MENU

奈良公園の見どころ25選|世界遺産・絶景・グルメをジャンル別に紹介

約1,300頭の鹿が自由に歩き回る奈良公園は、東大寺・春日大社・興福寺といった世界遺産が集まる古都奈良の中心地。東京ドーム約140個分という広大な敷地には、歴史的建造物だけでなく、若草山や春日山原始林などの大自然、四季折々の絶景スポット、グルメ・お土産店まで多彩な見どころが詰まっています。

本記事では、奈良公園で訪ねたい見どころを「東大寺」「春日大社」「興福寺」「神社・お寺」「絶景スポット」「歴史・芸術・文化」「グルメ・お土産」の7カテゴリに分けて25スポットを厳選し、営業時間や料金、アクセスもまとめてご紹介します。限られた時間で効率よく巡るのも、ゆっくり一日かけて散策するのも自由自在。自分の旅のスタイルに合った奈良公園観光を楽しんでください。

目次

奈良公園の見どころ:東大寺(世界遺産)6選

奈良公園のなかでも、東大寺エリアは世界遺産「古都奈良の文化財」の中核をなす最大の見どころ。大仏殿の壮大な木造建築から、国宝の南大門・法華堂、二月堂の絶景まで、見応えのあるスポットが集中しています。ここでは、東大寺で特に訪ねたい6カ所をご紹介します。

  • 大仏殿(東大寺)(世界最大級の木造建造物・盧舎那仏坐像が鎮座)
  • 南大門(東大寺)(鎌倉時代再建・日本最大級の重層門の国宝)
  • 法華堂(三月堂)(東大寺最古の建物・奈良時代の天平建築の国宝)
  • 鐘楼(東大寺)(鎌倉時代建立の国宝・梵鐘も日本三大梵鐘の一つ)
  • 東大寺ミュージアム(2011年開館・東大寺の文化財を保存公開)
  • 二月堂(東大寺)(高台に建つ国宝・お水取り(修二会)が全国的に有名)

大仏殿(東大寺)

画像引用元:写真AC

世界最大級の木造建造物として知られ、現在の建物でも幅57メートル・高さ48メートルという圧倒的なスケールを誇ります。堂内には高さ約15メートルの盧舎那仏坐像(国宝)が鎮座し、奈良の大仏として全国的に親しまれています。

大仏の鼻の穴と同じサイズの柱の穴をくぐる「無病息災のご利益」体験は、奈良観光の名物。賓頭盧尊者像の体を撫でると同じ部位の病が治ると伝わり、参拝者で常ににぎわう人気スポットです。

拝観時間は約30〜45分が目安。大仏殿の北東にある参道を進めば二月堂・三月堂エリアにスムーズに移動できます。修学旅行シーズンの春・秋は混雑するため、開門直後の8:00頃に訪れると比較的ゆったり拝観できます。冬場は冷え込みが厳しいため、防寒対策をしっかりと整えて訪問しましょう。

スポット名東大寺 大仏殿
住所奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間4〜10月 7:30〜17:30/11〜3月 8:00〜17:00
拝観料中学生以上800円/小学生400円
電話番号0742-22-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

南大門(東大寺)

画像引用元:写真AC

東大寺の入口にあたる南大門は、重層の門としては日本最大級の規模を誇る国宝建築。鎌倉時代に再建された壮大な門は、奈良観光に来た人をまず圧倒します。

門の左右には運慶・快慶らによる金剛力士像(国宝)が阿吽の対で安置されており、高さ約8.4メートルの巨像は鎌倉彫刻の最高峰として国際的にも評価されています。夕刻のシルエットが特に美しく、写真撮影のおすすめポイントです。

拝観料は不要なので、24時間誰でも見学可能。夜間ライトアップは行われていませんが、夕暮れ時の門越しの空のシルエットは絶景。所要時間は10〜15分。金剛力士像は片方が口を開いた阿形(あぎょう)、もう一方が口を閉じた吽形(うんぎょう)で、この組み合わせを「阿吽」と呼ぶ語源になりました。

スポット名東大寺 南大門
住所奈良県奈良市雑司町406-1(東大寺境内)
拝観時間24時間
拝観料無料
電話番号0742-22-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

法華堂(三月堂)

画像引用元:写真AC

現存する東大寺最古の建物で、奈良時代の天平建築として国宝に指定されています。毎年3月に法華会が営まれることから「三月堂」とも呼ばれ、1,200年以上にわたり大切に受け継がれてきた歴史的建造物。

