MENU

【2024】奈良公園の見どころ25選!おすすめ観光スポットや穴場を紹介

奈良公園見どころ

約1,300頭の鹿が自由に歩き回る奈良公園には、大仏様が安置された東大寺や朱塗りの社殿が美しい春日大社など歴史的建造物も数多くあります。若草山や春日山原始林など大自然を堪能できるスポットも市街地から近く、幅広い観光を楽しめます。

今回は、奈良公園の見どころを25ヶ所、次のように7つのジャンルに分けて紹介します。

  • 東大寺(世界遺産)
  • 春日大社(世界遺産)
  • 興福寺(世界遺産)
  • 神社・お寺
  • 絶景スポット
  • 歴史・芸術・文化
  • (番外編)グルメ・お土産
目次

奈良公園の見どころ:東大寺(世界遺産)

奈良のシンボルである大仏様が安置された東大寺は、聖武天皇によって建立され、752年に開眼供養会が営まれました。大人の修学旅行の旅先として、近年さらに注目を集めています。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、東大寺の境内について6ヶ所を詳しく解説します。

  • 大仏殿
  • 南大門
  • 法華堂(三月堂)
  • 鐘楼
  • 東大寺ミュージアム
  • 二月堂

大仏殿

大仏殿

画像引用元:写真AC

大仏殿は、正面が約88メートル、奥行きが約52メートル、高さが約47メートルある世界最大級の木造建造物です。

見どころは、本尊である高さが約15メートルある巨大な大仏(盧舎那仏)です。のべ260万人の手で作られたといわれています。圧倒的な存在感を放ち、1,200年以上人々を見守ってきました。

大仏殿にある観相窓が開き、年に2回大仏様の顔を外からみられる機会があります。元日と8月の万灯供養会です。レアな機会なので、予定が合えば時間を確認して訪れてみましょう。

春と秋の観光シーズンは大変混雑します。できるだけゆっくり拝観したい方は、朝の早いうちに訪れましょう。

南大門

南大門

画像引用元:写真AC

南大門は東大寺の正門で、「大華厳寺」と書かれた扁額が掲げられています。

見どころは、運慶・快慶などによって作られた2体の巨大な金剛力士像です。高さは約8.4メートル弱あり、筋肉・顔の表情・衣まで躍動感に溢れた仏像の傑作です。

「あ」の口をした阿形像(あぎょうぞう)、「ん」の口をした吽形像(うんぎょうぞう)は向かい合って安置されています。南大門を通り抜ける際に、左右に拝観できます。

法華堂(三月堂)

法華堂(三月堂)

画像引用元:写真AC

法華堂(三月堂)の名前は、毎年旧暦3月に法華会が開かれたことに由来します。もっと昔は、不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を本尊とすることから羂索堂と呼ばれていました。現存する東大寺最古の建物です。

見どころは、堂内にずらりと並ぶ国宝に指定されている奈良時代の仏像の数々です。どの仏像も迫力がありますが、特に本尊の不空羂索観音は神秘的です。

安置された10体のうち秘仏・執金剛神像を除く9体を拝観することができます。執金剛神像は毎年12月16日に特別開扉されます。大変混み合いますので、時間に余裕をみて訪れましょう。

鐘楼

鐘楼

画像引用元:写真AC

鐘楼は東大寺創建当初からあり、「奈良太郎」の愛称で親しまれています。羽を広げるように上向いた屋根が特徴です。修二会の時期を除いて基本的には毎日20時に撞かれ、大晦日には除夜の鐘を撞くために大行列ができます。

見どころは、何人も余裕で入れそうなほどの鐘の巨大さです。総高3.86メートル、口径2.71メートルあり、古くは大鐘と呼ばれていました。鐘声の振幅が長く、お腹にまで振動が伝わるような低くどっしりとした音が鳴ります。

