に新築移転した際に、平城京にある寺は元興寺、飛鳥寺は本元興寺と呼ばれるようになりました。
見どころは、重要文化財に指定されている本尊・銅造釈迦如来坐像です。7世紀前半に作られた日本最古の仏像で、高さは3メートルあります。「飛鳥大仏」と呼ばれ親しまれ、1,400年間鎮座して時代や人を見守ってきました。
飛鳥寺周辺を彩る四季折々の景観も美しいです。春は桜や菜の花、秋は彼岸花が周辺に咲き、飛鳥寺とともに目を楽しませてくれます。比較的混雑しない穴場スポットです。
所在地 | 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥682 |
拝観時間 | 9:00~17:30(10月~3月は17:00まで) ※受付は各15分前まで |
拝観料 | 大人・大学生:350円 高校生・中学生:250円 小学生:200円 ※団体割引あり |
問い合わせ | 0744-54-2126 |
アクセス | 明日香周遊バス:近鉄橿原神宮前駅東口から乗車して「飛鳥大仏前」下車後、徒歩1分 |
駐車場 | 有料(20台) |
公式サイト | 【奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット】 https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/asukadera/ |
飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)
画像引用元:写真AC
飛鳥坐神社は、子孫繁栄や縁結びのご利益で有名な神社です。境内には持ち上げると幸福が訪れるとされる「力石」や、願掛け絵馬を結ぶ「むすびの木」などパワースポットがあります。本殿や拝殿は丹生川上神社上社から近年移築されました。
見どころは、西日本三大奇祭の一つである「おんだ祭」です。毎年2月第1日曜日に行われ、子孫繁栄の子宝や縁結びなどを願う多くの参拝者が訪れます。御供撒きで撒かれる「福の紙(神)」は、手に入れば子宝に恵まれるといわれています。
所在地 | 〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥708 |
拝観料 | 境内散策無料 |
問い合わせ | 0744-54-2071(受付時間:9:00~17:00) |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約45分 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | http://asukaniimasujinja.jp/ |
橘寺
画像引用元:写真AC
橘寺は、聖徳太子誕生の地とされる天台宗の寺院です。本尊は国重要文化財に指定されている聖徳太子座像です。
見どころは、往生院の天井画です。260点ある格子の一つひとつが現代画家たちによって描かれています。華やかで美しい花の絵が並ぶ様は圧巻で、撮影も可能です。予約すると、1,500円で随時写経体験ができます。
所在地 | 〒634-0142 奈良県高市郡明日香村橘532 |
拝観時間 | 09:00~17:00(受付16:30まで) |
拝観料 | 大人・大学生:400円 高校生・中学生:300円 小学生:200円 |
問い合わせ | 0744-54-2026 |
アクセス | バス:「川原」または「岡橋本」下車後、徒歩約3分 |
駐車場 | 無料 |
公式サイト | https://tachibanadera-asuka.jimdofree.com/ |
明日香村のおすすめ観光スポット:いちご狩り
春といえばいちご狩りです。緑豊かな明日香村は農業も盛んで、春になるといちご狩りを開催している農園が多くあります。
ここでは、明日香村のいちご狩りにおすすめの観光スポットを2ヶ所詳しく解説します。
- オノウエ農園
- あすかいちご狩りパーク
オノウエ農園
画像引用元:オノウエ農園ホームページ
オノウエ農園は、いちご狩りといちごの直売をしている農園です。「あすかルビー」をはじめ、新品種「奈乃華」も栽培しています。「奈乃華」もいちご狩りの対象です。
おすすめポイントは、夜のいちご狩り「ナイトストロベリー」ができることです。全国的に夜のいちご狩りが流行していますが、奈良県ではオノウエ農園が初めて実施しました。
BGMが流れるイルミネーションで飾られたハウス内は、昼間とはガラッと雰囲気が変わります。ハウス栽培なので雨の日も安心で靴も汚れにくく、デートや仕事帰りに訪れても楽しめます。
30分間の食べ放題で、幼児も手が届く高さに苺があります。仮設トイレが完備されているので安心感があります。
所在地 | 【第1ハウス 】 〒634-0132 奈良県高市郡明日香村檜前655 【第2ハウス】 〒634-0132 奈良県高市郡明日香村栗原483 |
営業時間・予約 | 【昼】 昼のいちご狩りは、「あすかいちご狩りパーク」で明日香村内いちご農園が当番制で担当。オノウエ農園の当番日は電話(070-8416-3910)かインスタグラムで確認。 【夜】 オノウエ農園で開催。 1月~5月末:金、土、日、祝(16:30~19:00) 予約はじゃらんnetまたは電話。 |
料金例 | 大人:2,100円 小人:1,850円 幼児:950円 3歳未満:無料 |
問い合わせ | 070-8416-3910 |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約20分 |
駐車場 | 無料(15台) |
公式サイト | 【ホームページ】 https://farmonoue.wixsite.com/my-site-15 【インスタグラム】 https://www.instagram.com/farmonoue1515/ |
あすかいちご狩りパーク
画像引用元:あすかいちご狩りパークホームページ
あすかいちご狩りパークでは、奈良県のブランド苺「あすかルビー」のいちご狩りができます。赤い宝石とも呼ばれるあすかルビーは、程よい酸味と甘みの絶妙なおいしさが特徴のみずみずしい苺です。
開催場所は明日香村の村内にある18ヶ所の農園のいずれかです。同日に18ヶ所の農園で毎日開園しているわけでなく、当番制で選ばれます。こちらから日付を指定して好きな農園を選ぶことはできません。