堂内には不空羂索観音立像(国宝)を中尊として、日光菩薩・月光菩薩、四天王、執金剛神立像など奈良時代の傑作仏像が一堂に並びます。天平彫刻の最高水準を間近で鑑賞できる、仏教美術ファンには必見のスポットです。

拝観料が別途必要(大人600円)。観光のメインルートからは少し外れた位置にあるため、観光客は比較的少なく、仏像とゆっくり向き合える静かな空間です。所要時間は約20〜30分。仏像彫刻に興味のある人にとっては、奈良観光のハイライトの一つになる場所です。

スポット名東大寺 法華堂(三月堂)
住所奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間4〜10月 7:30〜17:30/11〜3月 8:00〜17:00
拝観料大人800円/小学生400円
電話番号0742-22-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

鐘楼(東大寺)

画像引用元:写真AC

東大寺の鐘楼は鎌倉時代の建立で、国宝に指定された重要な建造物。梵鐘も奈良時代に鋳造された日本三大梵鐘の一つで、口径約2.7メートル、高さ約3.9メートルという巨大なスケールを誇ります。

毎年大晦日には除夜の鐘がつかれ、一般参拝者も鐘をつくことができる行事として人気。重さ約26トンもの梵鐘を吊り下げる構造美は、建築技術の精華といえる作品です。

大仏殿から徒歩約5分の位置にあり、東大寺観光の途中に立ち寄るのにぴったり。鐘楼の周辺には休憩用のベンチも設置されており、観光途中の小休止スポットとしても活用できます。除夜の鐘の参加は事前抽選制で、年末に公式サイトで募集が始まります。

スポット名東大寺 鐘楼
住所奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間24時間
拝観料無料
電話番号0742-22-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

東大寺ミュージアム

画像引用元:写真AC

東大寺の文化財を保存・公開する施設で、2011年に開館した比較的新しいミュージアム。本尊の盧舎那仏坐像とゆかりのある仏像群、奈良時代の寺宝、書跡など、テーマごとに展示替えされる構成。

展示室は照明や空調が整備された現代的な空間で、ガラスケース越しに仏像を間近で鑑賞できる贅沢な環境。大仏殿と共通券もあり、雨の日や暑い日の屋内観光にもぴったりです。

雨の日や猛暑日の観光にぴったりの屋内施設で、空調の効いた展示室でゆっくり過ごせるのが嬉しいポイント。所要時間は約45分〜1時間。ミュージアムショップでは大仏グッズや仏像の絵葉書など、お土産選びも楽しめます。大仏殿の拝観チケットとセットで購入するとお得に利用できます。

スポット名東大寺ミュージアム
住所奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間9:30〜17:00(最終入館16:30)
拝観料大人800円/小学生400円
電話番号0742-20-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

二月堂(東大寺)

画像引用元:写真AC

東大寺境内の高台に建つ国宝の堂で、毎年3月の「お水取り(修二会)」が全国的に知られています。1,200年以上途絶えることなく続く修二会は、僧侶が大松明を抱えて舞台を駆ける勇壮な行事として奈良の春の風物詩。

舞台からは奈良市街と若草山を見渡せる絶景が広がり、特に夕暮れ時から夜にかけてのライトアップ時の景色は格別。6月初旬から中旬には大仏蛍が舞う知られざる名所でもあり、地元の人にも長く愛されてきました。

舞台までは大仏殿から徒歩約7分の上り坂。所要時間は約20〜30分が目安です。お水取り(修二会)の期間中(3月1日〜14日)は混雑するため、夕方17時以前の訪問がおすすめ。普段は静かな高台で、奈良の街並みを一望しながら静寂を楽しめる隠れた人気スポットです。

スポット名東大寺 二月堂
住所奈良県奈良市雑司町406-1
拝観時間【4月~10月】
大仏殿:7:30~17:30
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:30(最終入館17:00)
 
【11月~3月】
大仏殿:8:00~17:00
法華堂(三月堂)・戒壇院千手堂:8:30~16:00
東大寺ミュージアム: 9:30~17:00(最終入館16:30)
拝観料【入堂・拝観料(大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム、それぞれ拝観料がかかります)】
中学生以上:800円
小学生:400円
※各種割引あり
 
【セット券(大仏殿・東大寺ミュージアム)】
中学生以上:1,200円
小学生:600円
電話番号0742-22-5511
公式HPhttps://www.todaiji.or.jp/

