歴史的建造物や豊かな山の自然が豊富な奈良県。日本国内のみならず海外からも多くの観光客が訪れます。せっかく奈良を観光するなら、「素敵な写真を撮りたい」「写真をSNSに投稿して『いいね!』を集めたい」と思う方も多いでしょう。
今回は、数多くある奈良の観光スポットの中でも、特にフォトジェニックな場所やグルメを紹介します。季節ごとに色彩あふれる奈良を楽しんでいただけるようピックアップしてお伝えします。
奈良のインスタ映え観光スポット:自然編
まずは、奈良のさまざまな自然の美しさを満喫できる場所を紹介します。同じ場所でも訪れる季節や時間によって表情は大きく変わります。奈良の素敵な顔をたくさん見つけてください。
- 若草山
- 奈良公園
- 谷瀬のつり橋
- みたらい渓谷
- 曽爾高原
若草山
画像引用元:奈良公園公式ホームページ
若草山は奈良観光の玄関口、奈良公園の東にある小高い山です。標高約342メートル、決して高い山ではないものの、若草山の頂からは遠く生駒山まで広がる奈良の市街地が見渡せます。山頂からは小さく興福寺の五重塔や東大寺の屋根が見えることもあります。
車だと「奈良奥山ドライブウェイ」で山頂まで7~8分で到着。無料の駐車場に車を停めて、5分ほど歩くと目の前に遮るもののない雄大な景色が広がります。車がない場合は、バス利用でのアクセスも可能です。
山頂では高確率でのんびりと散歩する鹿たちに出会えます。眼下に広がる市街地をバックに鹿の親子を写真に収めてみましょう。夕暮れ時には赤く染まる景色をバックに鹿のシルエットが映りこんだ写真も素敵です。
さらに、若草山からの夜景は新日本三大夜景の一つに選ばれているほど美しく、きらめくたくさんの街灯がまるで宝石箱をひっくり返したよう。
どの時間、どの季節に行っても特別な一枚を撮影できるおすすめの写真スポットです。
施設概要
スポット名 | 若草山 |
所在地 | 〒630-8211 奈良県奈良市雑司町469 |
連絡先 | 0742-22-0375(奈良公園事務所) |
公式サイト | https://narashikanko.or.jp/spot/nature/wakakusayama/ (奈良市観光協会) |
奈良公園
画像引用元:奈良市公式ホームページ
奈良といえば奈良公園の鹿が連想されるほど、奈良公園は全国的に知名度が高いです。近鉄奈良駅から東大寺や春日大社方面へ通じる広大な敷地全体が鹿の楽園です。
まずは、そこかしこにいる愛らしい鹿たちにご挨拶。木陰でのんびりと休憩する鹿や、車を止めてゆっくりと横断歩道を渡る鹿の群れなど、かわいい鹿のシャッターチャンスはたくさんあります。
動物園のように柵越しでなく、ひと慣れした温厚な鹿を間近で撮影できるでしょう。ただし、鹿はあくまでも野生動物ですので、適度な距離を保ってやさしく接するようにしてください。
のんびりとした鹿と別の様子が見られるのが、毎年10月に行われる「鹿の角切」行事です。法被を着た勢子(せこ)と呼ばれる男たちが、素手で逃げ回る牡鹿を追い込み組み敷くと、烏帽子姿の神官役がのこぎりで大きく伸びた鹿の角を切り落とします。かわいい鹿も良いですが、この行事では迫力ある牡鹿の姿を写真に収められます。
また、鹿のほかにも奈良公園には興福寺の五重塔や浮御堂、明治時代に建てられた重厚な奈良国立博物館などの建築物も。何気なく散策していると絵になる景色が次々に現れるのが奈良公園の魅力です。
そして、季節の移ろいによって表情を変える奈良公園の美しさも必見です。特に春の桜や秋の紅葉は圧巻の美しさを見せてくれます。何度も訪れて季節ごとのお気に入りの写真をSNSにアップしてください。
施設概要
スポット名 | 奈良公園 |
所在地 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町ほか |
連絡先 | 0742-22-0375(奈良公園事務所) |
公式サイト | https://narashikanko.or.jp/spot/park/narakoen/ (奈良市観光協会) |
谷瀬のつり橋
画像引用元:奈良県観光公式サイト
吉野郡十津川村にある谷瀬のつり橋は、昭和29年に村人の手でかけられました。長さ297メートル、高さ54メートルと、生活用としては日本一長いつり橋で現在も村の人たちの大事な連絡通路となっています。