おすすめポイントは、どの農園もビニールハウスで高設栽培していることです。雨の日も関係なくいちご狩りができるので、旅行の予定にも組み込みやすいです。
30分間の食べ放題で完全予約制です。お腹いっぱい食べて、春を満喫してみましょう。
所在地 | 農園は村内に18か所。予約時に担当農園が伝えられる。 |
開催期間・予約 | 【開催日】2024年1月6日~5月26日 ※2月1日以降 水・土・日・祝に開園。春休み期間(3月25日〜4月5日)は毎日開園しています。 【時間】10:00~16:00(最終入園15:30) 【予約】あすか夢耕社(いちご狩りのご案内) |
料金 | 【2024年1月6日~4月14日】 大人(中学生以上):2,000円 小学生:1,600円 幼児(3歳以上):1,000円 【2024年4月15日~5月26日】 大人(中学生以上):1,700円 小学生:1,400円 幼児(3歳以上):900円 |
問い合わせ | 【あすかいちご狩りパーク専用ダイヤル】 0744-54-1115 (受付: 8:30~17:00) |
公式サイト | https://asukamura.com/ichigo/park.html |
明日香村のおすすめ観光スポット:グルメ
明日香村の観光スポットは屋外が多いため、歩き回るとお腹が空きます。観光地なのでさまざまな飲食店があり、春には明日香ストロベリーフェアも実施されます。
ここでは、明日香村のおすすめのグルメ観光スポットを3ヶ所詳しく解説します。
- cafeことだま
- 珈琲館 御園
- ひだまりcafe あすか
cafeことだま
画像引用元:cafeことだまホームページ
「cafeことだま」は、古民家をリノベーションした大人気のカフェレストランです。店内は古民家カフェらしい木のぬくもりがある落ち着いた雰囲気で、お土産販売やギャラリースペースがあります。
おすすめのメニューは、「ことだまランチ」です。食事はことだまランチのみで数量限定なので、確実に食べたい方は予約をおすすめします。
ことだまランチのメニューは定期的に変わり、ワンプレートに乗った色んな惣菜、サラダ、スープ、食後の飲み物などが基本的についてきます。明日香村で毎朝仕入れた旬の新鮮野菜を使用しており、素朴でありながら素材の味を引き出したおいしい料理が食べられます。
ティータイムに提供されるスイーツも人気があります。例年、春に提供される苺を使ったパフェは絶品です。ほっこりした気持ちになれるカフェで一休みして、また観光を楽しみませんか?
所在地 | 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡1223 |
営業時間 | 10:00〜17:00(土日祝は18:00、L.O.閉店30分前) |
定休日 | 毎週火曜・第三水曜日(祝日の場合はお問い合わせ下さい) ※不定休・夏季・冬季休業あり |
料金例 | ことだまランチ:1,620円 |
問い合わせ | 0744-54-4010 |
アクセス | 奈良交通バス:「飛鳥駅」から乗車し、「観光会館前」または「岡寺前」下車すぐ |
駐車場 | 無料(15台。南路地から入って店舗裏にあり。狭いので注意。カーナビには住所を直接入力) |
公式サイト | https://www.cafe-kotodama.com/ |
珈琲館 御園
画像引用元:珈琲館 御園ホームページ
「珈琲館 御園」は、モーニング営業もしている創業40年のカフェレストランです。特にコーヒーにこだわっており、創業時からサイフォンで入れています。いつも混み合っている大人気店です。
おすすめのメニューは、「モーニングセット」です。パンは、厚切りトースト、ホットドッグ、デニッシュなどから選べます。飲み物はコーヒーを中心に用意されています。朝から店内いっぱいに広がるコーヒーの香りを吸い込んで、贅沢な時間を過ごしてはいかがでしょうか?
喫茶メニューとして、さまざまな豆のコーヒーが用意されています。アイスコーヒーの氷はコーヒーを凍らせたものを使用しており、最後まで味が薄くなりません。シナモンカプチーノはシナモンが添えられていて本格的です。
スイーツメニューも評判が良く、メープルワッフルやショコラズコットはコーヒーと合って絶品です。
所在地 | 〒634-0111 奈良県高市郡明日香村御園1-1 |
営業時間 | 7:30~18:00 |
定休日 | 無休(年末年始を除く) |
料金例 | モーニングAセット:740円 |
問い合わせ | 0744-54-3386 |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約2分 |
駐車場 | 有(乗用車10台。駐輪場あり) |
公式サイト | https://coffeemisono.wordpress.com/ |
ひだまりcafe あすか
画像引用元:ひだまりcafe あすかホームページ
「ひだまりcafe あすか」は、カフェ&ペンション飛鳥が手がけるカフェレストランです。駅から3分という抜群の立地にあるペンションの1階部分にカフェがあります。
おすすめのメニューは、「ひだまりかふぇランチ」です。ランチは日替わりで、さまざまな惣菜が乗ったワンプレート、サラダ、グラタン、スープ、デザート、食後のドリンクがついてきます。手の込んだ惣菜など、どの料理もおいしくてお腹いっぱい食べられます。
所在地 | 〒634-0138 奈良県高市郡明日香村越17 ペンション飛鳥1F |
営業時間 | 11:00~14:00(閉店15:00 ) |
定休日 | 水曜日 |
問い合わせ | 0744-54-3017 |
アクセス | 近鉄飛鳥駅から徒歩約3分 |
駐車場 | 有(小型バス1台、乗用車10台、駐輪場) |
公式サイト | https://pension-asuka.com/cafe.html |
まとめ
奈良県にある明日香村のおすすめ観光スポットを18ヶ所紹介しました。有名な石舞台古墳や謎の奇岩など、明日香には魅力的なスポットがたくさんあります。
一つひとつの観光スポットが離れていますが、自転車や車を使えばすぐに到着できます。近年、トゥクトゥクを提供する業者も現れました。
気になる場所はありましたか?さあ、明日香村を訪れて古代ロマンを感じる観光をしてみましょう!