【関連記事】

奈良のお寺14選|お寺巡りにおすすめのお寺一覧

奈良公園の見どころ:春日大社(世界遺産)3選

藤原氏の氏神として奈良時代に創建された春日大社は、朱塗りの社殿と原始林に囲まれた荘厳な空気が魅力。縁結びの夫婦大国社、万葉の植物園、樹齢800年の砂ずりの藤など、必ず立ち寄りたいスポットを3つご紹介します。

  • 夫婦大国社(春日大社)(日本唯一の大國様夫婦を祀る縁結びパワースポット)
  • 萬葉植物園(春日大社)(約300種の万葉植物・日本最古の万葉植物園)
  • 砂ずりの藤(春日大社)(樹齢約800年・砂をするほど長い花房の古木)

夫婦大国社(春日大社)

画像引用元:写真AC

日本で唯一、大國様ご夫婦が祀られている縁結びのパワースポット。ハート型の絵馬や水占いなど、女性に人気の参拝グッズが揃い、SNSでも頻繁に話題に。

境内には奈良の御本社からも徒歩圏内で、春日大社参拝の延長線上に立ち寄りやすい立地。縁結び・夫婦円満・恋愛成就のご利益で全国から参拝者が訪れ、ピンク色のハート絵馬がずらりと並ぶ光景は特別な空気を醸します。

御本殿から徒歩約5分の位置で、春日大社参拝の流れで立ち寄るのが定番のコース。ハート型の絵馬は500円で、自分の願いを書いて奉納するスタイル。水占いは200円で、引いたおみくじを神聖な水に浸すと文字が浮かび上がる仕組みで、SNSにアップする女性参拝者にも人気の体験です。

スポット名夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)
住所奈良県奈良市春日野町160(春日大社境内)
参拝時間9:00〜16:30
参拝料無料
電話番号0742-22-7788
公式HPhttps://www.kasugataisha.or.jp/

萬葉植物園(春日大社)

画像引用元:写真AC

万葉集に詠まれた約300種の植物を集めた日本最古の万葉植物園。春日大社境内に隣接し、20品種約200本の藤が人の目線の高さで鑑賞できる「藤の園」が圧巻。

4月下旬〜5月上旬の藤の開花時期は特に絶景で、古代日本人が愛した花々の世界に没入できる空間。歌碑も多数設置されており、和歌に詠まれた植物を実物とともに学べる教育的な要素も豊富です。

藤の見頃である4月下旬〜5月上旬は連日多くの観光客で賑わうため、開園時間の9:00頃に訪れるのがおすすめ。季節ごとに咲く花が変わるため、桜・藤・新緑・紅葉とどの時期に訪ねても発見があります。所要時間は約30分〜1時間。歌碑が随所に配置されており、和歌の世界に浸れる空間です。

スポット名萬葉植物園(まんようしょくぶつえん)
住所奈良県奈良市春日野町160
開園時間9:00~16:30(入園は16:00まで)
入園料大人700円/小人300円
休園日・6月~3月/火曜休園(祝日等の場合は開園します)
・4月~5月/無休
電話番号0742-22-7788
公式HPhttps://www.kasugataisha.or.jp/

砂ずりの藤(春日大社)

画像引用元:写真AC

樹齢約800年とされる、藤原氏ゆかりの古木の藤。花房が地面の砂をするほど長く垂れ下がる様子から「砂ずりの藤」と呼ばれ、春日大社のシンボル的存在として愛されています。

本殿前の回廊近くで見られ、満開時は1メートル以上もの紫色の花房が連なる絶景。藤の見頃は4月下旬〜5月上旬と短いため、この時期に春日大社を訪ねる人にとっては必見のスポットです。

見頃は約2週間と短く、訪問タイミングが大切。満開の状態は気候によっても変わるため、訪問前に春日大社の公式SNSで開花状況をチェックしておくと安心です。藤の見頃以外の時期でも、樹齢約800年の幹の太さや枝ぶりは圧巻で、神社のシンボル的な存在として通年で見学可能です。

スポット名砂ずりの藤
住所奈良県奈良市春日野町160(春日大社境内)
見頃4月下旬〜5月上旬
料金御本社(大宮)参拝所:不要
御本殿特別参拝:700円
 
萬葉植物園
大人:700円
小人:300円
※団体割引あり
電話番号0742-22-7788
公式HPhttps://www.kasugataisha.or.jp/

【関連記事】

奈良のお寺14選|お寺巡りにおすすめのお寺一覧

奈良公園の見どころ:興福寺(世界遺産)3選

奈良のシンボル五重塔、約300年ぶりに再建された中金堂、阿修羅像で知られる国宝館など、興福寺は奈良時代の文化を凝縮した世界遺産。ここでは、興福寺で必ず訪ねたい3つの見どころをご紹介します。