東大寺ミュージアム

東大寺ミュージアム

画像引用元:写真AC

東大寺ミュージアムは、「東大寺の歴史と美術」をテーマとして、ミュージアムの本尊である千手観音菩薩像などの常設展示と、時期に合わせてさまざまな特集展示などを行っています。2011年に開館しました。

見どころは、以前まで法華堂に安置されていた国宝である日光・月光(がっこう)菩薩像です。通常は薬師如来の脇侍(わきじ)として一対で置かれますが、法華堂では本尊の不空羂索観音像の左右に安置されていました。優美な曲線と表情が美しい仏像です。

東大寺の至宝が他にも多数展示されています。セット料金でお安く入れますので、大仏殿と合わせて拝観してみましょう。

二月堂

二月堂

画像引用元:写真AC

二月堂の名前は、毎年旧暦の2月に修二会(しゅにえ)が行われることに由来します。有名なお水取りは、修二会の行法の一つです。

見どころは、二月堂の舞台から見える夜景と大仏蛍です。

堂内は24時間開放されているので、吊燈籠が淡く照らす幽玄の雰囲気の中で奈良市街の夕日から夜景を楽しめます。昼間とは打って変わって人もまばらで、静かに夜景を楽しめる穴場です。

6月初旬から中旬にかけては、大仏殿から二月堂へ続く裏参道などで蛍狩りができます。東大寺のゲンジボタルは大きいので、大仏蛍と呼ばれています。蛍鑑賞スポットにはカメラを持った人が待ち構えているので、付近に行けば出没する場所はわかりやすいです。

所在地〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間【4月~10月】
大仏殿:7:30~17:30
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:30(最終入館17:00)
 
【11月~3月】
大仏殿:8:00~17:00
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:00(最終入館16:30)
拝観料【入堂・拝観料(大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム、それぞれ拝観料がかかります)】
中学生以上:800円
小学生:400円
※各種割引あり
 
【セット券(大仏殿・東大寺ミュージアム)】
中学生以上:1,200円
小学生:600円
問い合わせ0742-22-5511
アクセス奈良交通バス:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
 
ぐるっとバス:​​大宮通ルート・奈良公園ルート「大仏殿前駐車場」下車すぐ
 
徒歩:近鉄奈良駅から徒歩約20分
駐車場専用駐車場なし。近隣に有料駐車場あり。
公式サイトhttps://www.todaiji.or.jp/

奈良公園の見どころ:春日大社(世界遺産)

春日大社は、朱塗りの社殿と無数の吊燈籠が特徴的な神社です。境内には摂社・末社として合わせて62社が祀られています。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、春日大社の境内について3ヶ所詳しく解説します。

  • 夫婦大国社
  • 萬葉植物園
  • 砂ずりの藤

夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)

夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)

夫婦大国社は、日本で唯一のご夫婦の大國様をお祀りしている社です。

おすすめポイントは、縁結びのパワースポットとして有名なことです。水占いやハートの絵馬など、インスタ映えして女子旅としても楽しめる場所です。しゃもじ型の絵馬もあり、綾瀬はるかさん、玉木宏さん、MISIAさんなど、多くの芸能人の絵馬が飾られています。

萬葉植物園

萬葉植物園

画像引用元:写真AC

萬葉植物園は、春日大社境内にある約300種類の萬葉植物を植栽する日本最古の萬葉植物園です。

見どころは、20品種、約200本の藤の花が咲く「藤の園」です。例年4月下旬から5月上旬にかけて満開となり、中国の麝香藤(じゃこうふじ)など珍しい品種も鑑賞できます。

藤は一般的に高い藤棚を見上げて鑑賞しますが、萬葉植物園では人の目線に合わせた「立ち木造」にこだわって植栽されています。藤が最も有名ですが、年間を通して稀少度の高い植物などさまざまな花が見頃を迎えます。公式ホームページに花ごよみが掲載されているので、訪れる前に確認してみましょう。

