奈良県は東大寺や春日大社をはじめとする世界遺産で知られる観光地ですが、山深い奥吉野や十津川村、宇陀や月ヶ瀬などには、観光客に知られていない穴場の温泉が数多く点在しています。源泉かけ流しを守る歴史ある湯から、肌がしっとり整う美人の湯、奈良市内からアクセス便利な日帰り施設まで、泉質も雰囲気もさまざまです。
本記事では「歴史」「美人の湯」「秘境」「山里」「観光便利」の5つのテーマに分けて、奈良の穴場温泉20施設を厳選して紹介します。営業時間や料金、泉質や効能まで具体的に解説するので、自分にぴったりの一湯を見つける参考にしてください。
奈良の穴場温泉:歴史を感じる温泉5選
奈良の温泉のなかには、千年以上の歴史を持つ古湯や、修験者・文人ゆかりの隠れ湯として愛されてきた一軒宿が点在しています。源泉かけ流しを守り続ける宿も多く、湯船から眺める山並みや渓谷の景色とともに、いにしえからの湯治文化を体感できるのが魅力です。ここでは、由緒ある泉質と物語性を兼ね備えた、奈良の歴史的な穴場温泉を5施設ご紹介します。
- 十津川温泉 ホテル昴(十津川村・全国初の源泉かけ流し宣言の村の宿)
- 吉野温泉元湯(吉野山・明治3年創業、島崎藤村ゆかりの一軒宿)
- かしはらの湯(橿原市・大和三山を望む飛鳥の地の温泉)
- 湯泉地温泉 泉湯(十津川村中央・村内最古の公衆浴場)
- 信貴山温泉(聖徳太子ゆかり・白鷺伝説の古湯)
十津川温泉 ホテル昴

画像引用元:十津川温泉ホテル昴公式サイト
十津川村は2004年に全国で初めて「源泉かけ流し宣言」を行った村で、ホテル昴はその先駆けともいえる宿です。加水も加温もせず、塩素消毒も行わない100%源泉かけ流しを徹底し、ナトリウム・カルシウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉のなめらかなお湯を堪能できます。
湯船は内湯と露天風呂があり、特に渓谷を望む露天は紅葉や新緑の季節に圧巻の眺めが広がります。湯けむりの向こうに広がる十津川の深い山並みは、修験者がかつて疲れを癒やした風景そのもの。湯上がりは肌が柔らかく整う感覚があり、長旅の疲れを丁寧にほどいてくれます。
敷地内には温泉プール「星の湯」や足湯、熊野古道小辺路の散策路も整備され、滞在時間に応じて楽しみ方を広げられるのも魅力です。日帰り利用も受け付けているので、奥地の秘湯を気軽に味わいたい人にもおすすめ。宿泊なら、川魚や鹿肉を使った会席料理とともに、夜の星空と湯浴みを満喫できます。
| スポット名 | 十津川温泉 ホテル昴 |
| 住所 | 奈良県吉野郡十津川村平谷909 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 12:00〜17:00 |
| 定休日 | 12月29日〜1月4日 |
| 料金 | 日帰り 大人1,000円/子供500円 ※現金のみ |
| 電話番号 | 0746-64-1111 |
| 公式HP | https://www.hotel-subaru.jp/ |
吉野温泉元湯

画像引用元:吉野温泉元湯公式サイト
吉野山の奥に佇む明治3年創業の一軒宿で、約300年前から湧き続ける「吉野の隠し湯」として知られています。島崎藤村が明治26年に逗留し執筆した部屋が当時のまま残るなど、文化的な香りが今も色濃く漂う宿です。
泉質は赤みを帯びた含鉄炭酸泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性に効果があるとされてきました。鉄分を含むお湯は、空気に触れると琥珀色に変化し、湯船に身を沈めるとやわらかな金属の香りがほのかに立ち上ります。肌当たりはとてもまろやかで、長時間浸かっても湯疲れしにくい優しさが特徴です。
近鉄吉野駅から無料送迎バスがあるため、車を持たない旅でも訪ねやすいのが嬉しいポイント。桜の季節は吉野山の名所と組み合わせ、新緑や紅葉の時期は山里の静寂と読書にひたる時間を楽しめます。日帰り入浴に昼食の会席料理を組み合わせたプランも好評で、ゆっくりと滞在しながら穴場を満喫したい人にぴったりです。
| スポット名 | 吉野温泉元湯 |
| 住所 | 奈良県吉野郡吉野町吉野山902-1 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 11:00〜15:00(受付14:30まで/GW期間は休止) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 要お問い合わせ |
| 電話番号 | 0746-32-3061 |
| 公式HP | http://www.motoyu-yoshino.com/spa.html |
かしはらの湯