  • 五重塔(興福寺)(高さ約50.1m・日本第2位の高さを誇る国宝の塔)
  • 中金堂(興福寺)(2018年に約300年ぶりに再建された中心伽藍)
  • 阿修羅像(国宝館)(「天平の美少年」と呼ばれる三面六臂の国宝)

五重塔(興福寺)

画像引用元:写真AC

高さ約50.1メートルで、京都・東寺の五重塔に次いで日本第2位の高さを誇る国宝の塔。奈良のシンボルとして親しまれ、奈良市内のあらゆるアングルからその凛とした姿を眺めることができます。

現在の五重塔は1426年に再建されたもの。桜や紅葉の季節には境内全体が華やぎ、夜のライトアップ期間中は幻想的なシルエットが浮かび上がる美しい光景に。

現在は塔の保存修理工事中で、覆いがかけられている期間も。最新情報は興福寺公式サイトで確認を。塔を背景にした記念撮影は、五重塔の南側からのアングルがおすすめ。猿沢池の北側からは、五重塔と池が同じ画角に入る絶景写真が撮影できる定番スポットです。

スポット名興福寺 五重塔
住所奈良県奈良市登大路町48
拝観時間9:00〜17:00(入堂は16:45まで)
拝観料【中金堂】
大人・大学生:500円
中高生:300円
小学生:100円
 
【興福寺国宝館】
大人・大学生:900円
中高生:800円
小学生:500円
 
※各建物につき拝観料は異なる
※お支払いは現金のみ
電話番号0742-22-7755
公式HPhttps://www.kohfukuji.com/

中金堂(興福寺)

画像引用元:写真AC

2018年に約300年ぶりに再建された興福寺の中心伽藍で、創建当初の壮麗な姿を取り戻した話題のスポット。朱色の柱と金色に輝く鴟尾(しび)が美しく、平城京時代の風格を現代に蘇らせています。

堂内には釈迦如来坐像をはじめ、四天王立像、薬王・薬上菩薩立像など貴重な仏像群が安置されています。新しい建築でありながら伝統工法を忠実に再現し、見学者の感動を呼んでいる必見スポットです。

近鉄奈良駅から徒歩約5分という抜群の立地で、奈良観光の最初に訪れやすい場所。所要時間は約30〜45分。中金堂は非常に天井が高く広々とした内部空間が魅力で、奈良時代の伽藍規模を実感できます。隣接する東金堂や北円堂も見学すると、興福寺全体を堪能できます。

スポット名興福寺 中金堂
住所奈良県奈良市登大路町48
拝観時間9:00〜17:00(受付16:45まで)
拝観料【中金堂】
大人・大学生:500円
中高生:300円
小学生:100円
 
【興福寺国宝館】
大人・大学生:900円
中高生:800円
小学生:500円
 
※各建物につき拝観料は異なる
※お支払いは現金のみ
電話番号0742-22-7755
公式HPhttps://www.kohfukuji.com/

阿修羅像(国宝館)

画像引用元:写真AC

奈良時代に作られた阿修羅像(国宝)は、三面六臂で憂いを帯びた表情から「天平の美少年」と呼ばれ、全国的な阿修羅ブームを巻き起こした傑作。繊細な指先や衣のひだの表現は、奈良時代の彫刻技術の最高峰として評価されています。

国宝館では他にも釈迦十大弟子像や千手観音菩薩立像など、奈良時代の傑作彫刻が一堂に並ぶ贅沢な展示。美術館のような近代的な空間で、ガラスケース越しに名宝を間近で鑑賞できます。

阿修羅像の前には常に多くの参拝者が立ち止まるため、観光ピーク時には15分以上の待ち時間が発生することも。所要時間は国宝館全体の見学で約45分〜1時間。展示替えは行われませんが、季節の特別展がある場合もあるため、訪問前に公式サイトで企画展情報をチェックしましょう。

スポット名興福寺 国宝館
住所奈良県奈良市登大路町48
拝観時間9:00〜17:00(受付16:45まで)
拝観料【中金堂】
大人・大学生:500円
中高生:300円
小学生:100円
 
【興福寺国宝館】
大人・大学生:900円
中高生:800円
小学生:500円
 
※各建物につき拝観料は異なる
※お支払いは現金のみ
電話番号0742-22-7755
公式HPhttps://www.kohfukuji.com/

【関連記事】

JR・近鉄奈良駅周辺の観光スポット20選

奈良公園の見どころ:神社・お寺2選

三大寺院以外にも、奈良公園には個性豊かな神社・寺院があります。氷の神様を祀る氷室神社、紅葉の名所として知られる手向山八幡宮など、観光ピークの喧騒を離れて静かに参拝できる名所2選をご紹介します。