砂ずりの藤

砂ずりの藤

画像引用元:写真AC

砂ずりの藤は、御本社の中に植栽されている藤です。

見どころは、その名の通り地面にすれるほどに伸びた見事な花房です。淡い紫色の煙のようで、非常に華やかです。樹齢は700年以上といわれています。見頃は例年、5月初旬です。

所在地​​〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
開門時間【御本社(大宮)参拝所】
3月~10月:6:30~17:30
11月~2月:7:00~17:00
※お札・御守り・御朱印等は通年9:00〜閉門まで
 
【御本殿特別参拝】
9:00~16:00
 
終日拝観不可:3月8日頃~3月13日、12月20日~1月7日、成人の日
午前中拝観不可 毎月1日、11日、21日、節分の日、2月17日、2月23日、3月14日、3月15日、春分の日、4月3日、5月第3金曜日、5月5日、5月10日、8月7日、8月15日、秋分の日、10月9日、11月3日、11月23日、12月17日
 
午後拝観不可:12月16日


※祭典都合により時間が前後する場合あり。上記以外に臨時の祭典等により拝観不可の場合あり。
 
【夫婦大国社】
9:00~16:30(若宮十五社めぐりの受付は15:00まで)
 
【萬葉植物園】
9:00~16:30(入園は16:00まで)
3月〜11月:無休
12月〜2月:月曜休み
(祝日の場合は翌日)
拝観料御本社(大宮)参拝所:不要
御本殿特別参拝:500円
 
萬葉植物園
大人:500円
小人:250円
※団体割引あり
問い合わせ0742-22-7788
アクセス奈良交通バス:「JR奈良駅」「近鉄奈良駅」春日大社本殿行き「春日大社本殿」下車すぐ
駐車場有料100台(バス・乗用車)
公式サイトhttps://www.kasugataisha.or.jp/

奈良公園の見どころ:興福寺(世界遺産)

近鉄奈良駅から近い興福寺には、近年再建された美しい中金堂や阿修羅ブームの火付け役である阿修羅像が安置された国宝館など、魅力的なスポットがたくさんあります。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、興福寺の境内について3ヶ所詳しく解説します。

  • 五重塔
  • 金堂
  • 阿修羅像(国宝館)

五重塔

五重塔

画像引用元:写真AC

五重塔は奈良のシンボルであり、遠くからでもその姿を望むことができます。

見どころは、近くで見るとかなり巨大で、屋根のバランスが良くて凛とした佇まいをしているところです。日本で2番目に高い塔です。

現在修復中で、2024年7月までに全体が完全に覆われるので、しばらくその姿を見ることができません。五重塔の修復状況は、公式ホームページで随時更新されています。2031年に完了予定ですので、楽しみに待ちましょう。

中金堂

中金堂

画像引用元:写真AC

中金堂は、興福寺の伽藍の中で最も重要な建物で、本尊が安置されています。

おすすめポイントは、約300年ぶりに再建されたことです。目にも鮮やかな朱色が美しく、金色の鴟尾が輝く左右に広がる屋根が堂々とした佇まいです。

堂内に安置された本尊の​​釈迦如来坐像は再建に合わせて修復され、まばゆい黄金色に蘇りました。極彩色の法相柱(ほっそうちゅう)も美しく、一見の価値があります。境内の柵越しに外観を自由に見ることができます。

阿修羅像(国宝館)

阿修羅像(国宝館)

画像引用元:写真AC

数々の国宝を収蔵する国宝館で、最も有名な仏像が阿修羅像です。

見どころは、憂いを帯びた阿修羅像の表情です。天平の美少年とも呼ばれ、全国的な阿修羅ブームを引き起こしました。三面六臂(さんめんろっぴ)で、顔は正面が青年期、左が幼少期、右は青年期を表すとされています。

公式で阿修羅ファンクラブがあります。入会の次回以降に拝観料がお得になるので、何度も訪れる人は入会してみましょう。

所在地〒630-8213 奈良県奈良市登大路町48
拝観時間年中無休
9:00~17:00(受付は16:45まで)
境内の見学は随時
拝観料【中金堂】
大人・大学生:500円
中高生:300円
小学生:100円
 