画像引用元:かしはらの湯|ゆこゆこ
畝傍山・耳成山・天香久山という大和三山を望むエリアに湧く温泉で、飛鳥時代から栄えた歴史ある土地に位置しています。周辺には藤原宮跡や橿原神宮、古墳群が点在し、歴史散策と温泉浴を一日で楽しめるのが大きな魅力です。
泉質はナトリウム・カルシウム‐硫酸塩泉で、神経痛や疲労回復に効くとされるなめらかな湯。大浴場は天井が高く開放感があり、露天風呂からは木立越しに大和三山の稜線を望めます。湯上がりはぽかぽかと体の芯まで温まり、しっとり感が長く続く泉質です。
館内にはレストランやラウンジが揃い、日帰りでも食事と入浴をセットで楽しめます。ホテル併設のため施設は清潔で広々とし、観光客はもちろん地元のリピーターにも親しまれてきました。歴史好きには、入浴後に橿原神宮や神武天皇陵まで足を延ばす「歴史温泉旅」がおすすめです。
| スポット名 | かしはらの湯(グランドメルキュール奈良橿原) |
| 住所 | 奈良県橿原市久米町652-2 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 13:00〜23:00(最終受付22:00) |
| 定休日 | なし(メンテナンス休業あり) |
| 料金 | 日帰り 大人2,000円前後(時期により変動) |
| 電話番号 | 0744-28-1111 |
| 公式HP | https://grand-mercure-nara-kashihara.jp/spa/ |
湯泉地温泉 泉湯

画像引用元:十津川村観光協会公式サイト
十津川村のほぼ中央に位置する湯泉地温泉は、村内でもっとも古い歴史を持つ穴場の公衆浴場です。源泉かけ流しの単純硫黄泉で、ほのかに硫黄の香りが漂う湯は、肌にすっとなじみやさしい刺激を残します。
施設はシンプルな造りながら、川に面した露天風呂は十津川の渓谷美をすぐ目の前に望む特等席。風が運ぶ川のせせらぎと木々のざわめきを聞きながら、ゆっくりと体を温められます。料金が400円と良心的なのも魅力で、地元の人と肩を並べて湯に浸かる、地域に根付いた温泉文化を体感できます。
村内には湯泉地・十津川・上湯の3つの源泉があり、3湯すべてを巡れる「三湯めぐり入湯券(1,000円)」も販売されています。車で訪れる際は、奈良市方面から国道168号を南下するルートが一般的ですが、所要時間は3時間以上かかるため、宿泊と組み合わせるのがおすすめです。
| スポット名 | 湯泉地温泉 泉湯 |
| 住所 | 奈良県吉野郡十津川村小原373-1 |
| 営業時間 | 10:00〜20:00 |
| 定休日 | 火曜日 |
| 料金 | 大人600円/小人300円 |
| 電話番号 | 0746-62-0090 |
| 公式HP | https://www.vill.totsukawa.lg.jp/traveling_guide/onsen_gou/ |
信貴山温泉

画像引用元:信貴山観光ホテル公式サイト
聖徳太子ゆかりの信貴山にある温泉で、白鷺伝説の伝わる古湯として地域に親しまれてきました。近年に源泉掘削が成功し、ナトリウム・カルシウム‐塩化物泉が湧出するように。塩分を含むお湯は保温効果が高く、湯上がり後のぽかぽか感が長く続くのが特徴です。
信貴山観光ホテルの大浴場からは、奈良盆地と生駒山系の稜線を一望でき、夕暮れ時には茜色に染まる絶景を眺めながら入浴できます。館内ではレストラン「おはし」や「蓬乃里」を利用すると、日帰り入浴が割引価格で楽しめるプランもあり、観光と組み合わせやすい温泉です。
信貴山朝護孫子寺へは徒歩圏内で、参拝後の汗を流す立ち寄り湯としても最適。大阪方面からのアクセスもよく、近鉄信貴山下駅からバスで約20分で到着します。歴史散策と温泉を半日で組み合わせたい人におすすめの一湯です。
| スポット名 | 信貴山温泉(信貴山観光ホテル) |
| 住所 | 奈良県生駒郡平群町信貴山2280 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 11:00〜15:00(不定休につき要確認) |
| 定休日 | 水曜(祝日の場合は翌日) |
| 料金 | 日帰り入浴 1,500円前後(食事付プランあり) |
| 電話番号 | 0745-72-4801 |
| 公式HP | https://shigisan.co.jp/hot-spring/ |
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奈良の穴場温泉:美人の湯として人気の温泉3選
美人の湯と呼ばれる温泉は、肌の角質をやわらかく整え、湯上がり後もしっとり感が続くアルカリ性のお湯が中心です。奈良には、月ヶ瀬・宇陀・室生など豊かな自然のなかで湧く名湯が点在しており、観光ついでの立ち寄りでも肌の変化を実感できます。ここでは、特に美肌効果に優れた泉質を持つ穴場の温泉を3施設に絞ってご紹介します。
- 梅の郷 月ヶ瀬温泉(奈良市月ヶ瀬・梅林を望む展望日帰り温泉)
- 大宇陀温泉 あきののゆ(宇陀市・万葉集の地に湧くpH9.6の高アルカリ泉)
- みはる温泉 美榛苑(宇陀市・「たまご肌美人の湯」pH8.69のアルカリ泉)
梅の郷 月ヶ瀬温泉