  • 氷室神社(氷の神様を祀る全国的に珍しい神社・5月の献氷祭)
  • 手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)(749年創建・百人一首ゆかりの紅葉の名所)

氷室神社

画像引用元:写真AC

氷の神様を祀る全国でも珍しい神社で、製氷業や冷蔵業の関係者が信仰する独特の存在。毎年5月1日の「献氷祭」では氷柱が奉納され、夏季には全国の名店が日替わりで参道に出店する「献氷会」のかき氷イベントが大盛況。

境内には樹齢500年を超えるしだれ桜があり、奈良で最も早く咲く桜として知られています。東大寺・春日大社の中間に位置し、奈良公園散策の途中に立ち寄るのに便利な立地です。

東大寺南大門の西側、徒歩約3分という抜群のロケーションで、奈良公園散策の途中に立ち寄りやすい立地。所要時間は約15〜20分。夏季の献氷会では、店舗ごとに人気店が日替わりで参道に出店するため、複数回訪れて違う店のかき氷を試す楽しみもあります。

スポット名氷室神社
住所奈良県奈良市春日野町1-4
参拝時間4〜10月 6:00〜18:00/11〜3月 6:30〜17:30
参拝料無料
電話番号0742-23-7297
公式HPhttps://himurojinja.jp/

手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)

画像引用元:写真AC

東大寺の鎮守社として749年に創建された古社で、二月堂のすぐ近くに鎮座。菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んだ手向山の名所として、百人一首で広く知られています。

境内は紅葉の名所としても有名で、秋にはモミジが色づき美しい景観に。東大寺観光の合間に静かに参拝できる穴場で、観光客の喧騒を離れて落ち着ける貴重な空間です。

東大寺二月堂の東側にあり、二月堂参拝の後に立ち寄るのが定番。所要時間は約15〜20分。紅葉のピークは11月中旬〜12月上旬で、境内のモミジは特に美しい朱色に染まります。観光客でにぎわう東大寺中心部とは打って変わった、静かで落ち着いた参拝が楽しめます。

スポット名手向山八幡宮
住所奈良県奈良市雑司町434
参拝時間7:00~16:00(社務所は、9:00~)
参拝料無料
電話番号0742-23-4404
公式HP奈良市観光協会 手向山八幡宮: https://narashikanko.or.jp/spot/detail_10057.html

【関連記事】

奈良のお寺14選|お寺巡りにおすすめのお寺一覧

奈良公園の見どころ:絶景スポット7選

新日本三大夜景の若草山、池泉回遊式庭園の依水園、世界遺産の春日山原始林など、奈良公園周辺には季節ごとに異なる表情を見せる絶景スポットが7カ所あります。歴史だけでなく、奈良の自然美をたっぷり堪能できる名所をまとめてご紹介します。

  • 若草山(標高342m・新日本三大夜景に選ばれたパノラマビュー)
  • 依水園(いすいえん)(春日奥山と東大寺南大門を借景とした国の名勝庭園)
  • 吉城園(よしきえん)(高低差を活かした無料公開の日本庭園・3エリア構成)
  • 猿沢池(興福寺南の周囲約360mの池・五重塔が映る写真スポット)
  • 浮見堂(鷺池に浮かぶ六角形のお堂・水面に映るフォトスポット)
  • 春日山原始林(世界遺産)(1,000年以上禁猟の聖域・樹齢数百年の巨木の森)
  • 浮雲園地(うきぐもえんち)(春日大社一の鳥居北側の芝生広場・鹿の癒し空間)

若草山

画像引用元:写真AC

標高342メートルの三重笠山で、新日本三大夜景にも選ばれた奈良市内随一のパノラマビュースポット。山頂からは奈良市街地、東大寺、春日大社、生駒山系まで一望できる絶景が広がります。

毎年1月には「若草山焼き」という大規模な山焼き行事があり、夜空を焦がす炎の儀式として全国から観光客が集まります。山頂までは徒歩約30分のハイキングコースで、家族でも気軽に登れる難易度です。

山頂までは3つのコースがあり、初心者向けの一重目(標高約110m、約20分)から、本格派の三重目(標高342m、約60分)まで、体力に応じて選べます。山頂からは奈良市街・東大寺・春日大社まで一望できる絶景。冬季の山焼き行事は1月の第4土曜日に開催され、夜空を焦がす迫力ある光景が話題です。