【興福寺国宝館】
大人・大学生:700円
中高生:600円
小学生:300円
 
※各建物につき拝観料は異なる
問い合わせ本坊寺務所:0742-22-7755
中金堂・東金堂:0742-22-7781
(電話受付9:00~17:00)
アクセス近鉄奈良駅徒歩5分
駐車場有料(普通車46台、バス16台)
公式サイトhttps://www.kohfukuji.com/

奈良公園の見どころ:神社・お寺

奈良公園には世界遺産である神社・仏閣以外にも、氷の神様を祀る全国的にも珍しい神社や紅葉の名所である神社などがあります。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、神社・お寺を2ヶ所詳しく解説します。

  • 氷室神社
  • 手向山八幡宮

氷室神社

氷室神社

画像引用元:写真AC

氷室神社は、東大寺近くにある氷の神様を祀った神社です。「氷の聖地」として有名で、全国の製氷業者、氷小売業者から信仰が厚いです。

見どころは、お供え後のおさがりとしてかき氷を食べることができる「かき氷献氷」です。夏季限定で実施され、神前にかき氷をお供えして参拝します。

「氷みくじ」という、巨大な氷の上に紙を乗せると文字が浮かび上がる珍しいおみくじもあります。なんとも涼しげで、夏に参拝したい神社です。

所在地〒630-8212 奈良県奈良市春日野町1-4
開門時間6:00〜18:00(4月〜10月)
6:30〜17:30(11月〜3月)
拝観料無料
イベント【献氷祭】毎年5月1日
【かき氷献氷】夏季(6月15日〜9月15日:9:00〜17:00)
問い合わせ0742-23-7297
アクセス​​奈良交通:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館前」下車すぐ
駐車場有料(乗用車のみ40台)
公式サイトhttps://himurojinja.jp/

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)

画像引用元:写真AC

手向山八幡宮は、奈良時代に大分県の宇佐神宮より八幡大神を東大寺守護の神としてむかえ、祀りました。

見どころは、百人一首で菅原道真が詠んだ和歌に登場するほど紅葉が美しいところです。「このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」と詠まれています。紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬です。初夏も木々の鮮やかな緑色と朱色の柱が美しいコントラストを見せてくれます。

所在地〒630-8211 奈良県奈良市雑司町434
拝観料無料
問い合わせ【手向山八幡宮】0742-23-4404
アクセスバス:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「大仏殿春日大社前」下車後、徒歩約15分。
掲載サイトhttps://narashikanko.or.jp/spot/shrine/tamukeyama-hachimangu/

奈良公園の見どころ:絶景スポット

奈良公園には最新の飲食店や雑貨店が数多くありますが、一歩路地へ入ったり足を伸ばしたりすれば美しい庭園や大自然の絶景に出合うことができます。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、絶景スポットを7ヶ所詳しく解説します。

  • 若草山
  • 吉城園
  • 猿沢池
  • 浮見堂
  • 依水園
  • 春日山原始林(世界遺産)
  • 浮雲園地

若草山

若草山

画像引用元:写真AC

若草山は、山頂まで徒歩で40分ほどで登れる山で、傾斜も緩やかです。途中で鹿にも出会えて、一重目など休憩ポイントで絶景を見ながらピクニックもできます。山頂まですぐに行きたい人は、奈良奥山ドライブウェイを使えば一気に登ることも可能です。

見どころは、奈良市内を一望できるパノラマ夜景です。新日本三大夜景に選ばれており、奈良有数の夜景デートスポットとしても人気が高いです。市街地から近いので、食事の帰りなど気軽に絶景を楽しめます。