画像引用元:梅の郷月ヶ瀬温泉公式サイト
奈良市の北東部、梅の名所として知られる月ヶ瀬の高台にある日帰り温泉です。1922年に名勝指定された梅林を眼下に望める展望露天風呂が自慢で、伊賀盆地まで一望できる開放感は他にない魅力です。
泉質はpH7.9のアルカリ性単純温泉。肌に触れた瞬間にやわらかさを感じ、湯上がり後はすべすべ感としっとりとした保湿感が長く続きます。刺激が少ないため小さな子どもや肌が敏感な人でも安心して楽しめます。
館内には食事処や休憩スペースも整っており、入浴後にゆったり過ごせるのも嬉しいポイント。梅まつり期間(2月中旬〜3月下旬)は別料金になりますが、満開の梅と温泉を一度に楽しめる絶好のタイミングです。車なら名阪国道五月橋ICから約20分で、無料駐車場も完備しています。
| スポット名 | 梅の郷 月ヶ瀬温泉 |
| 住所 | 奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2815 |
| 営業時間 | 10:30〜20:30(最終受付20:00) |
| 定休日 | 毎週火曜日(2月・3月は無休) |
| 料金 | 大人800円/小人400円 |
| 電話番号 | 0743-92-0388 |
| 公式HP | http://tsukigaseonsen.com/ |
大宇陀温泉 あきののゆ

画像引用元:大宇陀温泉 あきののゆ公式サイト
万葉集にも詠まれた「阿騎野(あきの)」の地に湧く温泉で、薬狩りの里として知られた歴史ある里にあります。pH9.6の高アルカリ性温泉は、入った瞬間にとろりとした感触が肌を包み、湯上がりは化粧水を塗ったあとのようにしっとり整います。
大浴場のほか、檜の香りが漂う和風露天や、岩を組んだダイナミックな洋風露天など多彩な湯船が用意され、男女日替わりで楽しめます。塩サウナや薬草風呂も併設されており、半日かけてゆっくり過ごす日帰り旅としても充実度が高い施設です。
毎週水曜は65歳以上が500円、火曜は小人無料など曜日ごとの割引も豊富で、地元のリピーターから観光客まで幅広く愛されています。宇陀松山の伝統的な町並みや又兵衛桜など名所も近く、観光ルートに組み込みやすい立地。西名阪国道針ICから約30分、無料駐車場150台と車でのアクセスも快適です。
| スポット名 | 大宇陀温泉 あきののゆ |
| 住所 | 奈良県宇陀市大宇陀拾生250-2 |
| 営業時間 | 10:00〜21:00(受付20:30まで) |
| 定休日 | 毎月第3木曜日(祝日の場合は営業) |
| 料金 | 平日 大人750円・小人370円/土日祝 大人800円・小人400円 |
| 電話番号 | 0745-83-4126 |
| 公式HP | https://akinonoyu.nara.jp/ |
みはる温泉 美榛苑

画像引用元:みはる温泉 美榛苑公式サイト
室生寺や長谷寺といった古寺巡礼の中継地に位置する宿で、「たまご肌美人の湯」として親しまれてきました。pH8.69のアルカリ性温泉は、肌当たりが極めて柔らかく、まるで美容液を塗ったかのようなしっとり感を残してくれます。
大浴場は窓が大きく取られ、外の山並みを眺めながら開放的に湯浴みが楽しめる造り。サウナや水風呂も併設され、ゆったり整える時間を確保できます。日帰り料金は大人550円とリーズナブルで、リピートしやすい点も大きな魅力です。
近鉄榛原駅から徒歩圏内で、車を使わない一人旅にも訪ねやすいのが嬉しいところ。周辺には室生寺・長谷寺・大野寺など花や紅葉で名高い寺院が点在し、参拝後の立ち寄り湯としても最高の組み合わせです。宿泊なら、地元食材を活かした会席料理とともに、夜と朝の2回の入浴で美肌効果をさらに実感できます。
| スポット名 | みはる温泉 美榛苑(みはるえん) |
| 住所 | 奈良県宇陀市榛原福地255 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 10:00〜19:45(最終受付19:15) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 日帰り入浴 大人550円/小人270円 |
| 電話番号 | 0745-82-1126 |
| 公式HP | https://www.miharuen.jp/ |
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奈良の穴場温泉:秘境で癒される温泉3選
奥大和や葛城のふもと、天川村など、奈良の南部から西部にかけては山深い秘境エリアが広がります。携帯電話の電波が届きにくい場所もあり、街の喧騒から完全に切り離された静寂のなかで湯浴みを楽しめるのが秘湯ならではの魅力です。ここでは、自然のなかで深呼吸したいときに訪れたい、奈良の秘境温泉を3施設に厳選してご紹介します。
- 天然温泉 かもきみの湯(御所市・葛城山麓の塩化物泉)
- 入之波温泉湯元 山鳩湯(吉野川源流の一軒宿・平安時代から続く古湯)
- 天の川温泉センター(天川村・天河大辨財天社近くの村営温泉)
天然温泉 かもきみの湯