スポット名若草山(わかくさやま)
住所奈良県奈良市雑司町
開山3月第3土曜〜12月第2日曜 9:00〜17:00
入山料中学生以上150円/3歳以上80円
電話番号0742-22-0375
公式HP奈良観光協会 若草山: https://narashikanko.or.jp/spot/detail_10108.html 

依水園(いすいえん)

画像引用元:写真AC

春日奥山と東大寺南大門を借景とした池泉回遊式庭園で、国の名勝に指定された奈良屈指の名園。前園と後園の2部構成で、それぞれ異なる時代に作られた庭園美を一度に味わえる贅沢な空間です。

敷地内の寧楽美術館(ねいらくびじゅつかん)では、東洋の古美術品を常設展示。庭園散策と美術鑑賞をセットで楽しめ、奈良観光のなかでも上品な時間を過ごしたい大人におすすめです。

前園は江戸時代、後園は明治時代に作られた異なる時代の庭園を一度に楽しめる稀有な構成。所要時間は庭園散策と寧楽美術館見学を合わせて約1時間半が目安。茶室での抹茶体験(要予約・別料金)も人気で、紅葉や桜の季節は特に混雑するため、平日の午前中の訪問が比較的ゆっくり楽しめます。

スポット名依水園・寧楽美術館
住所奈良県奈良市水門町74
開園時間9:30〜16:30(最終入園16:00)
入園料一般1,200円/高校生500円/小中学生300円
休園日火曜日
電話番号0742-25-0781
公式HPhttps://www.isuien.or.jp/

吉城園(よしきえん)

画像引用元:写真AC

高低差を活かした美しい日本庭園が楽しめる穴場スポットで、無料で公開されている貴重な存在。池の庭・苔の庭・茶花の庭の3つのエリアに分かれ、それぞれ異なる風情を味わえます。

苔の庭は美しいモスグリーンの絨毯のような景観が広がり、写真好きにも人気。依水園の隣に位置し、両園を組み合わせて訪ねるのが奈良通の楽しみ方です。

依水園のすぐ隣にあり、両園を組み合わせて訪ねるのが奈良通の楽しみ方。無料で入園できるため気軽に立ち寄れます。所要時間は約30分。苔の庭は雨上がりや早朝に訪れると、緑の輝きが特に美しく見られる時間帯。撮影スポットとして写真好きにも愛されている穴場です。

スポット名吉城園
住所奈良県奈良市登大路町60-1
開園時間9:00〜17:00(最終入園16:30)
入園料無料
休園日2月23日〜3月末
電話番号0742-22-5911
公式HPhttps://www.pref.nara.lg.jp/n113/39910.html 

猿沢池

画像引用元:写真AC

興福寺の南に広がる周囲約360メートルの池で、平安時代から名勝として親しまれてきた歴史ある景勝地。池の水面に五重塔が映り込む幻想的な光景は、奈良を代表する写真スポットの一つです。

毎年9月の采女祭(うねめまつり)では、猿沢池に龍頭船を浮かべる優雅な祭事が行われます。夜間にはライトアップされ、昼とはまた違う幻想的な雰囲気を楽しめる、奈良の夜景スポットでもあります。

興福寺の南側にあり、五重塔と池の組み合わせは奈良観光の定番ショット。所要時間は約20〜30分。夜のライトアップは20:30〜22:00頃まで楽しめ、写真撮影には三脚があるとぶれない美しい一枚が撮影できます。9月の采女祭では花火や龍頭船が登場する華やかなイベントが開催されます。

スポット名猿沢池(さるさわのいけ)
住所奈良県奈良市登大路町(興福寺南側)
拝観時間24時間
拝観料無料
電話番号0742-22-0375
公式HPhttps://www.pref.nara.lg.jp/site/park/2683.html 

浮見堂

画像引用元:写真AC

鷺池(さぎいけ)に浮かぶ六角形のお堂で、水面に鏡のように映る幻想的な光景が話題のフォトスポット。奈良公園内の隠れた名所で、観光客の喧騒を離れた静かな時間を過ごせる場所として知られています。

桜の春、新緑の初夏、紅葉の秋、雪化粧の冬と、四季折々で違う表情を見せる絶景。近鉄奈良駅から徒歩約20分という立地で、奈良公園内の散策路の途中に立ち寄りやすいスポットです。