訪れてみると、重機などがない時代にどうやってこの長いつり橋をかけたのかと驚くでしょう。そのくらいその高さは圧巻で、高所恐怖症の人なら足がすくんで初めの一歩が出ないかもしれません。
歩いて渡ってみると、常にゆっくり大きく揺れているような感覚を覚えます。それでも勇気を出して進んでいくと中ほどからは、はるか下に流れる川やキャンプ場のテントが小さく見え、ますますその高さを実感するのです。
つり橋は遠景も良いですが、渡り始めから見える向こう岸までの長く伸びたつり橋の様子が映える写真になりそうです。渡っている最中の足元の板の間からのぞくはるか下を流れる川の様子などもいいかもしれません。シチュエーションを工夫して谷瀬のつり橋のスリルが最大限に伝わる写真を撮影してみましょう。
施設概要
スポット名 | 谷瀬のつり橋 |
所在地 | 〒637-1103 奈良県吉野郡十津川村上野地65-2 |
連絡先 | 0746-63-0200 (十津川村観光協会) |
公式サイト | http://totsukawa.info/joho/kanko/(十津川観光協会) |
みたらい渓谷
画像引用元:奈良県観光公式サイト
自然の渓谷美を堪能するなら、天川村のみたらい渓谷がおすすめです。さまざまな巨木が群生する大自然の中に、遊歩道が作られているので安心して自然美を味わいながらのハイキングを楽しめます。
山間を歩いていくと、どこまでも透き通った川が流れ、つり橋からは大小の滝を眺めることができます。つり橋から見下ろす淵の色はまさにエメラルドグリーンで、神秘的な世界を味わえるでしょう。
春はまぶしい新緑から漏れる美しい木漏れ日、夏には透き通った川の中を生き生きと泳ぐ魚たちがはっきりと見えます。秋は燃えるように色づいてゆく紅葉を楽しむために多くのハイカーが訪れます。そして、冬は雪化粧をまとい白銀となった景色が、まるで一枚の水墨画を見ているようです。
歩いていると、そこかしこでシャッターチャンスに出会えるみたらい渓谷。ご自身だけの特別な一枚を撮影してください。
施設概要
スポット名 | みたらい渓谷 |
所在地 | 〒638-0303 奈良県吉野郡天川村北角 |
連絡先 | 0747-63-0999(天川村総合案内所) |
公式サイト | https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5159/ (天川村公式ホームページ) |
曽爾高原
画像引用元:奈良県観光公式サイト
曽爾高原は、奈良県と三重県の境にある倶留尊(くろそ)山から西側に広がる約42ヘクタールの高原です。倶留尊山の標高は約700メートルあります。
この高原が最も美しくフォトジェニックな景観を見せるのが秋です。高原いっぱいに人の背の高さを超えるススキが群生します。その美しさは、毎年たくさんのハイキング客が訪れるほど有名です。
昼間はススキの穂が太陽の光を浴びて銀色に輝きます。そして、日が傾き始めると夕日に照らされて金色に輝くススキが風に揺れて大きく波打ちます。その姿はまるで大海原のよう。
毎年9月中旬からススキの穂が出始め、11月の下旬に最も美しい見ごろを迎えます。そして、この曽爾高原のススキを守る行事が2月~3月の気候の良い日に行われる山焼きです。
年に一度この高原全体に火を放ち、ススキを燃やし尽くします。そうすることで、燃えカスが肥料となり次の年のススキの育成に貢献するそうです。
この高原一面が約4時間で燃やし尽くされる様子は圧巻です。高原には立ち入り禁止となりますが入り口から見学できるようですので、興味のある方はお問合せの上お出かけください。
施設概要
スポット名 | 曽爾高原 |
所在地 | 〒633-1202 奈良県宇陀郡曽爾村太良路 |
連絡先 | 0745-94-2106(曽爾村企画課) |
公式サイト | https://sonimura.com/sightseeing/1/ (曽爾村観光協会) |
奈良のインスタ映え観光スポット:寺社編
奈良観光として寺社を訪れる方は多いですが、写真映えする季節やイベントがあるのをご存知でしょうか?寺社という特別なシチュエーションだからこそ撮影できる鮮やかで美しい写真を撮影しに行ってみましょう。
- 春日大社
- 橘寺
- おふさ観音
- 般若寺
- 岡寺
春日大社
画像引用元:春日大社公式ホームページ