画像引用元:天然温泉かもきみの湯公式サイト
葛城山のふもと、御所市に湧く塩化物泉の天然温泉で、周辺には日本書紀にも登場する高鴨神社や鴨山口神社が鎮座する神々の杜が広がります。「神々が宿る杜の天然温泉」と銘打たれた施設名のとおり、神聖な空気と湯けむりが融合する独特の雰囲気が魅力です。
塩分を含むお湯は保温効果が抜群で、湯上がり後も体の芯から温かさが抜けにくいのが特徴。大浴場のほか、貸切風呂が2タイプ用意されており、家族連れやカップルでプライベートな入浴時間を楽しむこともできます(1枠2,500円・90分制)。
館内には食事処も併設され、地元産の食材を使った定食や会席料理が味わえます。葛城古道や高天彦神社などの神話スポットを巡ったあと、温泉と食事でゆっくり締めくくる「神話と湯のコース」がおすすめ。南阪奈道路葛城ICから約15分とアクセスも良好です。
| スポット名 | 神々が宿る杜の天然温泉 かもきみの湯 |
| 住所 | 奈良県御所市五百家333 |
| 営業時間 | 10:00〜23:00(最終受付22:00) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 平日 大人700円/土日祝 大人800円/こども350円 |
| 電話番号 | 0745-66-2641 |
| 公式HP | https://kamokiminoyu.net/ |
入之波温泉湯元 山鳩湯

画像引用元:入之波温泉湯元 山鳩湯公式サイト
吉野川源流近く、大迫ダムを越えた湖畔に佇む一軒宿です。平安時代から続くと伝わる古湯で、湯量豊富な源泉かけ流しの含炭酸重曹泉。湧き出した直後は無色透明ですが、空気に触れると鉄分が酸化して黄金色〜淡い茶褐色へと変化していくのが視覚的にも面白いところ。
湯船の縁に重曹成分が結晶化して堆積する独特の景観も、長年源泉かけ流しを守ってきた証。「美肌の湯」として知られ、重曹が古い角質をやわらかく溶かし、湯上がりはつるつるとした手触りに整えてくれます。
湖を望む露天風呂は、吉野杉の森に囲まれて静寂そのもの。鳥のさえずりや木の葉の擦れる音だけが響く時間は、まさに秘境ならではの贅沢です。アクセスは大和上市駅からバスで約1時間で、本数が限られるためマイカー利用が便利。村内宿泊と組み合わせると、夜は満天の星空に包まれた湯浴みも楽しめます。
| スポット名 | 入之波温泉湯元 山鳩湯(しおのはおんせん) |
| 住所 | 奈良県吉野郡川上村入之波391 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 10:00〜16:00(17:00閉店) |
| 定休日 | 4〜10月:水曜/11〜3月:火・水曜 |
| 料金 | 大人900円/小人500円 |
| 電話番号 | 0746-54-0262 |
| 公式HP | https://yamabatoyu.co.jp/ |
天の川温泉センター

画像引用元:奈良県観光公式サイト
弁財天信仰の霊場として知られる天河大辨財天社のほど近くに位置する村営の温泉施設で、芸能や音楽の上達を祈願する参拝者にも親しまれています。建物は吉野杉や桧、松、楓をふんだんに使った木のぬくもりあふれる造りで、入った瞬間に木の香りが体を包み込みます。
湯船は高野槙の浴槽と石組みの露天風呂の2種類。ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉で、肌をなめらかに整えながらしっかり保温してくれる泉質です。天川村の渓谷を渡る風と鳥のさえずりを聞きながら、ゆったりと心身をほどく時間が過ごせます。
近鉄下市口駅からバスで約60分(中庵住行き「天の川温泉」下車)、車なら南阪奈道路葛城ICから約60分。駐車場は90分無料で30台分用意されています。周辺はパワースポットも多く、参拝→温泉→洞川温泉街散策、と組み合わせる「天川村半日コース」が人気です。
| スポット名 | 天の川温泉センター(木木の湯) |
| 住所 | 奈良県吉野郡天川村坪内232 |
| 営業時間 | 11:00〜20:00(受付19:30まで) |
| 定休日 | 毎週火曜日(祝日の場合は翌日) |
| 料金 | 大人800円/子供300円(3歳以上小学生以下) |
| 電話番号 | 0747-63-0333 |
| 公式HP | https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/08onsen/01onsen/04south_area/tennokawaonsensenta/ |
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奈良の穴場温泉:山里の雰囲気を味わえる温泉4選
山あいの温泉地ならではの魅力は、提灯がともる温泉街の風情や、地元食材を生かした素朴な料理、季節の山々が見せる表情の変化です。奈良にも、伊勢街道沿いの宿場町や大峯信仰の門前町、生駒山のふもとなど、独自の雰囲気を持つ穴場温泉が残されています。ここでは、観光と温泉を一緒に楽しめる山里の温泉を4施設にまとめてご紹介します。
- みつえ温泉 姫石の湯(御杖村・伊勢本街道沿いの道の駅併設温泉)
- 洞川温泉(天川村・標高820mの修験道の温泉街)
- 音の花温泉(生駒山麓・地下1850mの天然温泉、奈良県下最大級の露天)
- 下北山温泉 きなりの湯(下北山村・池原ダム麓のスポーツ公園内温泉)
みつえ温泉 姫石の湯