鷺池を一周する散策路は徒歩約20分で気軽に楽しめ、池の周囲の桜・紅葉と六角形のお堂のシルエットが美しい絶景フォトスポット。所要時間は約15〜30分。観光客の少ない朝7時〜9時頃の訪問がおすすめで、水面に映る浮見堂のシンメトリーな反射を撮影できる絶好のタイミングです。

スポット名浮見堂(うきみどう)
住所奈良県奈良市高畑町(鷺池中央)
見学時間24時間
見学料無料
電話番号【奈良公園事務所】0742-22-0375
公式HPhttps://www.pref.nara.lg.jp/site/park/index.html 

春日山原始林(世界遺産)

画像引用元:写真AC

1,000年以上にわたり狩猟と伐採が禁止されてきた聖域で、世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産。原始の自然がそのまま残されており、樹齢数百年の巨木が立ち並ぶ独特の森林景観を体験できます。

春日山遊歩道など複数のハイキングコースが整備されており、若草山や柳生方面まで歩く本格コースから、気軽に楽しめる短いコースまで選べる構成。古都奈良の自然と歴史を一度に体感できる、世界に誇る文化遺産です。

ハイキングコースは初心者向けの「春日山遊歩道」(約3km・所要時間約1時間半)から、本格派の「柳生街道」(約12km・所要時間約4〜5時間)まで多彩。歩きやすい靴と水分補給を準備しましょう。原生林ならではの巨木や苔むした石仏など、奈良市内とは思えない深い自然が広がります。

スポット名春日山原始林
住所奈良県奈良市春日野町・高畑町
散策時間約2〜4時間(コースにより異なる)
入山料無料
電話番号0742-27-2223
公式HPhttps://www.pref.nara.lg.jp/site/park/2587.html 

浮雲園地(うきぐもえんち)

画像引用元:写真AC

奈良公園内の広々とした芝生広場で、春日大社一の鳥居の北側に位置します。鹿たちが自由に集まる癒しの空間として、観光客や地元の人にも親しまれている名所。

桜や紅葉の季節は特に絶景で、芝生に座ってお弁当を広げる家族連れの姿も多く見られます。東大寺・春日大社・興福寺の世界遺産を結ぶ動線上にあり、観光途中の小休止にもぴったりの場所です。

春日大社一の鳥居からすぐの位置で、観光途中の小休止スポットとしても便利。所要時間は約15〜30分。広大な芝生広場は子ども連れのピクニックにもぴったりで、観光客の少ない平日の朝は鹿たちがゆったりと草を食む癒しの光景が広がります。年間を通じてイベント会場としても使用されます。

スポット名浮雲園地
住所奈良県奈良市春日野町(奈良公園内)
利用時間24時間
利用料無料
電話番号0742-22-0375
公式HPhttps://www3.pref.nara.jp/park/

奈良公園の見どころ:歴史・芸術・文化2選

奈良公園エリアでは、雨の日でも快適に楽しめる屋内施設も充実しています。なら仏像館で名宝を鑑賞できる奈良国立博物館、聖武天皇ゆかりの天平の至宝が眠る正倉院など、ここでは奈良の歴史・芸術・文化を深く知ることができる2施設をご紹介します。

  • 奈良国立博物館(1895年開館・なら仏像館で国内随一の仏像常設展示)
  • 正倉院(東大寺大仏殿北の天平宝庫・聖武天皇遺愛の品を保存する校倉造り)

奈良国立博物館

画像引用元:写真AC

1895年開館の歴史ある博物館で、なら仏像館では国内随一の規模で仏像を常設展示しています。本館(明治時代築の煉瓦造り)と新館・東新館の3棟構成で、奈良時代から鎌倉時代の名品を一堂に鑑賞できる充実の施設。

毎年秋に開催される「正倉院展」では、聖武天皇ゆかりの宝物が約60件公開され、全国からファンが集まる一大イベント。雨の日の観光にも適しており、ミュージアムショップやティーラウンジでゆっくり過ごせます。

正倉院展は毎年10月下旬〜11月初旬に開催され、混雑必至のため日時指定の事前予約制が導入されています。通常時の見学所要時間は約1時間半〜2時間。土曜日の夜間開館(20:00まで)は人混みを避けてゆっくり鑑賞できる隠れた狙い目の時間帯です。

スポット名奈良国立博物館
住所奈良県奈良市登大路町50
開館時間9:30〜17:00(土曜は20:00まで)
入館料一般700円/大学生350円
休館日毎週月曜日
電話番号050-5542-8600
公式HPhttps://www.narahaku.go.jp/