奈良県のみならず、日本を代表する神社である春日大社。中臣鎌足で有名な中臣氏の氏神を祀るため768年に創設された長い歴史を持つ神社です。
毎日、国内外から多くの観光客が訪れる名所となっており、ユネスコの世界遺産「古都奈良の文化財」の一つとして登録されています。鮮やかな朱塗りの社殿は見る人を圧倒する美しさで、天気の良い日には、青空と朱のコントラストが写真映えすること間違いなしです。
境内で鹿に会えればラッキー。春日大社と鹿のコンビネーションで最高に奈良らしい一枚が撮影できるでしょう。
2月と8月に毎年行われる「万燈籠(まんとうろう)」では、奈良公園のそこかしこにたくさんの灯ろうが設置され、ろうそくの灯が入ります。夕暮れ時から夜にかけてたくさんの灯りが幻想的に奈良市街を彩るイベントですが、春日大社の境内の石灯ろうにも灯りがともされます。このイベントのときしか味わえない幻想的な春日大社にもぜひ足を運んでみてください。
施設概要
スポット名 | 春日大社 |
所在地 | 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160 |
連絡先 | 0742-22-7788 |
公式サイト | https://www.kasugataisha.or.jp/ |
橘寺
画像引用元:奈良県観光公式サイト
橘寺は、明日香村にあるお寺です。聖徳太子の誕生所と伝えられており、寺は7世紀に建立されましたがその後何度か焼失しており、現在の建物は江戸時代に建てられました。
橘寺には善悪二つの顔が彫られた二面石があることでも知られていますが、今回紹介したいのは往生院にある天井画です。この天井画は、昭和・平成の日本画家から寄贈された花の絵が、格子状に区切られた天井に飾られたものです。近年も多彩な日本画家からの寄進が行われています。
さながら美術展を見ているような豪華な格天井には約260点もの鮮やかな花の絵が飾られひとつずつゆっくりと堪能したくなります。広い座敷に寝転んでの絵画鑑賞も大丈夫というのが嬉しいポイントです。もちろん写真撮影も許可されていますので、素敵な花の天井の写真を撮影してみましょう。
施設概要
スポット名 | 橘寺 |
所在地 | 〒634-0142 高市郡明日香村橘532 |
連絡先 | 0744-54-2026 |
公式サイト | https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/tachibanadera/ (奈良市観光公式サイト) |
おふさ観音
画像引用元:おふさ観音公式ホームページ
橿原市にあるおふさ観音は、正式名称は高野山真言宗別格本山観音寺といいます。江戸時代にこの辺りに住んでいた「おふさ」という娘さんが観音様を祀り始めたことから「おふさ観音」と呼ばれて地元の人たちに愛されてきました。
おふさ観音では、毎年7月から8月に風鈴祭りが行われます。風鈴は、その昔中国の寺で魔よけとして軒先につるされていた「風鐸」が原型です。
江戸時代、夏には体力が落ちたり食あたりにあったり病気になる人が多く、厄を払いたいという願いを込めて風鈴が軒先につるされるようになったそうです。
風鈴祭りでは、日本全国から集められた約2,500個もの風鈴が涼やかな音を響かせます。風に揺れるたくさんの風鈴の姿は夏の風物詩となっています。
風鈴の音を聞くと、夏の不快な暑さを一瞬忘れるような感覚を覚えますが、これは他国の方にはない感覚で、日本人独特の感性だそうです。
日本人は実際に皮膚の表面温度が風鈴の音により少し下がるといわれています。厄除け祈願とたくさんの風鈴がつるされた境内の撮影を目的に、夏にぜひ足を運んでみてください。
施設概要
スポット名 | おふさ観音 |
所在地 | 奈良県橿原市小房町6-22 |
連絡先 | 0744-22-2212 |
公式サイト | https://www.ofusa.jp/furin.html |
般若寺
画像引用元:般若寺Instagram
画像引用元:奈良観光公式サイト
奈良と京都を結ぶ要所に存在する般若寺は、飛鳥時代に建立された古刹です。境内に咲くコスモスやアジサイの美しさで特に名高く「コスモス寺」と呼ばれることもあります。
般若寺では、3月にコスモスの種をまき、アジサイが咲く6月にコスモスも楽しめるようにしています。6月には39種類のアジサイが約1,000株見ごろを迎え、境内を華やかに彩ります。