所在地〒630-8211 奈良県奈良市雑司町 
開山時期3月第3土曜日~12月第2日曜日
9:00~17:00
ドライブウェイ営業時間【奈良奥山ドライブウェイ・新若草山コース】
8:00~23:00(12月1日から3月15日までは22:00)
入山料(登山道を利用する場合)​​中学生以上:150円
3歳以上:80円 ※団体割引あり
問い合わせ【奈良公園事務所】​​0742-22-0375
【奈良奥山ドライブウェイ】0742-26-7213
アクセス奈良奥山ドライブウェイ・新若草山コース(有料)を経て、若草山頂駐車場(駐車料金無料)から徒歩5分
駐車場無料
公式サイト【若草山】
https://www.pref.nara.jp/item/9270.htm
【奈良奥山ドライブウェイ】
https://shinwaka.com/course1/

依水園

依水園

画像引用元:写真AC

依水園は、大きな池を中心とした周囲の園路から、築山などの景観を楽しむ池泉回遊式庭園です。江戸時代の庭園の特徴が残された前園と、周囲の景色を含めて景観として楽しむ後園で構成されています。

見どころは、春日奥山や東大寺南大門などを借景とした、池の淵から望む後園の景色です。すべてが計算されて配置されており、一幅の絵画のようです。春は青もみじが美しく、秋は紅葉が庭園に花を添えます。

所在地〒630-8208 奈良県奈良市水門町74
営業時間9:30〜16:30(入館は16:00まで)
休館日火曜日(火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日に休園)
庭園整備期間:12月末~1月中旬および9月下旬
入館料一般:1,200円
高校生・大学生:500円
小・中学生:300円
障がい者(手帳提示・付き添い1名無料):500円
奈良市はなまるカード所持提示の方:500円
団体割引(15名以上) 1,000円
問い合わせ0742-25-0781(公益財団法人名勝依水園・寧楽美術館)
アクセス近鉄奈良駅より徒歩約15分
駐車場なし
公式サイトhttps://isuien.or.jp/

吉城園

吉城園

画像引用元:写真AC

吉城園は、奈良県が所有する建物と庭園です。池の庭、離れ茶室がある苔の庭、茶花の庭で構成されています。

おすすめポイントは、高低差を生かした美しい日本庭園が無料で見られることです。春は目の覚めるような鮮やかな緑が美しく、秋は黄色や赤など美しいグラデーションの紅葉が庭園を彩ります。

風流で混雑もなく、落ち着いて過ごせる穴場スポットです。依水園の隣にあるので、庭が好きな人は同時に訪れてみましょう。

所在地〒630-8213 奈良県奈良市登大路町60-1
開園期間期間:4月1日~2月23日、3月1日~3月31日(2月24日~2月28日は休園)
時間:9:00〜17:00(入園は16:30まで)
入園料無料(茶室を利用する場合は有料)
問い合わせ【茶室利用受付】
0742-22-5911(受付時間:9:00〜17:00)
アクセス近鉄奈良駅より徒歩15分
公式サイトhttps://www.pref.nara.jp/39910.htm

猿沢池

猿沢池

画像引用元:写真AC

猿沢池は、興福寺の隣にある景観の美しい池です。悲恋の伝説があることでも知られており、鎮魂のための采女祭が毎年中秋の名月に合わせて盛大に行われます。

見どころは、ライトアップされた夜の猿沢池です。池の周囲の柳などが幻想的に浮かび上がり、ロマンチックな雰囲気に包まれます。ならまちで飲食をした後に立ち寄るのに丁度良いです。

猿沢池のほとりから見える興福寺の五重塔のライトアップは、工事完了予定の2031年まで実施されません。

所在地〒630-8217 奈良県奈良市登大路町
問い合わせ0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス近鉄奈良駅から徒歩約5分
駐車場
公式サイトhttps://www3.pref.nara.jp/park/item/2683.htm

浮見堂

浮見堂

画像引用元:写真AC

奈良公園の浮見堂は、鷺池に浮かぶ檜皮葺き(ひわだぶき)の屋根を持つ六角形のお堂です。橋を渡って訪れることができます。

見どころは、鏡合わせで水面に映る美しい姿です。春は桜が美しく、初夏は鮮やかな緑が爽やかです。有料で手漕ぎボートの貸し出しがあるので、風流な景観をボートの上から楽しんでみましょう。