正倉院

画像引用元:写真AC

東大寺大仏殿の北に建つ天平宝庫で、聖武天皇遺愛の品々を含む天平文化の至宝を1,200年以上保存してきた宮内庁管理の校倉造り倉庫。正倉院宝物は奈良時代の文化交流の証として、国際的にも極めて貴重な存在です。

通常、宝物は公開されていませんが、毎年秋の「正倉院展」(奈良国立博物館にて開催)で約60件が公開されます。外観の見学は無料で、平日10〜15時に訪れることができ、その重厚な校倉造りの美しさを間近で観賞できます。

外構の見学は無料で、平日10〜15時のみ可能(土日祝は休み)。所要時間は約20分。校倉造りという独特の建築様式(三角形の木材を組み合わせた構造)は、湿度を自動調整する機能が備わっており、これによって1,200年以上もの長期間、宝物を保存できたとされています。

スポット名正倉院(しょうそういん)
住所奈良県奈良市雑司町406-1
公開時間10:00〜15:00
拝観料無料(外構のみ)
休観日土日祝・年末年始
電話番号0742-26-2811
公式HPhttps://shosoin.kunaicho.go.jp/

奈良公園の見どころ(番外編):グルメ・お土産2選

観光途中に立ち寄りたい奈良公園周辺のグルメ・お土産スポットも見逃せません。東大寺南大門の前に佇む老舗奈良漬店と、約100年の歴史を持つ春日大社の参道茶屋。ここでは、奈良観光の合間にちょっと一息つける2軒をご紹介します。

  • 森奈良漬店(東大寺南大門真向かいの老舗奈良漬店)
  • 春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)(春日大社参道の約100年の茶屋・万葉粥が名物)

森奈良漬店

画像引用元:写真AC

東大寺南大門の真向かいにある奈良漬の老舗で、観光途中に立ち寄りやすい便利な立地。酒粕の香り深い伝統的な奈良漬と、現代風にアレンジした新感覚の味わいの両方が楽しめます。

看板商品の「きざみ奈良漬」は、ご飯のお供にぴったりのきめ細かい一品。賞味期限が長く、お土産として遠方への持ち帰りにも最適。店頭では試食ができ、好みの味を見つけてから購入できる安心感も魅力です。

店内の試食コーナーでは伝統的な瓜の奈良漬から、現代風アレンジのきざみ奈良漬まで複数種類を試せます。所要時間は約20〜30分。賞味期限が長く(未開封で約半年)、お土産として全国どこへでも持ち帰り可能。ご飯のお供以外にも、チーズと組み合わせるなどモダンな食べ方も提案されています。

店舗名森奈良漬店
住所奈良県奈良市春日野町23
営業時間9:00〜18:00
料金例きざみ奈良漬 1,320円
定休日年中無休
電話番号0742-26-2063
公式HPhttps://www.naraduke.co.jp/ 

春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)

画像引用元:写真AC

春日大社の参道近くにある約100年の歴史を持つ茶屋で、奈良の名物・万葉粥や葛料理が楽しめる風情ある店。万葉粥は月替わりで季節の食材を使った優しい味わいで、奈良の伝統食を体感できます。

店内では葛もちやお茶も提供され、奈良公園散策の途中の休憩スポットとしても重宝されてきました。歴史ある建物の縁側でくつろぎながら、奈良時代から続く茶屋文化を感じられる貴重な体験ができます。

店内では万葉粥のセット(1,200円〜)や、葛切り・葛もちなどの単品メニューが味わえます。所要時間は約30〜45分。約100年の歴史を持つ茶屋の縁側でくつろぐ時間は、奈良時代から続く茶屋文化を体感できる貴重な体験。観光途中の昼食やおやつタイムにぴったりです。

店舗名春日荷茶屋
住所奈良県奈良市春日野町160(春日大社萬葉植物園入口付近)
営業時間10:30〜16:30
料金例くず餅 550円ほか
定休日不定休
電話番号0742-27-2718
公式HPhttps://www.kasugataisha.or.jp/ninaijyaya/ 

【関連記事】

まとめ

奈良公園には世界遺産級の古寺から日本三大夜景の若草山、原始の自然が残る春日山原始林まで、見どころが驚くほど豊富にあります。じっくり巡れば一日では到底回りきれないボリュームなので、興味のあるテーマ・エリアに的を絞って、ゆとりを持って観光するのがおすすめ。今回ご紹介した25スポットを参考に、自分だけの奈良公園散策プランを組み立てて、古都の歴史と自然を心ゆくまで堪能してください。

目次