以前は地植えのアジサイを楽しむだけだったのですが、寺のSNSを担当している副住職の工藤さんが剪定した後のまだまだきれいなアジサイを丸いガラスのボールに入れて写真をSNSに上げたところ、大きな反響を呼んだそうです。
「きれい!まるで宇宙の惑星みたい」など、コメントが寄せられたことから、たくさんの丸いガラスにアジサイを入れて飾るようになったとか。「アジサイガラスボール」を始めてから3年たち、今では200個以上のガラスボールが飾られています。6月の参拝者の数は以前は約2,000人だったのですが、今では約20,000人の人が訪れる人気スポットになりました。
秋のコスモスも同じようにガラスの器に入れて飾られています。ぜひ足を運んで素敵な花手水を写真に収めてください。
施設概要
スポット名 | 般若寺 |
所在地 | 〒630-8102 奈良県奈良市般若寺町221 |
連絡先 | 0742-22-6287 |
公式サイト | https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/hannyaji/dgypt1a535/ (奈良市観光公式サイト) |
岡寺
画像引用元:奈良市観光公式サイト
岡寺は、奈良県明日香村の東、岡山の中腹にあります。西国三十三所第7番札所で、”花の寺”として有名です。毎年5月のゴールデンウィークにはたくさんの種類の天竺ボタンが境内のそこかしこに飾られます。特に池の一面にぎっしりと浮かべられたカラフルな天竺ボタンの様子は圧巻で、多くの人が「華の池」を見るために訪れます。
天竺ボタンとはダリアの和名で、初夏から秋にかけて咲く花です。この「華の池」が始まったのは2015年と、まだそれほど歴史があるわけではありません。
造園業者からこの時期にたくさんの廃棄となった天竺ボタンの寄進を受け、どうしたものかと考えたそうです。手探りで手水鉢や境内の池に花を浮かべたところ、これが評判になり、その後毎年イベントとして華の展示をするようになったそうです。
春の休日、カラフルで華やかな境内の様子を写真に収めに行ってみませんか?華の池は期間限定のイベントですので、開催日程を調べてお出かけください。
施設概要
スポット名 | 岡寺 |
所在地 | 奈良県高市郡明日香村岡806 |
連絡先 | 0744-54-2007 |
公式サイト | https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/023flower_spot/okadera/0000000003/ (奈良市観光公式サイト) |
奈良のインスタ映え観光スポット:観光地編
観光として訪れた際にも、ふとしたところに写真映えスポットはあるものです。ここでは、季節や期間を問わずいつ行っても素敵な写真が撮れること間違いない場所を紹介します。
- 金魚ミュージアム
- CAFE & BAR MIROKU TERRACE
- 洞川温泉街
- 橿原市 今井町
- 奈良ホテル
金魚ミュージアム
画像引用元:金魚ミュージアムInstagram
奈良と金魚は不思議な取り合わせと感じる方もいるかもしれませんが、奈良県大和郡山市は日本有数の金魚の名産地です。金魚の生産の歴史は300年にのぼり、現在でも日本全国に年間約4,500万尾を出荷しています。
金魚ミュージアムは、そんな隠れた奈良のシンボルである金魚をクローズアップしています。いわゆる普通の水族館のような通常の金魚の展示ではなく、とてもエンターテイメント性の高い展示の仕方で注目を浴びています。
訪れる方の「驚き」「癒し」「感動」を目指した、プロジェクションマッピング、フラワー、テラリウム、ミラーボールなどさまざまな技法を駆使した展示を楽しんでください。
写真映えについては言わずもがな。デートで訪れるカップルも多く、インスタ映えスポットとしてすでに人気を博している金魚ミュージアムに注目です。
施設概要
スポット名 | 金魚ミュージアム |
所在地 | 奈良県奈良市二条大路南1-3-1 ミ・ナーラ4F |
連絡先 | 080-4689-2142 |
公式サイト | https://kingyomuseum.com/ |
CAFE & BAR MIROKU TERRACE
画像引用元:MROKU THE SHARE HOTELS公式ホームページ