画像引用元:みつえ温泉「姫石の湯」公式サイト
伊勢本街道沿いの古い宿場町・御杖村にある温泉で、道の駅「伊勢本街道御杖」に併設されています。日本三百名山の三峰山を望む山里の風景に溶け込むような造りで、伊勢参りの街道文化を体感しながら湯浴みできるのが他にない魅力です。
泉質はナトリウム・カルシウム‐塩化物泉で、保温効果が高く湯上がり後も冷えにくいのが特徴。大浴場のほか壺風呂や樽風呂、露天風呂と多彩な湯船が並び、家族風呂や貸切介護浴室など多様なニーズに応える設備も整っています。
毎週水曜日は地元の御杖・曽爾・美杉の住民が500円、木曜日は65歳以上100円引き、金曜日は小学生以下無料といった曜日ごとの割引も豊富。三峰山の霧氷ハイキング後の立ち寄り湯としても人気で、四季折々の山遊びと温泉を組み合わせやすい一湯です。車利用なら名阪国道針ICから約45分、駐車場も道の駅と共用で広く確保されています。
| スポット名 | 伊勢本街道 みつえ温泉 姫石の湯(ひめしのゆ) |
| 住所 | 奈良県宇陀郡御杖村神末6330 |
| 営業時間 | 11:00〜19:30(閉館20:00) |
| 定休日 | 火曜日(祝日の場合は翌木曜日) |
| 料金 | 大人900円/小人400円 |
| 電話番号 | 0745-95-2641 |
| 公式HP | https://mitsue.life/services/station/ |
洞川温泉

画像引用元:奈良県観光公式
標高約820mの大峯山のふもとに広がる温泉街で、修験道の修行者が訪れる古来の門前町としての風情を色濃く残しています。夜になると軒先の提灯に明かりが灯り、街並み全体が幻想的な雰囲気に包まれるのも、洞川ならではの体験です。
村営の洞川温泉センターは、源泉100%の弱アルカリ性単純泉が特徴で、肌当たりがやさしくクセのない湯。湯船からは大峯山系のすがすがしい空気と渓流のせせらぎが感じられ、ハイキングや観光のあとに体をほどくのに最適です。館内には休憩スペースも完備され、湯上がりにのんびり過ごせます。
周辺には花屋徳兵衛や紀の国屋甚八、行者の宿 角甚など、創業数百年の老舗旅館が並び、宿泊して名物の鮎料理や鹿肉料理を味わうのもおすすめ。近鉄下市口駅からバスで約1時間20分とアクセスは長めですが、その先には日常を忘れさせる別世界が広がっています。
| スポット名 | 洞川温泉(村営洞川温泉センター) |
| 住所 | 奈良県吉野郡天川村洞川13-1 |
| 営業時間 | 11:00〜20:00(受付終了19:30/夏季は21:00まで) |
| 定休日 | 水曜日(祝日の場合は翌日) |
| 料金 | 大人800円/小人200円 |
| 電話番号 | 0747-64-0800 |
| 公式HP | https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/08onsen/01onsen/04south_area/soneidorogawaonsensenta/ |
音の花温泉

画像引用元:音の花温泉公式サイト
生駒山系のふもと、地下1,850mの深層から湧き出る完全天然温泉で、男湯の露天風呂は奈良県下最大級の広さを誇ります。ナトリウム‐炭酸水素塩温泉(弱アルカリ性高温泉)で、湯当たりが穏やかながら、しっかり温まる泉質。
敷地内には男女別の大浴場のほか、気泡風呂、水風呂、ひのき風呂(女湯)、サウナと多彩な施設が揃い、半日たっぷり過ごせる充実度です。天井が高く開放感がある露天風呂は、四季折々の里山の景色を楽しめる絶景スポット。湯船に浸かりながら鳥のさえずりや風に揺れる木々の音を聞いていると、時間がゆっくり流れていくのを感じます。
館内には食事処があり、毎朝市場から仕入れる新鮮な魚を使った定食や、地元産野菜の料理が好評。近鉄学園前駅・東山駅からアクセスでき、駐車場は150台と余裕があります。毎週水曜日は半額デーで、近隣の温泉ファンが集う人気の日です。
| スポット名 | 音の花温泉(ねのはなおんせん) |
| 住所 | 奈良県生駒市小平尾町1008-12 |
| 営業時間 | 9:00〜21:00(最終受付20:00) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 料金 | 大人1,000円(水曜500円)/小人500円(水曜300円) |
| 電話番号 | 0743-78-9888 |
| 公式HP | https://nenohana.com/ |
下北山温泉 きなりの湯