所在地〒630-8301 奈良県奈良市高畑町
営業時間随時
入園料無料
問い合わせ【奈良公園事務所】0742-22-0375
アクセス近鉄奈良駅から徒歩で約20分
駐車場奈良公園周辺には民営駐車場が多数あります。
公式サイトhttps://www3.pref.nara.jp/park/

春日山原始林(世界遺産)

春日山原始林(世界遺産)

画像引用元:写真AC

春日山原始林は、春日大社の神域として1,000年以上狩猟と伐採が禁止されており、聖域として保護されてきました。そのため、貴重な原始林が残っています。

おすすめポイントは、滝や巨木や野鳥など、大自然の絶景を満喫できるハイキングコースがあることです。所要時間2時間ほどのコースから6時間30分かかるコースまでいくつかあるので、自分に合ったコースを選んでみましょう。

所在地【春日山】〒630-8212 奈良県奈良市春日野町
問い合わせ0742-22-0375(奈良公園事務所)
アクセス奈良交通バス:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環外回り「破石町」下車後、徒歩約15分で春日山遊歩道起点へ到着。
公式サイトhttps://www3.pref.nara.jp/park/item/2587.htm

浮雲園地(うきぐもえんち)

浮雲園地(うきぐもえんち)

画像引用元:写真AC

浮雲園地は、大仏殿交差点と奈良春日野国際フォーラム 甍を繋ぐ園路です。

おすすめポイントは、混雑なく鹿とふれあえる穴場であることです。𠮷城川沿いの立ち並ぶ木は、春は緑のトンネルが日差しを遮って涼しげで、秋は紅葉のトンネルが非常に美しいです。水を求めた鹿がやってくるので、風流な景色を撮影できます。

所在地〒630-8212 奈良県奈良市春日野町
営業時間随時
入園料無料
問い合わせ【奈良公園事務所】0742-22-0375
アクセス近鉄奈良駅から徒歩で約16分
駐車場奈良公園周辺には民営駐車場が多数あります。
公式サイトhttps://www3.pref.nara.jp/park/

奈良公園の見どころ:歴史・芸術・文化

奈良公園の中には、奈良らしい歴史、仏像などの仏教芸術、文化財にふれあえるスポットがあります。

ここでは、奈良公園の見どころの中から、歴史・芸術・文化に関するスポットを2ヶ所詳しく解説します。

  • 奈良国立博物館
  • 正倉院

奈良国立博物館 

奈良国立博物館 

画像引用元:写真AC

奈良国立博物館は、正倉院展が開催されることでも知られる博物館です。正倉院展のチケットは、例年10月初旬に販売されます。

おすすめポイントは、国内随一の規模の仏像展示を行っていることです。100体近くの仏像が常時展示されており、正倉院展の時期以外は混雑もなくじっくりと鑑賞できます。国内で2番目に大きい金峯山寺仁王門の金剛力士像が、2028年まで間近で見られます。

所在地〒630-8213 奈良県奈良市登大路町50
開館時間【名品展・特別陳列・特集展示】
2024年4月1日〜当面の間:9:30〜17:00(毎週土曜日は20:00まで) ※年中、イベント等により開館閉館時間が異なる。入館は閉館の30分前まで。
閉館日毎週月曜日(休日の場合はその翌日、連休の場合は終了後の翌日)、12月28日~1月1日、
※5月1日、8月7日、14日および東大寺二月堂修二会(お水取り)期間(3月1日〜14日)の月曜日は開館。
入館料名品展・特別陳列・特集展示
一般:700円
大学生:350円
問い合わせ050-5542-8600(ハローダイヤル)(奈良国立博物館)
アクセス近鉄奈良駅より徒歩15分
駐車場専用駐車場なし。周辺に有料駐車場あり。
公式サイトhttps://www.narahaku.go.jp/