CAFE & BAR MIROKU TERRACE はTHE SHARE HOTELS MIROKUの1階にあり、宿泊者でなくても利用可能です。奈良の地元食材を使った豊富なカフェメニューを取り揃えるカフェですが、人気になっているのはこちらのテラス席です。
テラスは芝の斜面に面しており、そこにたくさんの鹿たちが遊びに来てくれるのです。地形が斜面となっているおかげで、周りの喧騒から隔絶された空間になっているのも写真映えするポイントです。
余計なものが映りこまず、芝生の上をのんびりと散歩する鹿の親子などが間近に見られます。テラス席の予約はできないため気候の良い時期は入店に少々並ぶこともありますが、待つかいのある素敵な「映え写真」が撮れます。
施設概要
スポット名 | CAFE & BAR MIROKU TERRACE |
所在地 | 奈良県奈良市高畑町1116-6 |
連絡先 | 0742-93-8021 |
公式サイト | https://www.thesharehotels.com/miroku/ |
洞川温泉街
画像引用元:天川村観光ページ
洞川温泉街は奈良県吉野郡の天川村にあります。ここは江戸時代から大峰山に入山し修行をする行者(あんじゃ :仏教の修行する者)の宿として栄えました。
修行を終え行者たちが下山してきて縁側にずらりと並んで足袋を脱ぎ足を洗ったことから、どの宿にも幅の広い縁側がしつらえてあることが特徴です。
20軒以上の旅館や民宿、土産物店や陀羅尼助などの商店が並ぶこの辺り一帯は、ぶらぶらと散策するだけでも楽しい通りです。夕暮れ時になると一つ二つと提灯に明かりが入り、ノスタルジックな街並みに姿を変えます。ジブリの映画の中に迷い込んだような街並みの写真を上手に撮影してみてください。
施設概要
スポット名 | 洞川温泉街 |
所在地 | 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川 |
連絡先 | 0747-64-0333 |
公式サイト | https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5171/ |
橿原市 今井町
画像引用元:橿原市公式ホームページ
近鉄電車の橿原線に乗り八木西口で下車、赤い橋を渡るとそこが今井町です。町全体が重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、今も江戸時代の町並みを残す情緒ある場所です。
東西約600メートル、南北約310メートルの広い地域のこの街並みを保存するために、ここに住む住人たちが長年努力してきました。江戸時代の建築物の中には、内部の見学ができる施設もあります。
また近年、こうした古い町屋をリノベーションした宿や飲食店が増え、それぞれが今井町の魅力を残したまま新しい価値を生み出しています。時代劇の撮影現場としてもしばしば利用される今井町の街並みでは、ノスタルジックな写真を撮ることができます。
施設概要
スポット名 | 橿原市 今井町 |
所在地 | 奈良県橿原市今井町 |
連絡先 | なし |
公式サイト | https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1063/gyomu/1/2/1/index.html (橿原市公式ホームページ) |
奈良ホテル
画像引用元:奈良ホテル公式ホームページ
明治時代に西の迎賓館として建てられた奈良ホテルは、創業以来多くの国内外の要人をもてなしてきた格式高いホテルです。瓦屋根の低層ホテルながら、一歩足を踏み入れるとそこは日本と西洋の文化が織りなす独特のエレガントに満ちています。
紅色の絨毯が敷かれたメインホールやラウンジからは奈良公園が見えます。あらゆる調度品や食器などから、宿泊せずとも明治時代のレトロな空気を感じられるでしょう。
館内に一歩入れば、シャッターチャンスがたくさん。格式の高さに思わず気後れしてしまうかもしれませんが、ぜひ勇気を出して訪れてみてください。
施設概要
スポット名 | 奈良ホテル |
所在地 | 奈良県奈良市高畑町1096 |
連絡先 | 0742-26-3300(代表) |
公式サイト | https://www.narahotel.co.jp/ |
奈良のインスタ映え観光スポット:グルメ編