画像引用元:下北山村公式サイト
日本最大のアーチを描く「池原ダム」のふもとに位置する、下北山スポーツ公園「きなりの郷」内の温泉施設です。アウトドアレジャーや釣り、キャンプの拠点としても人気で、自然のなかで一日遊んだあとに立ち寄るのにぴったり。
泉質はナトリウム‐炭酸水素塩・塩化物泉で、ややぬめりのあるお湯が肌をしっとりとなめらかに整える「美人の湯」として、特に女性から高い評価を得ています。大浴場は樹齢100年の槇の木でつくった「槇の湯」と石造りの「栃の湯」の2種類があり、男女日替わりで両方楽しめる仕組みです。
それぞれに露天風呂とサウナがあり、季節ごとの山並みを眺めながらゆったり整える時間を過ごせます。館内には食堂やお土産コーナーも充実し、地元の山菜や猪肉を使った料理が味わえるのも魅力。車での所要時間は奈良市内から3時間以上かかるため、池原ダム周辺の自然散策やキャンプと組み合わせて訪れるのがおすすめです。
| スポット名 | 下北山温泉 きなりの湯 |
| 住所 | 奈良県吉野郡下北山村上池原1026 |
| 営業時間 | 平日15:00〜20:30/土日祝11:00〜20:30(受付20:00まで) |
| 定休日 | 毎週火曜日(祝日と重なる場合は翌日) |
| 料金 | 平日 大人800円・小人500円/土日祝 大人900円・小人600円 |
| 電話番号 | 07468-6-0001 |
| 公式HP | http://www.vill.shimokitayama.nara.jp/kankou/onsen.html |
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奈良の穴場温泉:奈良観光に便利な温泉5選
奈良観光の合間や旅の最終日に立ち寄れる、市内エリアに位置する穴場温泉も見逃せません。東大寺や春日大社、平城宮跡など主要観光地から30分以内でアクセスできる温泉は、移動時間を最小限にしながら良質な湯を楽しめるのが魅力です。ここでは、奈良観光と組み合わせやすい便利な穴場温泉を5施設にまとめてご紹介します。
- 天平の湯温泉 奈良ロイヤルホテル(奈良市・平城宮跡近くの自家源泉)
- 湯盛温泉 杉の湯(道の駅併設・吉野観光の拠点ホテル)
- 天然大和温泉 奈良健康ランド(奈良市〜天理市・24時間営業の大型温浴施設)
- 宝来温泉 奈良パークホテル(奈良市宝来・市内希少な天然温泉)
- 平城宮温泉 亀の井ホテル 奈良(平城宮跡西隣・自家源泉の落ち着いたホテル)
天平の湯温泉 奈良ロイヤルホテル

画像引用元:奈良ロイヤルホテル公式サイト
平城宮跡のすぐ近くに位置する奈良ロイヤルホテル内のスパ施設で、宿泊客以外も日帰り利用ができます。館内に湧出する自家源泉「天平の湯」は、奈良市内では数少ない天然温泉として地元の人にも親しまれてきました。
泉質はpH7.6のナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩温泉で、塩分が肌をコーティングして保温し、炭酸水素塩が古い角質をやわらかく整える、美肌と保湿のWアプローチが特徴です。大浴場のほか歩行浴プール、水風呂、ジャグジー、サウナと多彩な施設が揃い、岩盤浴やリラクゼーションメニューと組み合わせれば一日中過ごせる充実度。
近鉄大和西大寺駅から徒歩圏内、平城宮跡まで徒歩約15分というロケーションで、世界遺産観光と温泉を一日でこなせるのが大きな魅力です。週末や夕方以降は混雑するため、午前〜昼過ぎの時間帯に訪れるとゆったり楽しめます。
| スポット名 | 天然温泉 天平の湯(奈良ロイヤルホテル ラ・ロイヤル・スパ) |
| 住所 | 奈良県奈良市法華寺町254-1 |
| 営業時間 | 9:00〜21:00(年中無休) |
| 定休日 | なし |
| 料金 | 日帰り入浴 大人2,080円 |
| 電話番号 | 0742-34-1131 |
| 公式HP | https://nara-royal.co.jp/onsen/ |
湯盛温泉 杉の湯

画像引用元:湯盛温泉杉の湯公式サイト
道の駅「杉の湯川上」に併設された便利な立地の温泉ホテルで、吉野観光の拠点としても人気です。館内の大浴場と露天風呂からは奥吉野の渓谷美が一望でき、特に紅葉シーズンは赤く染まる山々を眺めながらの湯浴みが格別。
泉質は単純温泉で、刺激が少なくクセのないやさしい湯。湯船に浸かるとふわっと温泉の香りが広がり、湯上がりは肌がしっとり整います。客室や食事処で奥吉野の渓流を眺めながら過ごせる宿泊プランも豊富で、桜・新緑・紅葉と季節を変えて訪ねるリピーターも多い宿です。
道の駅併設のため駐車場は広く、帰りに地元の特産品や奈良漬・吉野葛などのお土産を買えるのも嬉しいポイント。大和上市駅からバスで約35分、車なら西名阪自動車道郡山ICから約1時間30分でアクセスできます。吉野山観光や大台ヶ原方面のドライブと組み合わせて立ち寄りやすい一湯です。
| スポット名 | 湯盛温泉 ホテル杉の湯 |
| 住所 | 奈良県吉野郡川上村迫1330-1 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 11:00〜20:00(要事前確認) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 日帰り入浴 大人(中学生以上)900円 小人(3歳以上)500円 |
| 電話番号 | 0746-52-0006 |
| 公式HP | https://www.suginoyu.com/spa/ |
天然大和温泉 奈良健康ランド