正倉院

正倉院

画像引用元:写真AC

正倉院には、天平文化を中心とした数々の貴重な文化財が収められています。東大寺にありますが、管轄は宮内庁です。

見どころは、校倉造りの高床式倉庫が見られることです。見学できるのが柵越しに外構だけで、中の宝物は普段は見ることができません。年に一度、一部が奈良国立博物館で開催される正倉院展で鑑賞できます。

所在地〒630-8587 奈良県奈良市雑司町406-1
公開時間10:00〜15:00
定休日行事の実施、その他やむを得ない理由のため支障のある日、土・日・祝・休日、12月28日〜翌年1月4日
料金無料
問い合わせ0742-26-2811(宮内庁正倉院事務所)
アクセス奈良交通バス:JR奈良駅・近鉄奈良駅から市内循環バス「東大寺大仏殿・春日大社前」下車徒歩5分
駐車場専用駐車場なし。近隣に有料駐車場あり。
公式サイトhttps://shosoin.kunaicho.go.jp/

奈良公園の見どころ(番外編):グルメ・お土産

奈良公園には観光名所以外にも、おいしいグルメを食べたりお土産を買えたりする場所がたくさんあります。

ここでは、奈良公園の見どころの中から番外編として、グルメ・お土産のおすすめスポットを2ヶ所詳しく解説します。

  • 森奈良漬店
  • 春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)

森奈良漬店

森奈良漬店

画像引用元:写真AC

森奈良漬店は、2024年で創業155年になる老舗の奈良漬店です。東大寺の南大門前にあります。直接栽培及び契約栽培した材料を使用して素材にこだわり、甘味料や添加物等を使用していません。

おすすめ商品は、手軽に食べられる壺に入った「きざみ奈良漬」です。奈良漬を切り、酒粕を拭きとって水洗いするという手間をはぶいて、おいしい奈良漬がすぐに食べられます。セロリやスモモの奈良漬など、オリジナリティのある奈良漬を販売していることも魅力です。

店舗名森奈良漬店
所在地〒630-8212 奈良県奈良市春日野町23(東大寺南大門前)
営業時間9:00〜18:00
定休日年中無休
料金例きざみ奈良漬 230g壷入り:1,320円
問い合わせ0742-26-2063(受付:9:00〜17:00)
アクセス近鉄奈良駅より徒歩約15分
駐車場
公式サイトhttps://www.naraduke.co.jp/

春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)

春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)

春日荷茶屋は、春日大社の境内にある甘味処です。緑に囲まれた庭園喫茶は広く、赤い縁台、野点傘、あずまやなどが設けられており、セルフサービスで好きな席につけます。

おすすめのメニューは、毎月粥のメニューが変わる「万葉粥」です。インスタ映えする粥のセットですが、特に7・8月の鮮やかな緑の冷やし粥が目をひきます。

公式ホームページに月替わりの粥が掲載されているので、気になる人はチェックしてみましょう。甘味は、吉野本葛入りのくず餅の人気が高いです。のんびりと爽やかな風にあたりながら、庭で食べてみましょう。

所在地​​〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
営業時間10:30〜16:30(L.O.16:00)
休業日時期によって異なるので、公式ホームページを確認してください。
料金例くず餅:550円
問い合わせ0742-27-2718
アクセス奈良交通:「春日大社表参道」バス停を東へ徒歩3分、萬葉植物園正門横にあります。
駐車場有(春日大社駐車場を利用)
公式サイト​​https://www.kasugataisha.or.jp/ninaijyaya/

まとめ

奈良公園の見どころを25ヶ所、ジャンル別に紹介しました。

広大な奈良公園には世界遺産や絶景スポットも数多くあり、じっくり見るととても1日では回りきれません。東大寺や春日大社など、的を絞ってゆとりを持って拝観するのも楽しいでしょう。

事前に気になるスポットを見つけて、奈良公園へ観光に出かけましょう!

目次