最後に、グルメ編の奈良のインスタ映えスポットを紹介します。かつてはおいしいものが食べられる店がないといわれたこともあった奈良ですが、近年おしゃれでコンセプトがしっかりしたレストランやカフェがどんどんできています。もちろん、味も申し分のない店が目白押しなのです。
ここで紹介するのは、まほろば大仏プリン本舗以外は2023年にできた新しいお店ばかりです。いち早く体験して、素敵な写真を感想とともにSNSにアップしてみてください。
まほろば大仏プリン本舗(プリンの森)
画像引用元:まほろば大仏プリン本舗公式ホームページ
金色のふたに描かれたかわいらしい大仏様のイラストで奈良県民にはおなじみの通称「大仏プリン」。すっかり奈良みやげとしても定着している大仏プリンの本店がまほろば大仏プリン本舗です。ならやま大通りに突如現れる、まるで絵本から飛び出してきたようなメルヘンチックな建物は通称”プリンの森”として親しまれています。
店内はほとんど曲線がないというやさしいフォルムの構造。らせん階段を上った2階席もあり、持ち帰りだけでなく、店舗内でプリンやソフトクリームを食べられます。天気の良い日には、庭に設置されたブランコに乗っての写真撮影もおすすめです。
まほろば大仏プリン本舗に来たら、東大寺近くの夢広場店・新大宮のミ・ナーラ店とこの本店でしか食べられないソフトクリームもぜひ試してみてください。ソフトクリームにカラメルごとプリンを練りこんであるからプリンそのものの風味が口いっぱいに広がります。ぽってりとしたフォルムもフォトジェニックです。
ガラスビンに入ったプリンは大きなサイズと小さなサイズがあり、大きい方はちょっと硬めのレトロプリンに仕上がっています。小さいプリンはとろとろ食感でカスタードのほかレアチーズやチョコ・大和茶などフレーバーも豊富です。
施設概要
スポット名 | まほろば大仏プリン本舗 |
所在地 | 奈良県奈良市奈良阪町1073 |
連絡先 | 0742-23-7515 |
営業時間 | 11:30~17:30 |
店休日 | 不定休 |
公式サイト | https://daibutsu-purin.com/#1 |
うのまち珈琲店 奈良
画像引用元:うのまち珈琲店Instagram
うのまち珈琲店奈良は、岡山にある本店に続く2号店です。橿原市にある江戸時代の町並みを残した今井町に店を構えています。古民家をリノベーションしたレトロな風情漂う店先には、2羽のカモメのロゴがデザインされた暖簾があります。
引き戸の扉を開けて店内に進むと、ブックカフェというだけあって奥の壁は一面が本棚になっています。一人で訪れても本を読みながらゆっくりくつろげそうな落ち着いた雰囲気です。
うのまち珈琲店には、SNSで話題になったメニューがあります。季節のフルーツの断面が鮮やかな「クリームブリュレの季節のパフェ」です。上にふたのように載せられたパリパリのカラメルをトントンとスプーンで割っていただきます。食べ始めると上品に食べることは難しいので、食べる前に忘れずに撮影してください。
また、ブルーやレッドのシロップが美しいクリームソーダを注文すると、今にも転げ落ちそうな大きなまん丸アイスが乗ってきます。アイスの白とちょこんと添えられたサクランボのコントラストが写真映えします。こちらも、うかうかしているとアイスが溶けて落ちてしまうので、写真撮影は急ぎましょう。
おいしいスイーツで満足した後は、今井町を散策するのもよし、少し足を延ばして橿原神宮を訪れるもよし。古都奈良の旅も満喫してください。
施設概要
スポット名 | うのまち珈琲店奈良 |
所在地 | 奈良県橿原市今井町4-3-6 |
連絡先 | 0744-41-6645 |
営業時間 | 12:00~18:00 |
店休日 | 不定休 |
公式サイト | https://www.instagram.com/unomachi_coffee/ (Instagram) |
Latelier Cerisier
画像引用元:Latelier Cerisier Instagram
Latelier Cerisier(ラトリエ スリジェ)は、2023年7月に近鉄奈良駅5番出口を出てすぐのところにできたばかりのかき氷と焼き菓子の専門店です。ヒルトップテラス奈良のパティシエをしていた方がオープンしたお店で、味もルックスもさすがのメニューが並びます。
かき氷と焼き菓子のどちらも店内で食べることができます。オープンしたばかりというのにさっそく開店前から数人のお客さんが並ぶ話題のお店です。