画像引用元:天然大和温泉 奈良健康ランド公式サイト
奈良市と天理市の中間に位置する、24時間営業の大型温浴施設です。地下800mから湧き出るナトリウム‐塩化物温泉を露天岩風呂で楽しめるほか、屋内大浴場・サウナ・岩盤浴・室内プールと、温浴に関する施設が一通り揃っています。
塩分を含むお湯は保温効果が高く、湯上がりも体の芯が冷えにくい「温まりの湯」として地元の常連にも愛されています。深夜割増料金を支払えば仮眠スペースで一晩過ごすこともでき、深夜バスや早朝の観光に出発する旅行者の宿泊代わりとしても重宝されます。
屋内型エア遊具テーマパーク「奈良わんぱくランド はしゃきっズ」を併設しているため、子連れファミリーで一日中遊べるのも大きな魅力。近鉄「二階堂」駅から徒歩約15分、無料駐車場も完備されています。観光の合間に時間を気にせず立ち寄れる、奈良の便利系温泉の代表格です。
| スポット名 | 天然大和温泉 奈良健康ランド |
| 住所 | 奈良県天理市嘉幡町600-1 |
| 営業時間 | 24時間営業(5:00〜翌1:00は入館料のみ) |
| 定休日 | なし |
| 料金 | 大人2,200円/小人880円 |
| 電話番号 | 0743-64-1126 |
| 公式HP | https://www.narakenkoland.net/facility/spa/66 |
宝来温泉 奈良パークホテル

画像引用元:宝来温泉 奈良パークホテル公式サイト
奈良市内の宝来エリアに湧く独自源泉を持つホテルで、市内では希少な天然温泉として知られています。泉質は単純温泉で、なめらかでやさしい肌触り。硫黄の香りもほのかに漂い、肌がスベスベになると評判です。
和風の意匠が施された大浴場と、広々とした露天風呂を備え、宿泊客でなくても日帰り入浴で楽しめます。客室は数寄屋風や町家風のしつらえで、奈良らしい風情を堪能できる滞在型の宿。宿泊プランには大和野菜や大和牛を使った会席料理も付き、料理目当てで訪れるグルメ客も多い宿です。
薬師寺・唐招提寺・平城宮跡まで車で10〜15分の好立地で、西の京エリアの観光と組み合わせやすいのが大きな魅力。JR・近鉄奈良駅から無料送迎バス(要予約)も運行されており、車を持たない旅でも訪ねやすい温泉です。
| スポット名 | 宝来温泉 奈良パークホテル |
| 住所 | 奈良県奈良市宝来4-18-1 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 11:00〜21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 大人1,000円/小人500円 |
| 電話番号 | 0742-44-1241 |
| 公式HP | https://www.narapark.jp/spa/ |
平城宮温泉 亀の井ホテル 奈良