奈良は、数年前からかき氷の町としてたくさんのお店が独自のかき氷を考案していますが、こちらのかき氷は洋菓子のスキルをふんだんに生かした華やかなスタイルです。写真映えもばっちりです。
かき氷の種類には、季節に合わせてモンブランやカボチャのムース、プリンアラモードやチョコラオレンジなどがあります。氷を掘り進めると中からムースやプリンが顔を出し、嬉しい驚きも満載。かき氷は一つずつイラストで、何が使われているか説明書きがあるので、じっくり眺めてから注文しましょう。
ショーケースにはこちらもかわいくておいしそうなケーキが並び、焼き菓子が並ぶ棚も素通りできません。帰りにはお土産に焼き菓子を買って帰るのもおすすめです。
施設概要
スポット名 | Latelier Cerisier |
所在地 | 奈良県奈良市西御門町11−3 タウンコート西御門 1F |
連絡先 | 0742-42-8027 |
営業時間 | 11:00〜19:00 |
店休日 | 水・木 |
公式サイト | https://www.instagram.com/latelier_cerisier/ (Instagram) |
アイスは別腹
画像引用元:アイスは別腹Instagram
2023年12月9日に奈良に初上陸した夜パフェの店「アイスは別腹」。コロナ禍に大学生だった双子の兄弟が2021年11月、姫路に夜パフェ専門店「アイスは別腹」1号店をオープンしました。
ホームページ制作などが得意な兄と、管理栄養士の勉強をしていた弟が協力して立ち上げた「夜パフェ」をコンセプトとしたお店は大人気になりました。
カップに入ったインスタ映えするカラフルなパフェは30種類以上のメニューが用意されています。イチゴが花びらのように盛り付けられ中央のアイスにいちごソースがかかった「国産いちご」、最中や白玉・粒あんが盛り付けられ抹茶ソースがかかった「宇治抹茶」など見た目も楽しくあっさりした甘さのアイスは飲み会の後でもぺろりといけて、まさにアイスは別腹です。
大きいパフェが食べきれない人やお子さまには小さなサイズのパフェ、飲み会の後にぴったりのリキュールを使った大人パフェなど種類も豊富です。多くの人が参拝する大神神社の近くです。お参りの際にちょっと立ち寄ってみるのもおすすめです。
施設概要
スポット名 | アイスは別腹 |
所在地 | 奈良県桜井市三輪1186−2 |
連絡先 | 0744-48-3393 |
営業時間 | 13:00~23:00 |
店休日 | 木曜日 |
公式サイト | https://www.instagram.com/ice_betsubara/ |
奈良水晶
2023年8月ならまちにオープンした「奈良水晶」。こちらの一押しメニューは、透明プルプルの不思議な水晶餅です。透明な餅の中にカラフルなエディブルフラワーが入った一品です。
きなこと黒蜜をかけていただくと、ぷるぷるもちもちの不思議食感。奈良だから吉野葛を使っているのかと思いきや、そうではないそうで、真相は企業秘密。水晶餅と相性のいい緑茶とセットで供されます。
さらに水晶の名前の通り、透明なのは水晶餅だけではありません。夏のそうめんは一つひとつ手作りの氷の器に、秋のお刺身は氷のお皿に載せて提供されます。
画像引用元:奈良水晶Instagram
そして、和歌山県産のあらかわの桃を使用している濃厚でとろみがある桃ジュースは四角い氷を桃の形に彫った造形グラスで提供されます。氷のグラスは11月でいったん終了していますが、また春以降の復活があるかもしれないのでInstagramを要チェックです。どのメニューも、事前予約がおすすめです。
施設概要
スポット名 | 奈良水晶 |
所在地 | 奈良県奈良市西城戸町29 |
連絡先 | なし |
営業時間 | 11:00〜完売次第終了 |
店休日 | 不定休 |
公式サイト | https://www.instagram.com/nara_suisho/ (Instagram) |
まとめ
奈良の観光地にも思わず写真に収めたくなる素敵な場所やイベント、グルメが盛りだくさんです。ご自身の体験を特別な一枚に収めてSNSでシェアするのは楽しいですよね。
ご自身の投稿を見た誰かが、またその場所を訪問するきっかけになるのも嬉しいもの。まずは、今回紹介したところを参考に、映える写真を撮りに出かけてみてください。