画像引用元:平城宮温泉亀の井ホテル公式サイト
世界遺産・平城宮跡の西側に隣接する全42室の落ち着いたホテルで、館内には自家源泉「平城宮温泉」が湧出しています。焼き杉材を使った和の意匠の内風呂と、ゆったりとした露天風呂を備え、湯船から朱雀門や若草山を遠望できる絶好のロケーションが自慢です。
泉質は単純温泉で、無色透明のクセのない柔らかな湯。観光で歩き疲れた体をやさしくほぐしてくれます。湯上がりはぽかぽかと体が温まり、肌のしっとり感も心地よく続きます。
近鉄大和西大寺駅から徒歩約15分(無料シャトルバスあり)と便利な立地で、平城宮跡の散策と組み合わせるのがおすすめ。館内のレストランでは大和野菜や奈良の食材を活かした会席料理を提供しており、入浴とランチをセットにした日帰りプランも用意されています。宿泊するなら、夕方の朱雀門ライトアップを眺めながらの湯浴みが格別の体験になります。
| スポット名 | 平城宮温泉 亀の井ホテル 奈良 |
| 住所 | 奈良県奈良市法華寺町211 |
| 営業時間 | 日帰り入浴 11:00〜21:00(受付20:30まで) |
| 定休日 | 不定休 |
| 料金 | 大人850円/小人650円 |
| 電話番号 | 0742-33-2351 |
| 公式HP | https://kamenoi-hotels.com/nara/ |
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奈良の穴場温泉宿の選び方とポイント
奈良の穴場温泉は20施設だけでも泉質・立地・規模・サービスが大きく異なり、自分の旅のスタイルに合った一湯を選ぶことが満足度を左右します。ここでは、温泉宿選びで失敗しないための3つのポイントを解説します。
浴室や泉質にこだわる
美肌を求めるならアルカリ性単純温泉や炭酸水素塩泉、保温効果を重視するなら塩化物泉、湯治気分を味わいたいなら硫黄泉と、目的別に泉質を選ぶのがおすすめです。また、源泉かけ流しか循環式かによって湯の鮮度が変わるため、こだわる人は事前に公式サイトで確認しましょう。
貸切風呂や家族風呂の有無も、家族旅行や記念日の旅では重要な比較ポイントになります。露天風呂の有無や景観も大切な選択軸で、紅葉・新緑・雪見・夜空など季節ごとに違う絶景を楽しめる宿は満足度が高め。湯船の素材(ヒノキ・岩・石など)や、内湯と露天の組み合わせ方も、リラックス効果を左右するポイントです。
食事や内容を確認する
奈良の温泉宿では、大和牛や大和野菜、川魚、鹿肉といった地元食材を活かした会席料理が楽しめる宿が多くあります。ただし、宿によって食事のスタイル(部屋食・食事処・ビュッフェなど)や食材の特色は大きく異なります。アレルギーや食の好みがある場合は、事前に問い合わせて柔軟に対応してもらえる宿を選ぶと安心です。
ジビエ料理や山菜料理は秋〜冬の限定メニューとして提供されることが多く、季節の旬を味わいたい人は時期にも注目しましょう。朝食には茶粥や奈良漬けといった郷土料理が並ぶ宿もあり、滞在を通じて奈良ならではの食文化を体感できる宿選びがおすすめです。
旅行スタイルに合ったサービスやプランを選ぶ
送迎バスの有無、駐車場の広さ、子連れ対応、ペット同伴可否など、旅行スタイルによって重視するサービスは異なります。アクセスの便利さなら奈良市内の温泉、本格的な秘湯体験なら十津川や川上村の温泉、と旅の目的を明確にしてから選ぶと、ミスマッチを避けられます。公式サイトの口コミや楽天トラベル・じゃらんのレビューも参考にしましょう。
記念日プランやカップルプランを用意している宿もあり、誕生日や結婚記念日には特典付きの宿泊を選ぶと特別感が増します。1日1組限定や少人数制の宿は、プライベート感を重視する旅行者から特に支持を集めています。
奈良の穴場温泉で快適に過ごすための注意点
穴場の温泉ほど、訪れる前にいくつか押さえておきたい注意点があります。アクセスや営業形態が観光地化された温泉と異なるケースも多く、事前情報を確認しておくことで快適に楽しめます。
泉質と肌の相性を考える
硫黄泉や酸性泉、強アルカリ泉は美肌効果が期待できる一方、肌が敏感な人にとっては刺激が強い場合があります。アトピー性皮膚炎や乾燥肌など肌トラブルを抱えている人は、入浴前に泉質を確認し、長湯を避けて湯上がりにしっかり保湿するのがおすすめです。心配な場合は短時間の入浴を数回に分けることで、刺激を抑えながら効能を得られます。
湯あたりの症状(めまい、だるさ、頭痛など)が出やすいのは、初日に長時間浸かりすぎたケース。1回10〜15分を3〜4回に分け、その都度水分補給を行うのが温泉旅をより快適に楽しむためのコツです。
温泉施設内でのマナーを守る
公衆浴場や共同浴場では、シャンプーや石けんを持参するスタイルの施設もあります。また、撮影禁止エリアやスマートフォンの持ち込みルールも施設ごとに異なるため、入浴前に掲示をしっかり確認しましょう。源泉かけ流しの湯船には、髪や手ぬぐいを浸けないことも大切です。穴場であるほど地域住民にも愛されている温泉なので、マナーを守って気持ちよく利用しましょう。
タトゥーやアートメイクがある方は、施設によって入浴可否が異なるため、訪問前に公式サイトや電話で確認しておくとスムーズ。貸切風呂を選択するという代替案も、施設によっては用意されています。
アクセスと営業時間を事前に確認する
奥吉野や十津川、天川村などの秘境温泉は、公共交通の本数が少なく、最終バスを逃すと帰れなくなる場合もあります。営業時間も季節や曜日で変動することが多いので、公式サイトや電話で当日の営業状況を確認してから出発するのがおすすめです。
冬季は積雪で道路が閉鎖されることもあるため、雪道運転に慣れていない場合は早めの撤収を心がけてください。山間部の温泉では携帯電話の電波が届きにくいエリアもあり、ナビが正常に動作しない場面も想定されます。道順は紙の地図やオフラインマップで事前にダウンロードしておくと安心して向かえます。
まとめ
奈良には、十津川や吉野、天川村といった秘境の地から、奈良市内の便利な立地まで、20を超える穴場の温泉が点在しています。源泉かけ流しを守り続ける歴史ある一軒宿、肌をしっとり整える美人の湯、観光途中に立ち寄れる日帰り施設と、目的に応じて選べる多彩さが奈良の温泉の魅力です。今回ご紹介した「歴史」「美人の湯」「秘境」「山里」「観光便利」の5つのテーマを参考に、自分の旅のスタイルに合った一湯を見つけてみてください。湯けむりの向こうに広がる奈良の自然と歴史が、心と体を深く癒してくれます。

